〜五振目〜 瀬川家長女、瀬川美空
登場人物
瀬川隼人
この物語の主人公。高校一年生。野外活動部所属。
ごく普通の顔。意外と優しいが、なぜかモテないことを悔しがっている。
蟹江咲
隼人の同級生。野外活動部所属。隼人のことが好き。
可愛い系女子で、おてんばさん。隼人のことを「はやちゃん」と呼ぶ。モテているのかは不明。
後藤晴菜
隼人たちの高校の二年生。野外活動部部長。咲と従姉妹の関係。
美人かつ、可愛さも兼ね持つ頼りな先輩。咲と一緒で隼人のことを「はやちゃん」と呼ぶ。
瀬川美空
瀬川家の長女。中学二年生。
隼人の妹であり、料理もうまく、面倒見がいい。さらに現役JKによると可愛いらしい。
とりあえず、玄関で見送ったのはいいものの、どうしよ。
と思っていた矢先、
「にいに?あの女の人誰?にいにの友達?」
た、助かったぁ。わが妹よ、よくぞベストタイミングで帰ってきてくれた。
さっきは帰ってくるなとか思ったけど申し訳ないな。
「いや、僕の部活の部長さん。さっきまで勉強会するとか言ってたけど、なんか用事があるから帰った。」
「ふーん。」
「それで、ちょっと相談なんだけど。」
かくかくしかじかで。
「つまり、にいにの同級生と二人きり、て訳ね。いいよ、私じゃましないから。」
「そうじゃなくて、気まずいから一緒にいてほしいってこと。」
「あれ?にいに、こんなチャンス逃すの?今なら母さんと父さんに黙っていてあげるのに。」
「いや、そうゆうんじゃないから。」
「ふーん。ま、分かったわ。にいにの部屋に居座ってあげる。あとでお菓子頂戴ね。」
それぐらいなら全然だ。
助かったぞ。わが妹よ。
「それで、この子がはやちゃんの妹さん?初めまして。私、同じ部活の蟹江咲でぇす。」
「な、はやちゃんだと…。にいにそんな風に呼ばれてるの?」
「え、まあ。なんでかは知らないが。」
と小声で話していると蟹江がにらんでくる。
「ごほん。私は瀬川美空。このにいにの妹で、中学2年生の14歳。よろしくお願いします。」
「それで、ちょっと一人にさせるのはかわいそうなので、ここにいさせようと。」
「ふーん。なるほどぉ。」
「なんか、勉強とかしなくてもいいから、美空と遊んでやってくれ。」
「はあーい!」
一方そのころ晴菜は…
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ふう。何とか抜け出せたけど…。
いきなり…ね。さすがにあんな事やこんな事はしないよね。
心配だなぁ。
ちなみに部長会議は嘘よ。
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「ジュース飲む?にいにと、咲ちゃん。」
なんでこんなに仲良くなってるんだ。この二人。
やっぱり蟹江のやつコミュニケーションお化けの陽キャだったか。
「飲むー!美空ちゃんありがとう!」
こいつもこいつで食いつくなよ。
「にいには?」
「え、じゃあもらうよ。」
ちょっと待って、この一瞬だけ二人じゃん。
気まずさMAXだけはやめてくれ。
「はやちゃん、今日はありがとうね。」
「お、おうよ。こっちこそ、いきなり妹入ってきて悪かった。」
「いいよ。あの子可愛いし。本当にはやちゃんの妹とは思い難いね。」
「あいつが可愛い?うそだろ。」
「えー?はやちゃん。あの可愛い妹、大事にしないとだめだよぉ。」
なんやこいつ。
「はいどうぞ。オレンジジュース。」
「おーありがと美空ちゃん!」
「ありがとな美空。」
オレンジジュースをごくごく飲む。
…これどこのオレンジジュースだ?これうまいぞ。
その後、二人が好きなアニメや漫画、ドラマなどで盛り上がり、
僕が話についていけずに、浮いて、
いつの間にか3時間くらいたった。
「はやちゃんと、美空ちゃんありがとー!」
「ばいばーい!咲ちゃん!」
ふう、疲れた。
めちゃくちゃ疲れた。
この美空め。めちゃくちゃ仲良くなって。
「にいに。あの人いい人だね。」
「そうだね。」
「思わず私、最初あった時に、にいにの彼女かと思ったよ。」
「いや、それはないんじゃないかな。蟹江のやつ、たぶん僕のこと何とも思ってないと思うよ。」
「うそー。それはないって。」
「うん。絶対にないね。」
兄妹がいるところであれだけ話せる蟹江を少し尊敬しつつ、
「にいに、明日、お母さんと、お父さん、また家にいないんだって。」
「えーっと。それがどうした?」
「また、咲ちゃん呼ぼうよ。こんどは私抜きで。」
何を言っているんだこの人。
「えー。なんでそうなるの。」
「なんか言った?文句あるのなら、えっちい事してたってお母さんに言っちゃうよ?」
「え…やってないし、どうしてそんなに強制されるのよ。」
「あ、言っちゃお。」
「はいはい。分かったから。呼ぶから。」
「はい。それでいいの。」
どうして、そうなるのか。
どうもーそーめんです!
書きたいものをかけてとても幸せなそーめんです。
なにを企んでいるのか…妹ちゃん。




