前へ目次 次へ 40/134 紅梅の香りとともに消えゆく夢 日に日に心のささくれが酷くなる。 眠れない…。 イライラというよりもそわそわして落ち着かない。 頑張ったのに、もう認めて欲しいと思うのはやめた……。 それよりも、もういなくなりたい……。 この場所から、家族の前から……。 出版社なんかもう知らない。 全部嘘つきじゃないか! あれだけ一昨年の末までに出さないと、出版できないって言ったじゃないか! もう信用しない。 何も、誰も、信用しない……。 私の卵を渡すのは私が決める。