出会い
ここは世界立召喚学校
この世界では、天使や勇者、悪魔など様々なものが
召喚でき、召喚者は召喚されるものが魔力でつくる指輪から
召喚することができる。
その指輪は直接、召喚されるものと会ってその指輪を貰わなければならない
ここは世界立召喚学校2年廊下
「はぁ」
俺はため息をついてその場に座った
俺は世界立召喚学校2年ザルーン ジュウ
皆から指無しのジュウと呼ばれている。
特に友達と呼べる人はいなくイジメを受けて
いたこともあった
特にコミュ障という訳ではなく俺だけなのだ。
2年になって召喚指輪を持っていないのは
他のヤツらは全員指輪を持っている。
なぜだ、なんで俺だけと憂鬱な気分になりながら教室についた
「お前まだ指輪もらえてねーのかよ」
そんな声がしたがいっさい気にしない
気にしたらまけだ
「そういやさこの前魔王城でゴールデン
スライミイ見つけたんだけど、俺にはこいつがいるからさ」
と部屋の中心で話しているやつらがいた。
ゴールデンスライミイはお金をどこからともなく出現させる悪魔の一種である
そんなやつと契約すれば俺は遊んで暮らせるじゃん、やったねと思いながら放課後魔王城に行ってみることにした。
魔王城に行くと言ってもワープホールを使えばすぐ行けるのである
「あいつ騙されて魔王城行きやがったそんなあぶねぇとこ行くわけねぇだろ」
「これだからあのバカはからかいがいがある」
そんな話等の本人には聞こえてなかった
魔王城それは昔から恐れられ誰一人としてそこに近付こうとはしなかった。
「やっとついた」
ワープホールを抜けて火山地帯の頂上にそれはあった
俺は恐る恐る近ずくと門は開いた
「何用だ」
奥から凄まじい冷気とおぞましさが溢れ出てきた
「あのぅここにゴールデンスライミイがいると聞いたんですが」
「入れ」
その声は俺を呼んでいた
中に入っていくとそれはまさしく魔王城と呼べる構造になっていて、とても俺が着ている布の服で入って行っては行けないような感じがした。
「そこをまっすぐ」
案内にそって行くと魔王の部屋であろう
部屋に入ってみると
「私に何か用?」
そこにいた少し年上の色っぽい女の人が
立っていてこっちを見ている
「あのぅさっきも言ったんですがゴールデンスライミイがいると聞きまして」
「そんなものはここにはいないわ」
「えぇっ」
思わず声をあげてしまった
じゃあなぜ俺はここに、、、
いやな汗が迸った
まさか滅多にありつけない人間の肉だからなとか
なんか言わないと、、、喰われる
「わっわたしはおおおおいしくありませんよ」
慌てて喋ると
「待って待ってあなたが喰いたくてここに呼んだんじゃないわ」
「じゃじゃあなんで、、、」
「あなたから大量の闇の魔力が出ていたからよ」
「それに惹かれたの」
一瞬何言ってんだろうと思ったが俺はイジメにあった時黒いオーラみたいなものが出ていたことを思い出す
「はぁ、それで俺に何をしろと」
「私の指輪もらってくれないかしら」
「えぇぇぇぇぇぇ」
俺は尻餅をついてその場に倒れこんだ
「私の名前はサタン アイゼルツ」
「現魔王よ」
始めて作ったので文字も間違いや修正したほうがいいところがありましたら気軽にお伝えください