〜七振目〜 高校二年生
登場人物
瀬川隼人
この物語の主人公。高校二年生。野外活動部所属。
ごく普通の顔。意外と優しいが、なぜかモテないことを悔しがっている。
蟹江咲
隼人の同級生。野外活動部所属。隼人のことが好き。
可愛い系女子で、おてんばさん。隼人のことを「はやちゃん」と呼ぶ。モテているのかは不明。
後藤晴菜
隼人たちの高校の三年生。野外活動部部長。咲と従姉妹の関係。
美人かつ、可愛さも兼ね持つ頼りな先輩。成績が悪く、留年しかけた。
日曜日の昼、
「あの、その、はやちゃん?」
「ん?なに?」
「私、最近親友と喧嘩して、今ほぼ絶縁状態になってるんだよね…。」
「え、まじで?どうした。」
「詳しくは話せないけど、やっぱりはやちゃんとは違うなあって。そいつが。」
「はあ、その人が誰かは知らないけど、蟹江がどうしたいかだな。女子はいろいろねっとりしてるからなあ。」
「何?ねっとりって。ちょっと表現がきもい。」
「な、うるさいなあ。少しくらいいいだろ。」
「あと、私のこと『蟹江』って呼ぶのやめ。ちゃんと下の名前で呼びなさい。」
「え、うーん。まあ、それはいいか。」
「それなら今すぐ『咲』とでも呼びなさい!」
「え…さ、咲?でいいのか?」
「そうそう、それそれ!」
「はあ。まあそれでいいならいいけど。それで?僕に何を聞きたいの?」
「えーっと。あいつのことは忘れて、はやちゃんと親友になりたいの!いい?」
「うーん、それに許可というか承認っている?僕はそもそも咲のこと、親友だと思っていたが。」
「え!じゃあそうゆうことで。改めてよろしく。」
「うん、よろしく。」
「はい、握手しなさい。」
「えー。はいはい、分かったよ。」
それからというもの、より二人は仲良くなり、話す機会が増えた。
そして、今日からは…
「おっはよーはやちゃん!」
「ああ。おはよう。咲。」
「ついに今日から新年度。つまり、私たちは高校二年生なの!」
「そうだね。今日から後輩ができるって感じ。なんかいい。」
何気なく朝、教室で話していると、
「隼人?なんか後藤って先輩が呼んでるよ。」
「ん?分かった。今行くよ。」
クラスメートが教えてくれる。
「はやちゃん、私も行く!」
「おっけ。じゃあ行こうか。」
「おー二人とも!元気?」
「はーい!ぶちょーに会えていますっごく元気!」
「それならよかった。」
「それで、なにか御用で?」
「今日の部活、私、職員室行きだから、いけない。」
「何新年度からやらかしたんですか。部長。」
「それは触れないお約束。咲ちゃん、よろしくね。」
「はーい!」
というものの、部長は本当に何をやらかしたんだろうか。
「ねえ、咲?部長何やらかしたか知ってる?」
「いや、知らないよ。多分、去年留年すれすれだったからなあ。それだと思うよ。」
「なるほど。それは大変だな。」
放課後
「とりあえず、今日の部活も始めるか。」
「そうだね。とりあえず、ぶちょう居ないけど、部員の確保をしないと。ぶちょうが受験で辞めたら部員数が二人になっちゃうよう。」
「確かに。そんなことしたら、生徒会も黙ってないね。」
生徒会ーそれは学園内の部活で最も恐れられている存在。
部員数が三人未満になると、すぐに、部室にやってきて廃部の手続きをさせられてしまう。
となると…この部活も部員を一人でもいいから確保しなければいけないのか。
「なんか、勧誘できそうな案ない?」
「んー。やっぱりこうゆうことをするっていう部活だよ、ってことを大々的に宣伝するとかかな。
「あー。具体的にどんなことをしているのかとか。興味を持ってもらうのね。」
「そゆこと。たぶん、一番なのは食べ物かな。おいしい食べ物を作れる部活として覚えてもらいたいかな。」
「おー。咲にしてはなかなか考えたものだねえ。」
「でしょ。すごいから頭撫でて。」
は?何を言っているんだこいつは。
「え、どうして。」
「いいからいいから。」
僕の腕を強引に頭に持っていかれる。
「はい。それでいいの。」
「はあ。」
「とりあえず、体験をしてもらうためには、火を扱わないといけないから…。」
「「顧問探し。」」
「部長早く見つけてきてくれないかなあ。」
「いや、ぶちょうを待ってたら、ほかの部活に先こされて部員取られちゃうぞ。」
「じゃあ、一緒に探すか。」
「それを待ってた!」
とは言ったものの、あんまり、先生と仲よくないんだよな僕。
「だれか目星ついてるの?」
「うん。やっぱり可愛い先生でしょ。だから、中川先生でしょ。」
「え、あの美術の?」
「そうだけど。」
「うーん、まあいいのか。」
「よーし。じゃあ、今すぐ聞きに行こう!」
「それは無理だ。書類を作って、交渉しに行かないと。」
「えー。なんで?」
「先生が受理してくれないから。先生だって忙しいんだから。言葉だけじゃ忘れちゃうかもしれんだろ。」
「ふーん。じゃあ今日は何するの?」
「部活紹介シートの作成。生徒会が新入生に配るらしいから。」
「ほお。なるほど。じゃあ私それつくる!明日までにもってこればいい?」
「絶対にね。締め切り明日だから。」
「え、早くない?」
「みんな春休み中に完成させてるの。うちの部活、遊んでたから。」
「あれは遊びじゃなくて部活。これ大事。」
「とりあえず明日必ず持ってきてね。よろしく。」
「はーい。」
どうもーそーめんです!
昨日はさぼりました。正直にいます。スミマセン
明日はさすがに出すからね。




