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第9章 イベント開始

「どうぞよろしくお願いしますね^^」

奴はそう言って俺の方へ向いてきた


『よっよろしくお願いしますわ...』

どうしてこうなった。

こうなっちまったんだ...


__遡ること3時間前

昨日は攻略対象達に絡まれて大変だった。

俺は同性の友達であるヒロインちゃんとは一緒に登校していない。ボッチ登校している。

田舎貴族にとっては上位者で王都貴族にとっては蔑む存在。

クラスで浮きまくっている。

その時おおよそその時絡まれたんだろーなって言う感じのヒロインちゃんが教室に入ってきた。


『大丈夫でしたの?』


「えへへ..まぁね。少し啖呵切っちゃったけど」

何しとんねん。

まぁ原作通りっちゃ通りなんだけどな...

てことは今日は


「皆さんには今日、二人一組で森を探検してもらいます」

と先生が言う。

このイベントの最中にヒロインとヒロインが選んだ攻略対象が未開のダンジョンを発見し、親密度が上昇、さらにチュートリアル戦闘から封印された伝説のボス(魔王)との戦闘に入る。

まぁボスは負けゲー何だけどね。


「ということでこれから各自ペアを作ってここまで来てください」

先生が集合場所を指し、解散となる。

このイベントって悪役令嬢だった俺はその時すでに作ってた囲いと行くんだけど俺の場合どうなるんだ?ぼっち?

囲いでも何でも作っとけばよかった。


『フーカさん、一緒に組みませんk』


「ユリシャ嬢、朝は私と行くと言ってくれたよな。」

げ、ラルトの野郎...

先回りしやがって...


『はてさて、どなたかペアになれる方はいらっしゃいませんこと?』


「「「ちょっと無理かな、ペアいるし」」」

余ってた昨日のゴリラ、メガネ、クソガキの三銃士に目をやったが断られてしまう。


「おや、ヘルベルク嬢。私と組んでもらえませんかね?」

そしてやってきたこの男、ガンマである。


「い、いいんじゃねえか?」

ゴリ...いやリットが肯定する。

多分こいつら、こいつが謎すぎて組みたくないのかも。

ミステリアス系だもんね初見は

ただのストーカーだけど


ということで今に至るのである。

各自森の探索を始める。

ヒロインに付いていこうと思ったが物語補正なのか分からないが逸れてしまった。


「私、貴女...ユラと呼んでも?」


『好きにしなさい』


「ふふっ。ありがとうございます。ユラに興味があったんですよ。王子達をコケさせたあの時から。」

ゲッ見られてたのかよ。

待てよ。ってことは...


『あら?見てらしたの?というかそれより前からフーカさんに興味、いや好意があったんじゃ?』

驚いた顔をされる。

へっ!!


「ふむ、そこまで読まれているとは。おや?」

途端に風が強くなる。

かなり強い。下手すると吹き飛ばされるくらいに。

少し目を開けて見えたのは


『ドラゴン...!?』

この世界におけるドラゴンは人化もできないし絶滅危惧種でもない。中難易度程度のダンジョンのボス辺りにいるような奴である。だが今のままじゃ厳しいかもしれない。


「おやおやドラゴン、ですか。はてまた奇妙な。こんなところにいるとは。」


影をドラゴンの足に巻き付け飛んでみるもめっちゃ尻尾で殴られ、地面に凄い勢いで弾かれる。


「倒れましたか、まぁ田舎者には無理でしょうねぇ。」


『動いていない方が文句を言わないでくださる?』

ボコッと音をたてながら土から出ていく。


「ほう、すごいですね。今ので擦り傷とは。」


『何重にも盾とクッションを貼ったまでよ。』

本当にギリギリだった。


「ふむ、少しユラの評価を上方修正しておきました。

 私の能力なら敵の元まで送れますがやりますか?」


『あなたは攻撃しないの?』


「ガンマと呼んでください。攻撃技は練習してないんですよ。」



『じゃあ。私とあなた...ガンマさんとの共同戦線ね』

「ふふっ。ユラならできます。ぶっ倒してやりましょう。」


公式にすら明されなかった彼の能力が今、目の前で発動しようとしている。


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本日も読んでくださりありがとうございます!!

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