亡者のコエ
亡者のコエ
貴方には見えていたのに、どうして? ねぇ、どうしてなの?
私の目が奪われる瞬間を見ていたのに。
なんで見過ごしたの? 貴方だけが見ていたのに。
貴方だけが私を助けられたのに。
それなのに、どうして何もしてくれなかったの?
怖くて、震えて、動けなくて。
冷たい手が眼窩に入り込んで。
プチプチとイヤな音を立てて。
どんな聲を上げてもそれは消えなくて。
怖くて、痛くて。
紅く染まった視界が無くなって、真っ黒になった。
もう、なにも見えないよ。
もう、なにも見えなくなっちゃったよ。
貴方がただ、見ていただけだから。
私から目が無くなっちゃったよ。
だから、代わりを貰わないとね。
見えていても何もできない貴方の目。
そんなモノはもう必要ないよね。
だから、私が代わりに使ってあげる。
貴方のせいで無くなったのだから。
貴方から貰うの。
だから、今から貴方の所に行くね。
無くした目を貰う為に。
だから、待っていてね。
もう、すぐ近くに居るから。
ほら、貴方のすぐそばにね。
これを見ている貴方の後ろに。
…………
どうも、337(みみな)です。
今回は『その目が見たものは』を読んでいただきありがとうございます。
本小説は、夏のホラー2013に向けて書いたものとなっています。
ホラーというジャンルは初めて書いてみたので、拙い所が多々あると思いますが、大目に見て貰えるとありがたいです。
一応、今回の小説にには元ネタになる都市伝説がありまして、それは「見えてるくせに」と言うモノです。
といっても、この都市伝説とは大分違う内容にはなっていますけど。
共通しているのは見たのに無視するのがいけないのと、登場人物が女子高生三人ということだけだったと思います。
まぁ、あとがきなのでこれ以上長く書くのは止めて、この後書く予定の活動記録で長々と書きます。
と言う事で、多少長くなってしまいましたが、あとがきもこれでおしまいです。
最後に、他にもいくつか小説を書いていますのでよかったらご覧くださ。
では、ありがとうございました。




