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姉妹の愚痴〜心身障害者への理解を〜  作者: 七宝しゃこ
もう疲れた、もう眠りたい、もう諦めたい
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ムカついた!珍しく激怒!

 ここ最近、私自身の風邪が長引き調子が悪いのと、父にお前はユエを甘やかしすぎだと言われたけれど、朝昼夕方と、寝る前と朝の3時にトイレに連れて行くようにしている。

 ユエさんは、うちでトイレしない子なのです。


 で、今日は久しぶりに土砂降りで、雨が小降りになった時に、連れて行こうと思って起こしたら、昼間熟睡で夜活動する爺ちゃん犬の怒りに触れ、左手を噛まれた。

 しかも、普通は噛まれると噛まれた本人……人間が痛みから逃げようと手を引くのに、もう一回噛んだユエさんの牙が、グイグイこっちに力を込めて追いかけるように食い込んでくる。

 とっさに、噛まれたまま、親指を広げた状態で、ユエの喉をつかむように押し付け、もう一回噛んできたらら、むせたのか手が外れた後、合計7ヶ所の穴から血が吹き出た。


 痛い痛い!


 手首を押さえ、滴り落ちる血を、ハンドタオルで拭いて、手に巻きつける。

 いつもは最高4ヶ所だったのだが、左手のひらに、四ヶ所穴が開き、手の甲の人差し指の付け根に一ヶ所、親指の付け根に二ヶ所と、その周りには引っかき傷のような傷が点在している。


 血が落ち着くのを待つ前に、それぞれの傷から膿になるばい菌を絞り出す。

 これがまた痛い。

 泣きながら一応すると消毒を簡単にして、今日の救急病院を確認する。

 家のすぐそばの大病院である。

 他の病院はない。

 仕方ないので、一応救急病院はあっているか確認の電話をする。


 犬に噛まれて痛みで腫れ上がっています。病院に行きますが、家から近いので歩いて行こうと思います。診てもらえますか?と聞くと、


「ご自分の通っている病院が開いていたらそっちに行って下さい」


とそっけなく言われました。

 時計は7時をさしてます。

 病院は夕方5時半までです。


「病院は閉まっていますので、お願いします。腫れてきているので……」

「来てもいいですが、救急病院ですので、救急搬送を優先にします」


 そりゃ分かっとるわ……呟く。


「救急病院は人も多いですし、最低でも二、三時間かかると思うので、大丈夫ですか?」

「手が本当に痛いんです」

「そうなんですか〜でも、ご自分で来られるなら重症患者ではないので。救急車で運ばれる患者が重症患者ですから、邪魔にならないようにして下さい」


 はぁぁ?


 今、何ってった?

 救急車に来てもらう距離じゃないから歩いて行くって行ったのに、歩けるなら重症じゃない?

 診てもないのに、断言するか普通?


 ムカついた私は、


「分かりました。じゃぁ、もうそちらにはいきません。明日。普段行く病院に行って、診てもらいますね?それに市役所と保健所に、そちらが、私の怪我は重症じゃないからそちらでは診ないと言ったと伝えておきますので、では」


とガチャ切りした。


 痛みと頭痛と吐き気で布団に倒れこんだ。

 キレるつもりはないが、いちいち気に触る言い方をする、しかも電話の応対マナーも出来てないもんだとただ呆れた。




 明日多分、切開手術だろうなぁ……。

 くそっ!

 この痛みの呪いをあの病院に送りつけてやる!

 とほんの少し思った。

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