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第4話 どうやらホントに知り合いらしい

いやぁー、凄い入学式だったなぁ。特に新入生代表の挨拶、桔梗怜華とか言う人のスピーチが素晴らしかったね。ほんとに同じ人種なのだろうか?凄い美人だし大人っぽい子。なんか謎のカリスマ性?みたいなのがある気がするぞ、、、。

「ねぇー、ほんとだよねー。」

「うーん、あれは所謂アルファフィメール、、。あ、ところでさ、私あの子の事どっかで見たことある気がするんだよねー。」

「そりゃそうだよ。中等部の頃からこの学校1番の有名人だよ?」

「いや、私は高校からなんですけども、、、」

 まあ、考えていても仕方がないかと思った時、向こうから歩いてくる桔梗怜華の姿が、、

 あれ、いま一瞬こっちの事見た?いやいやいや、流石に気のせいか、と思いながらすれ違う。

 いや、待て待て、見たことある!やっぱり見たことあるし会ったことあるぞ。と思った私は

「れいちゃん?」

「!!!!!」

あれ、なんかすごい表情で固まってしまった。やはり人違いだったのだろうか。

「あ、すいません人違いだったようで、、ってうわぁ!」

桔梗怜華に突然抱きつかれてしまった。

いや、何が起こっているんだ?周りもみんな困惑しながらこちらを見ている。人の前で急に抱きついてきたこの女の子はもしかして本当に「れいちゃん」なのだろうか。



「れいちゃん」は私の小学校の頃のお友達だ。

うーん、苗字は覚えてないけど、、ってか教えて貰って無いかもしれないぞ。と、とにかく小学校の頃にとても仲の良かった子である。

少し内気で大人しい子、そして多分だけとあんまりクラスに馴染めていなかったのかなと思う。私が転校してきた日に隣の席だったのだ。その頃の私は怖いもの知らずの小学生だ。いや、小学生なんてそんなもんでしょ?とにかく話しかけまくってた気がするぞ。まあ、色々あって仲良くなったのだ。そして私を通じてクラスメイトととも仲良くなれていたと思う。元からとても良い子なのだ。きっかけがあればすぐ仲良くなれていたであろう、たまたまきっかけが私だっただけだ。でも中学校はどうやら私立の学校に行ってしまったらしくそのまま会うことは無かったのだ、、そう、今この瞬間までは、、

 


 

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