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姉妹の愚痴〜心身障害者への理解を〜  作者: 七宝しゃこ
もう疲れた、もう眠りたい、もう諦めたい
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2年前の夢

 ただ……夢だった。

 本当に大それたものだったかもしれない。

 でも、私は、自分なりの三国志を描きたかった。


 自分なりの世界観で、でも、ある程度徹底的に調べたり、友人に聞いたりして、考えた。


 そして、自分自身悩み苦しみながら、主人公たちと戦い抜いて完結させた。


 ホッとした……でも、ペットロスと同じように、小説ロス症候群になった。

 それだけ思いを込めた、本当に命を削った……書けるまで死ねない。

 書いたら死んでもいい。

 私の産んだ子供だ。

 こんな自慢の子供を産んだんだと、これでも誇りに思っていた。


 それほど愛した作品を……。




 今更ですが、賞に応募するのではなかったと思っています。


 契約書には、詳しく読むと、


『3ヶ月以内に第1巻を発売、それから順次10巻まで発売予定です。』


 とあった。

 契約を交わして、もう10ヶ月ほど経っている。

 一冊も出ていない。


 それにもう、なろうでは沢山の方が読んでくださっている。

 賞をいただいてから増えたけれど、それでも、ここで読んでくださっている方がいるのに、電子書籍で今更読んでくださるだろうか?


 お金の問題ではなく、気持ちの問題である。


 考えすぎると咳が出る。

 もう、風邪を治すことを優先しよう。




 どうして、私にばかり、こんな目にあうのか……不幸を集める女と読んだ方が良いだろうか?

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