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姉妹の愚痴〜心身障害者への理解を〜  作者: 七宝しゃこ
もう疲れた、もう眠りたい、もう諦めたい
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梅雨や台風の時期は

 目を覚ますと、身体を起こそうとするとすでに目が回るので、眼鏡とスマホにタブレットなどを置いている足元のテーブルに芋虫のように移動する。

 この間は、吐き出しそうな胃液を堪えてトイレに移動していたら、鼻から胃液が流れ、臭いと痛みで鼻うがいをした。

 そして、時間を見ると朝の4時半。

 ミニトマトを数個口に入れ、薬を飲むとそのままバターンと倒れ込んだ。


 又、目が覚めたのは9時。

 大家さんから心配されるものの、実は、まだ冬のボア生地のパジャマに羽織る上着を着ている。

 寒いのだ。

 ちなみにこの日の外気温は31度。

 エアコンもつけていない。

 しかし、半袖では生きていけない。

 そして、タオルケットではなく毛布を二枚着て寝ている。

 まぁ、この時間になると暑いのかなぁと思うのだが、寒い、だるいしか頭に回らず、ボーッとしていたがうつらうつらし始める。


 3度目は12時過ぎ。

 ようやく目が醒める。

 しかし、小説を書こうと思うのだが、ネタが出てこない。


「鼻から胃液のせいか〜」


と呟くが、テディベア達は当然返事がない。

 自分も元ネタが古すぎて寒い。


 仕方なしに、お湯を沸かす。

 でも、目的は足湯。

 冷え症と目覚めに楽かと思ったのだ。

 が、すぐ目が回り、お湯から足を出した。


 薬を飲んで祈る。

 元気になりたい。

 掃除をしたい。

 小説を書きたい。

 パッチワークやテディベアを作りたい……酷く焦る自分がいる。

 仕方がないと分かっていても、もう2度と泣きたくない。

 自立したいと思うのだ。

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