表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
100/182

インターバル

翌日。

ダイコクさんは案の定商売についての話を持ち出してきた。


「島野はん、魔物同盟国からわては何かと仕入れをしたいんやが、ええか?」

ひょうきんなその顔からは何がなんでもやるとの意思を感じた。

ルイベントは物資が足りてないのだろうか?

詳細を聞くのは憚られるのだが・・・


「ダイコクさん、それは俺に言ってもどうにもなりませんよ。俺はこの国のアドバイザーでしかありませんからね、ソバルや首領陣と話し合ってくださいよ」

ダイコクさんはそうなのか?と言う表情をしていた。


「さようか?自分、もっと欲張ったらどうやねん?商売人としても一流の腕を持っとんのやさかい」

お褒め頂き光栄です。

でも俺は商売人ではありませんよ。


「いえ、俺はもう充分に南半球で稼がせて貰ってますので結構です」


「それは御大層なことやないか、ほなソバル達と話しおうてくるわ」


「お手柔らにしてやってくださいよ」


「分かっとるわ、ソバルはわての息子みたいなもんや、あいつにはちゃんと商売を教えたらなあかん。それにかつてないぐらい神力が回復しとるんや、今やらんでどうするっちゅうねん」

ダイコクさんはやる気満々だ。


「よろしくお願いしますね」


「島野さん、またっす」

ダイコクさんはライルを連れて立ち去っていった。




俺はサウナ島に帰ることにした。

ちゃんとギルに一声かけてからね。

ギルに言っておけば何かあった時に直ぐ転移扉が開けるからね。


俺はサウナ島に帰ってきた。

随分久しぶりに感じる。

最近は魔物同盟国で寝食を共にしていたからね。


事務所に行くとマークとロンメルが打ち合わせを行っていた。

こいつらには面倒を掛ける。


「あれ?旦那、久しぶりじゃねえか」

ロンメルが俺を見つけて挨拶をしてきた。


「島野さん、お久しぶりです」

二人が立ち上がろうとするのを俺は手で制した。


「久しぶりだなお前達、調子はどうだ?」


「万事順調ですよ、最近ではいろいろと慣れてきましたよ」

マークは自信ありげだ。


「そうか」


「商人の追い払い方もやっと板に付いてきましたよ」

随分と逞しいことだ。

サウナ島はこいつらに任せておけば大丈夫だろう。

いよいよ社長の座を譲っても良いのかもしれないな。

俺は名誉職の会長にでもなった方がよさそうだ。


「旦那どうしたんだい?何かあったのか?」

ロンメルが伺ってきた。


「何かあったといえばあったな。近々神様ズと会議をしたいんだがいつなら集まりそうだ?」

それを受けてマークが答える。


「三日後が報酬の日になってますので、その時でどうでしょうか?」

スケジュールの把握もお手の物みたいだ。


「分かった、じゃあ俺は行かせて貰うぞ」


「どうぞ、あっ!そうだ、ゴンガス様が帰ってきたら寄って欲しいと言ってましたよ」


「親父さんが?じゃあ寄ってみるか」


「旦那は今日の夜はこっちかい?」

ロンメルが呼び止める。


「いや、特に決めてないぞ」


「久しぶりに晩酌でもどうかと思ってな」


「そうか、付き合うぞ」

ロンメルとマークは嬉しげだ。


「分かったファミリーの皆に声を掛けておくよ」


「任せる」

ファミリーか・・・初期メンバーのことだな。

こいつらと飲むのも久しぶりだな。

俺はゴンガスの親父さんの所に向かった。




赤レンガ工房に行くと親父さんがちょうど作業を終えて休憩していたところだった。

バイトなんだろうフレイズもいた。


「お前さん、久しぶりだの」


「島野!久しぶりだな、ガハハハ!」

フレイズは相変わらず煩い。


「どうも、親父さん何か用事がありましたか?」


「おお、まずは座れ、北半球はどうだの?」

俺はソファーに腰かける。


「ええ、いろいろとありまして、三日後の報酬の日に皆さんと会議を行おうと考えていたところです」


「そうか、何か北半球で新たな素材となる物でも見つけておらんかと思っての?」

なんちゅう利く鼻を持っているんだ。

怖いぞ、正直。


「どういうセンサーを持ってるんですか?呆れますよ」

親父さんはにやけている。


「そんなことだと思っておったぞ、儂の勘は鋭いからの」

今度はドヤ顔だ。


「やれやれ」


「いいからはよ出さんか」

手を差し出されてしまった。


「分かりましたよ、まったく」

俺は『収納』からリザードマンの鱗を取り出した。

親父さんに手渡すと鱗を叩いたり表面を撫でたりしていた。

リザードマンの鱗を余念無く確かめている。


「これは何だ?」


「これはリザードマンの鱗です」


「リザードマン?」


「はい、魔物ですよ」


「なんと魔物とな?狩ってきたということかの?」


「いえいえ、違いますよ。詳しくはまた今度話しますが、魔物の国を造りあげたんです。その魔物の仲間の一種族がリザードマンで、彼らから鱗が生え変わった時に何かに使えるならと提供されたんです」


「魔物の国を造り上げただと?お前さん・・・相変わらず出鱈目だの。呆れるわい」

ふっ!やり返してやったぞ。


「魔物の国ではこれを皿などに加工して使ってますよ」

フレイズは暇そうにソファーに横になり出した。

遠慮も無く欠伸をしている。

リザードマンの鱗には全く関心が無いみたいだ。


「なるほどの、この素材なら軽くて頑丈だ。食器類なら落としても割れないから良いのう。防具の素材としても使えそうだの」


「魔物の鍛冶師が皮の鎧に加工して、急所をガードする部分に張ってましたよ」


「ほう、北半球にも立派な鍛冶師がおるようだの」


「ええ」


「ふむ、一度会ってみたいのう」

親父さんは魔物に抵抗がないみたいだ。

そもそも魔物を知っているのか?

さっきの発言からは知らないだろうとは思うが。


「俺としては親父さんに弟子入りさせたいぐらいですよ」


「そうか・・・久しぶりに弟子を採ってみるかの」

満更でもなさそうだ。


「ちょっと待ってください、まず素材はいいとして北半球とどれぐらい交流を持つのかは他の神様達と話合うべきでしょう?」


「そうか・・・そうだの。儂の一存とはいかんのう、しかし話を振ったのはお前さんだろうが」


「でしたね・・・まあそういった点含めて三日後の会議で話し合いましょう」


「そうだの・・・」

親父さんはまた俺に手を差し出した。


「何ですか?」


「他にもあるんだの?」

何ともあざとい・・・

どうしてこうも鼻が利くんだろう。

まさに神業だな。

俺は『収納』からアラクネの糸を取り出し、親父さんの差し出された手に渡した。


「はやりあったか」


「これ以外はもうありませんよ」


「・・・」

親父さんは俺の眼をじっと睨みつけてきた。

そんな眼で見られても無いものはないんだって。

嘘はついてないっての。


「嘘はついてないみたいだの」


「俺が嘘を付いたことがありましたか?」


「無いのう・・・」


「でしょ?」

俺の反撃も意に介さず、親父さんはアラクネの糸を捏ねくりだした。


「うーん、これもいいのう。丈夫な上に伸縮性もある。最高の素材だの」


「ですよね」


「それでお前さん、どれだけ準備出来る?」

気の早いことで。


「そこが問題なんです」


「というと?」


「北半球は南半球と金貨が違うんですよ、南半球の金貨を北半球に持ち込んでも使えないと思うんですよね。魔物達がこのサウナ島にやってきてもいいというなら話は簡単なんですけど」


「そういうことか・・・物々交換が妥当というところだの」


「そうなりますね、今はそれ以外ないと思いますよ」


「北半球では何が求められておるんだ?」


「今は魔物の国しか知りませんが、魔物の国も衣食住には困らない状況になっています。足りないものは技術力ですね」


「技術力か・・・難しいのう」


「とは言ってもそこに拘らなくても、何かと足りてないことに変わりは無いので、どんなものでもある程度は喜ばれるとは思いますよ」


「そうか」


「一先ずリザードマンの鱗とアラクネの糸を準備させておきますよ、今は手元にあるのはこれだけです、差し上げますよ」


「元よりそのつもりだの」


「・・・」

ほんとにこの人は・・・好きにしてくれ。

全く、いい加減遠慮を覚えてくれよな。


「フレイズ、二酸化炭素ボンベのバイトは順調か?」


「おお、マークに定期的にお願いされてやってるぞ、こちらとしても助かってる」


「そうか、またサウナビレッジに忍びこんでないだろうな?」

フレイズはしまったという顔をしていた。


「お前な・・・仮にも上級神だろ、自覚は無いのか?」


「辛くて旨い物が何でスーパー銭湯では食べられないんだ?そのことの方が問題だろうが!」

確かに・・・これまでは棲み分けとしていたからそうしていたが、そろそろ変えてもいいかのしれないな。


「しょうがないな・・・スーパー銭湯でも食べれる様に検討してみるさ」


「本当か?!」

フレイズはソファーから飛び起きた。

そうとう嬉しいみたいだ。


「お前、それほどのことなのか?」


「そうだ!我にしてみれば切実な問題だ!麻婆豆腐とスパイシーピザ、なんと言っても台湾ラーメンを食べられないなんて、我には地獄の苦しみと同じだぞ!」

地獄の苦しみって・・・大袈裟だろうが。

神が地獄とかって言うなよな。


「分かった、分かった、何とかしてやるから安心しろ」


「島野ー!恩に着るぞ!ガハハハ!!」

やれやれだ。

俺は赤レンガ工房を離れることにした。

アホのフレイズに構ってはいられない。




そろそろ髪を切りたいなと思い美容室アンジェリに向かうことにした。

でも予約は要れていないから切っては貰え無いかもしれないが・・・

美容院アンジェリに着くと店の中に入る。


「あ!島野さん、お帰りなさい」


「ほんとだ島野さん、お帰りなさい」

メグさんとカナさんが独特な挨拶をしてくれる。

身内と思ってくれるのは嬉しいが少々照れる。


「あれ守っち久しぶりじゃない、元気してた?」

珍しくアンジェリっちが奥の休憩室でゆっくりしていた。


「まあね、元気だよ」


「どうしたの?」


「予約は要れてないけど、もし可能なら髪を切って貰えないかなと思ってさ」


「いいよ、今からならね」


「そう、じゃあよろしく」

俺は適当に空いているカット台に座る。

通い慣れたお店。

気心しれた店員。

アットホームな感じに心が和む。


「いつも通りでいい?」

アンジェリっちが鏡越しに問いかけてきた。

いつも通り、要はお任せである。


「いいよ」

アンジェリっちが俺の髪に集中する。

どうしようか思案中みたいだ。

不意にハサミを持ち出してカットを始める。


「それで、北半球はどうなの?」

ここでそれを聞くかね。

話せる訳が無いでしょうが・・・


「ここで話せる内容ではないな、三日後の報酬の日に会議をするからそのつもりでいて欲しい」


「分かったじゃんね」


「お店は順調か?」


「まあね、何とかスタッフが育ちだしてきたから、忙しさは前ほどではないわよ」

確かに見かけないスタッフが三名ほどいた。

全員美女なのはたまたまなのだろうか?

顔で選んでないか?


「それは良かった」

そういえばゴブコはお洒落が気になるのだろうか?

気になるに決まってるよな。

年頃の女の子だもんな。

北半球に美容室はあるのだろうか?

人族の国や街にはあるんだろうな。

魔物の国には要るのだろうか?

そりゃあ欲しいよな。


「最近はあっちで寝泊りしてるんだって?」


「ああ、俺達用の家を建ててくれたんだよ。使わない訳にはいかないだろ?」


「へえー、そうなんだ。家を建ててくれたって凄いじゃんね」


「まあね」

こんなやり取りを俺達は楽しんだ。

アンジェリっちとは話のテンポがよく合う。

たまに砕けすぎた言葉を彼女は使うが最近では気にならなくなってきた。

俺はもはや方言だと思っている。

そうこうしているとシャンプー台に誘導された。

どうやら髪を切り終えたようだ。


オゾンセラピーを受けるのも久しぶりだ。

そうそうこの独特な匂い、毛穴の中から汚れが落ちていくのが分かるぐらいだ。

思わず眠りそうになってしまった。

まずい、まずい。


オゾンセラピーを終えカット台に誘導される。

魔道具のドライヤーで髪を乾かしてもらう。

地味にこの髪を乾かして貰うのが好きなんだよな。

魔道具のドライヤーを魔物の国にも持ち込むべきなんだろうな。

等と考えていると仕上がっていた。


「はい、お終い」

アンジェリっちに肩を叩かれた。


「そう、ありがとう」

流石はアンジェリっちだ。

三十分と掛かっていない。

受付で料金を支払って俺は美容室アンジェリを後にした。


「じゃあ、アンジェリっちまたね」


「またね~」


「「いってらっしゃいませ~」」

メグさんとカナさんの独特な挨拶が響いていた。

やれやれだ。




俺は久しぶりにスーパー銭湯の大食堂の厨房に入った。

メルルはちょうど休憩の時間だった。


「メルル、久しぶりだな」


「島野さん、ご無沙汰じゃないですか?それでどうしたんですか?」


「いや実はな」

俺はこれまでのサウナビレッジとの食事内容の棲み分けを無くすことをメルルに告げた。


「いいですよ、造り方はここのスタッフはほとんど知ってますし、そもそも厨房のスタッフ用に裏メニューとしてこっそり作ってましたから」

マジか?!

なら話は早い。


「じゃあ明日からそうしてくれ、フレイズが連日食いに来るだろうからよろしくな」


「フレイズ様ですか?あの人辛い物に目が無いですからね。何度かカツカレーをもっと辛くしてくれと言われましたからね」


「あいつらしいな、まったくどこが上級神だよ」


「ですね、島野さんは今日はこっちですか?」


「ああ、そのつもりだ。ロンメルからはまだ聞いてないのか?」


「聞いてないですよ」


「ファミリーで今日は晩酌をしたいって言ってたからな」

すると裏口を跨いでちょうどロンメルがやってきた。


「なんだ旦那がいるじゃねえか、メルル旦那から聞いたか?」


「今丁度ね」


「じゃあそういうことなんでよろしく」

ロンメルはさっさと立ち去ってしまった。


「あいつもなんだか忙しそうだな」


「そうですか?ロンメルは前からあんな感じですよ。要件が済んだらじゃあなって」


「そうか?」

相手によって対応を変えてるんだろう。

ロンメルは器用な所があるからな。


「何か食べていきますか?」


「そうだな・・・じゃあ台湾ラーメンを頼む」

話してたら食べたくなってきてしまった。


「早速ですね、準備しますよ」


「よろしく」

俺は大食堂に入り、久しぶりに台湾ラーメンを食べることにした。

お客の数名からはそれを見て。


「おお!遂に解禁か?」


「ここでもサウナビレッジの食事が食べれるのか?」

早くも評判になっていた。


「すまないが明日からだ」

俺はお客に詫びつつも台湾ラーメンを堪能した。

にしてもこんなに辛かったっけ?

ゴブオクンがこれを食べたらどんな反応をするんだろうか?

きっと辛くて死にそうだべ~、とでも言うのだろうな。

明日にでも料理班にレシピを教えてやろう。

それにしても汗が止まらん。

これはいかん、風呂とサウナだな。


俺は食後に一度家に帰って、風呂の準備をして一目散にスーパー銭湯に駆け込んだ。

サウナ島のスーパー銭湯も久しぶりの様な気がした。

週末は日本に帰っているのでおでんの湯は久しぶりには感じないが、ここは久しぶりに感じる。


まだ昼過ぎの所為かお客は少なかった。

客数が少ないからサウナの温度も高めだ。

体感的には百度に届くぐらいだ。

やっぱりここのサウナも気持ちがいい。

自分で造っておいてなんだが最高のサウナだ。

良い感じで汗をかいていた。


掛け水をしてから超冷水風呂に入る。

身体が一気に熱を奪われる。

そして水風呂に入る。

ゆっくりと身体から熱が去っていく。

パパとギルの部屋に入りインフィニティーチェアーに腰かける。

『黄金の整い』の時間だ。


はやり北半球よりも神気が濃い。

充実感がある。

最高だ!

はあ~、整った~。


久しぶりのサウナ島のスーパー銭湯をこれまで以上に満喫出来た気がした。

北半球にもスーパー銭湯を造ろうかな?

魔物の国には特産品はいくつもあるが、目玉となる物は図書館となりそうだ。

特に漫画の人気は凄い。


図書館は無料だ。

直接利益には繋がらないが、それをマグネットに宿屋や定食屋、屋台や服飾屋等でお金は落としてくれるだろう。

魔物の国にとってはそれでも意味があるが、それ以上にする必要があると思う。


スーパー銭湯の建設となると一筋縄ではいかないが、今のあいつらなら可能だと思う。

それに俺のアドバイスで更に盤石となるだろう。

出来ればこのスーパー銭湯を先ずは見せて、体験させてやりたい。

特に建設を行うであろうオクボスやゴブロウには見せてやりたいな。


魔物の一団がスーパー銭湯にやってくる・・・

俺にとっては違和感が無いし、別にいいじゃないかと思う。

だが他の者達はどう思うのだろうか?

まず南半球の人達は魔物の存在を知らない。


突然現れる知らない種族にどんな反応を示すのだろうか?

それもこれまでに見て来なかった生体の者達だ。

アラクネ達やジャイアントキラービー達は獣スタイルを見せる訳にはいかないだろう。

ほどんど獣と変わらないからな。

まあ人化が出来るから問題ないだろうけども。


オーガは唯一魔人と変わらない、というかほぼ魔人だ。

コボルトとオークは獣人に見えるのか?

無くは無いか?

ゴブリンは肌色以外は人族と変わらないか?

よく分からん、見る人次第だろうな。


恐らく初期メンバー達は何とも感じないだろう。

俺が連れて来たとなれば猶更だ。

あいつらはそれなりに修羅場を潜っている。

種族の差なんて関係ないと受け取るだろう。

それに俺の思考に近づいているだろうからな。


神様ズはどうだろうか?

驚きはするだろうが、だから?といった具合だろう・・・だぶん。

オズ辺りは始めは警戒するかもしれないが・・・

問題は常日頃このサウナ島を利用してくれているお客達だ。

どんな反応になるのか想像もつかない。


会議を迎えるにあたって俺は考えなければならないことの多さを感じていた。

さて、どうしたものか・・・


その後俺はマーク達初期メンバーと宴会をすることになった。

ギル達島野一家はこんなことになるだろうとサウナ島に帰ってきていた。

テリーやフィリップ、ルーベンやリンちゃん、レケ達も加わってきた。

レケとエクスは俺達を見つけるなり駆け寄ってきて。


「寂しかった~」

と泣いていた。

おいおい、大丈夫か?

その後二人は調子に乗って飲んだくれていた。

宥めるのに大変だった。

やれやれだ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ