第8話 どうやら1日が終わるらしい
いや〜疲れたー。私はそう思いながら自分の部屋のベッドにダイブする。
今日は学校初日から色々なことがあったな。イベント事は入学式だけだと思っていたんですけども。
新しい友達が出来たり、委員会も図書委員になったり、それにまさかれいちゃんに再会した上に同じクラスになるとは、、、正直ビックリしすぎて入学式の記憶とかもう飛んじゃってるよ。
え、下校はどうだったのかって?大変だったよ、、
れいちゃんのファンみたいな人達が大量に押し寄せてくるし、、なんとか振り切ったよ。
それに何故かれいちゃんは穂乃果ちゃんとそのお友達(水野さんって言うらしい)に何故か冷たいし。ずっと笑顔だったのに目が笑ってなかったよ、、
なんとも気まづい下校時間だったよ。
まあ、何はともあれ家に着いたんだ。今日は早く体を休めようか。まずは制服を着替えて、お風呂に入って夕飯を食べて眠りにつくか。
「学校はどうだった?」
「楽しかったよ!あ、お母さん。れいちゃんって覚えてる?あの小学校の頃仲良かった。」
「まあ懐かしい。覚えてるわよ。あなた達凄い仲良かったじゃない。れいちゃんがどうしたの?」
「実は同じ学校だった」
「あら〜。良かったじゃない!」
「まあ、嬉しいんだけど、、」
お母さんもれいちゃんの変わり具合を話したら驚くだろうか。わざわざ言うことでも無いなと思いながら夕食を食べ終える。
今日は少し色々な事が起きすぎたな。疲れたので早めに寝よう。
「もう寝るの?」
「うん、ちょっと疲れたから。」
「おやすみなさいね。」
「うん、おやすみ」
寝るために部屋に向かうと妹の陽葵に声をかけられた
「あ、お姉ちゃん。」
「どしたの、陽葵。」
「高校はどうだったー?」
どうやら中学生の妹にとって高校というものが気になるらしい。
「楽しかったよ。校舎もおっきいし。」
「へ〜、いいなぁ〜。高校生ってなんか大人な感じするもんね!」
「あんた中学生になったばかりじゃない、、」
「まあね、おやすみねお姉ちゃん」
「おやすみ陽葵。」
部屋に入り電気を消しベッドに潜り込む。
今日はホントに色んなことがあったな。れいちゃんに再会したし、なんか態度は少し変だったけど、、どうしてだろうか?まあ考えるのはまた今度でいいか。
明日も頑張ろう、、、。