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短編の連載版を始めました。
読んでいただけると、嬉しいです。
よろしくお願いします。
「僕も『ルー姉様』って、呼ぼうと思う」
家族揃っての、大事な朝食の時間。
ギルの唐突な発言のおかげで、うっかり特製のオムレツにナイフをぶっ刺してしまった。私は大好きな半熟トロトロのオムレツを、味だけでなく、いかに崩さず堪能できるかも楽しみの一つにしていた。それなのに、今日は一刀目で失敗。もうこれだけで、今日の運勢が悪い気がする……。
オムレツの敵であるギルは、真剣そのもので、なぜか私の返答を待っている。
嫌味っぽく長いため息をついた兄様が、呆れた表情をギルに向ける。
「それでは、あいつと同等止まりだぞ?」
ギルが兄様を睨み、声を荒げる。
「兄上は悔しくないの? 家族だって姉様を愛称で呼んでいないのに、見たこともない男が、勝手に『ルー』とか呼んでるんだよ?」
見たこと、あるよね? 同じ学園に通っているよね。
普通なら最小限に抑えた、食器の触れ合う音しか聞こえない静かな朝食の時間。十六歳と二十三歳の兄弟喧嘩が勃発しています。
兄様が不意に私を見る。
「!……」
兄様にウットリとした顔を向けられた私は、動揺してオムレツにフォークを押し付けてしまった。私のオムレツは、今日はスクランブルエッグ状態だ。
「可憐で美しく、聡明で慎ましい。そして優しく慈悲深い。ルイーサの美点をあげたらきりがないが、その全てが集約された名が、『ルイーサ』だ。私はこの名を呼ぶ度に、常に深い愛情を注ぎこんでいる。愛称なんて小手先だけの子供騙しなど、私の相手にはならん!」
陶酔した状態から、徐々に興奮し、最後は激昂。兄様の精神状態が心配です。
「ちょっと、それじゃ僕の愛が兄上に劣っているように、姉様に聞こえるじゃない。止めてよ!」
「『劣っているように』ではない。実際に劣っているのだ」
尚も兄弟喧嘩は続く……。
困った私はお母様に助けを求めるが、母は何事もないように食事をしている。そして私の視線に気が付くと、ニッコリ微笑んだ。
え? これ、無視できる状況? あれ? おかしいのは、私? 兄弟喧嘩は幻覚?
改めて二人を見ると、依然として、私に対する愛情の深さを競い合っている。
兄と言えば、冷静沈着で物腰柔らかな人だと思っていた。物事を見極める能力が高く、駄目だと思ったものは、私情を挟まず切り捨てられる。
仕事の上なら相手の機嫌を取ることも厭わないが、利益が出ないものに対しては無関心。普段は海を渡り歩いて各国を回っているから、家にいる日は数えられる程度だけど、物静かで多くを語らない印象だった。
それが、これ?
「いいか、ギル? いつも言っているが、お前は勘違いをしている。ルイーサに対する愛を声高に叫べば、その分だけ愛情が深まると思っているな。それは間違いだ。お前の方法は愛情の押し付けだ。お前の自己満足度が深まっただけだ」
ギルが歯を剥き出しにして唸っている。
あれ? 天使って、犬みたいに唸るっけ? 私の天使の基準って、多分おかしいんだな。どこかで間違えちゃったんだね。改めないと……。
ギルはつい触りたくなってしまうフワフワの髪に、美しい紺色の瞳。この真ん丸な瞳に見上げられると、「天使!」と思ってしまうのよ。いつもニコニコしていて、可愛くて甘え上手で、私の後をついて回って子犬のようだった。
毒など吐いた事のない、私の天使だったはずが……。
「僕はね兄上とは違い、姉様に対する愛情で溢れているんだよ。永遠に枯れることなく常に湧き続ける、この気持ちを言葉にしなければ、僕は溺れ死んでしまうんだ。胸にしまっておける程度の愛情しかない人には、理解できないと思うけどね!」
何? この泥沼感? 一体、何が起きているの?
使用人達もさぞ困っているだろうと、周りを見回してみるけど、至っていつも通り。誰も気に留める様子がない。「平常運転です」って感じしか窺えない。 これは……、十年間この調子だったということ? 私が王太子に夢中になりすぎて、周りが見えていなかったの? どんだけ夢中だったの? これが見えないって相当よ。
パンッと乾いた音が、食堂に大きく響く。
お父様がテーブルにナプキンを叩きつけた音だ。
「アロイス、ギルベルト。お前達二人に言っておくことがある」
お父様に睨まれた二人は、さすがに居住まいを正す。
そうよね、朝食の席で、いい年した二人が人目もはばからず兄弟喧嘩なんて、叱責されて当然よ。今まで見過ごされていたのが、不思議なくらいだわ。
しかも喧嘩の原因が私への愛情の深さって……。幼稚園児じゃないんだから。
立ち上がったお父様は、威圧的に二人を睨みつける。
「ユリアーネとルイーサに対する愛情において、私を超えるの者は、どこにも存在しない。それを弁えた上で言動しろ」
えっ? ここは諫める場面じゃない? マウントを取ってどうするの?
お母様が苦笑交じりにため息をつき、二人が反論しようとしたところで、有難い横槍が入った。
「旦那様」
執事のダミアンが入り口から一切無駄なく、真っ直ぐにお父様へ向かって歩いて来る。
いつも完璧な振る舞いで隙が無く、常に無表情なダミアン。笑顔なんて片手で数えられる程度しか見た事がない、そのダミアンが、「来ました」と嬉しそうに顔をほころばせた。
ダミアンの報告を聞いて、お父様は私に確認する。
「この先、ゲッツや王家がどんな仕打ちを受けようと、ルイーサは心を痛めないか?」
「もちろん、全く」
「ならば、心置きなく罰を与えられるな」
お父様は不敵に微笑んで、食堂を後にする。兄様とギルも同じ顔をして、お父様の後に続いた。ダミアンまで……。
お母様は「痺れを切らせて、来たわね」と、同じように不敵に笑う。そして、その顔を私に向け、立ち上がった。
「さぁ面白いものが見られるわよ。わたくし達も参りましょう」
お母様は、途中で侍女長を捕まえて「今日の仕事は後回しでいいわ」と指示を出す。
いつもは勤務に忠実な侍女長は、頬を上気させると、あっという間に見えなくなった。
我が家の門は砦と言っても過言ではない。屋敷を囲む高い壁の中心に鎮座し、正面門を守る建物には、大陸最強と恐れられる私兵が常駐している。
その砦の前で六頭立ての馬車が中に入れず、大騒ぎを起こしている。
「何度も言うが俺は、国王陛下だぞ! 国王が来たのに中に入れないとは、どういうことだ!」
怒りのあまり馬車から降りてきた小太りな金髪の男が、屈強な門兵と睨み合っている。もちろん門兵が引く様子はない。
もう一人馬車から降りてきた男も、怒鳴り散らす。
「王太子自ら、愚かな婚約者に会いに来てやったんだ。門を開けろ!」
王太子まで。相変わらず、苛々するほど馬鹿だな。
もちろん門兵は無視だ。国王も王太子も屈強な大男に恐れをなして、身分を盾に怒鳴るしかできないのが明らかだ。
昨日の気持ちのいい茜色と藍色の空とは一転して、今日は雨を含んだ重苦しい灰色の雲が、空一面に厚く立ち込めている。そのせいなのか、不快な空気がまとわりつく。
いつ雨が降り出してもおかしくない湿った空気を切り裂いて、お父様の低い声が分厚い鉄の門をビリビリと揺らす。
「ここはローゼンベルク家、私が許可した者しか入れん!」
お父様の登場で門が開いたのをいいことに、空気の読めない親子が我が物顔で入ってこようとする。
もちろんお父様が、門の前で仁王立ちして侵入を妨げる。
「この私が、お前らを迎え入れると思うか?」
決して大きな声ではないが低く芯のある拒絶の声に、二人の動きも止まる。
「どういうことだ? 俺は国王だぞ。俺に命令するな!」
「随分と威勢がいいな? そんなに体力が有り余っているなら、働いて借りた金を返したらどうだ?」
「!……」
返済する気のない王が黙ると、何も知らない王太子が王の代わりに前に出る。
「臣下の分際で、国王に何て態度だ! お前ごときのはした金なんぞ、直ぐに返してくれるわ! いくらだ? 言ってみろ!」
王太子が強気に出るが、無知すぎる。父親は息子に借金の額も伝えていないのか。
王太子を無視するお父様に変わって、国王が王太子に耳打ちすると、王太子が顔を青くする。
「なっ! 国家予算百年分じゃないですか! 嘘に決まっている! でっち上げだ!」
叫ぶ王太子には目もくれず、お父様は国王に厳しい目を向け続ける。
「息子に借金の額も伝えない、借用書も見せない。お前の代だけでは到底返せない借金を、お前はどうやって返すつもりだったんだ?」
お父様の眼光に耐えられない国王は、うつむいたまま、ごにょごにょと歯切れが悪い。
「……ゲッツとルイーサが結婚すれば、帳消しに……」
「愚か者が! 帳消しだと? どれだけおめでたい頭をしているんだ。額を考えろ」
「……」
「それに馬鹿なお前の計画も、愚かな息子がぶち壊しただろう? お前だって昨日のことくらい、記憶できる程度の能力はあるよな?」
「……」
「昨日のことを知っているかと聞いているんだ」
お父様の強い口調に、国王がガックリ肩を落とす。
自分の状況を全く見極められない王太子が、事も無げに私に話しかけてくる。
「昨日のことが何だと言うんだ? なぁ、ルイーサ」
王太子が自慢の笑顔を私に向ける。当然私も最上級の笑顔を返す。
「はい、殿下。わたくしの名誉が、殿下達に貶められかけ、婚約破棄をしただけのことです。殿下が一番ご存じかと思いますが、わたくしは殿下の婚約者ではございません。ですので、わたくしを名前で呼ぶのは不作法かと存じます」
相当予想外だった私の言葉に、王太子の笑顔が驚きで歪む。暫くポカンと口を開いたままだったが、私の話が信じられないとばかりに焦りだす。
「……何を言っているのだ? お前は私のことが、好きなのだろう? 今まで私が何をしても、許していたではないか。今回だって……」
今回だって許すと思った? 本当にそう思っているのなら、救いようのない馬鹿だ。
一国の王太子が人前で婚約破棄を宣言しておいて、なかった事にしてもらえるはずがない。自分の立場と発言力を考えて欲しい。
今でも半信半疑ながら、許してもらえると信じている王太子に、最後通告をする。
「まぁ、いつのお話ですか? そうだった頃も、あったかもしれませんね。ですが殿下、今のわたくしには殿下をお慕いする気持ちは、砂の粒ほどもありませんのよ。婚約破棄を心から喜んでおります」
ニッコリと微笑む私に、我を忘れた殿下が飛びかかろうとして門兵に止められる。
それでも殿下は信じられないのか、門兵に羽交い締めにされた状態で叫び出す。
「嘘だ! 嘘だ! 嘘だ! お前は俺と結婚するんだ。お前は俺のことが好きなんだ。今までだって、これからだって、ずっと俺のことが好きなんだ。……どうしてこうなった? お前が優秀過ぎるから、見下されたくなかった。何とかして、お前よりも優位に立ちたかった。他に好きな女がいるのに、仕方なくお前と結婚してやると思わせておけば、結婚後も俺が主導権を握れると思ったのに。そうすれば今まで通り、お前は俺に好かれようと努力すると思っていた……」
「まぁ! わたくしだけが我慢と努力を強いられる結婚を、殿下はお考えだったのですね。さすがは殿下です。自己研鑽はなさらないのに、下らない策略は練れるなんて。婚約破棄をして、本当に良かったです」
「違う……。俺は、お前と……」
殿下は門兵の身体からズルズルと崩れ落ちると、石畳の上に座り込んだ。
「……どうしてだ? 婚約破棄なんて、するつもりないのに。俺は一生を、お前と共に……」
腐った生ごみでも見る様に顔を顰めたギルが、私の背後から顔を出す。
「うわぁ、もしかして、お前、姉上のことが好きだったの? 気持ち悪い」
「なっ、何を言っているんだ。ル、ルイーサが、私を好きなのだ!」
青白かった顔を真っ赤にした王太子が叫ぶ。
嘘でしょ? 私を好きだったの? 愛情表現が幼稚すぎる。
うっわ、王太子が開き直った。俺に好かれているんだから、嬉しいだろって顔止めて。全然嬉しくない。むしろ迷惑です。早く帰って。
「繰り返しになりますが、わたくしを名前で呼ぶことは不作法です。この先何が起ころうとも、わたくしが殿下をお慕いすることは、決して、決して、けっっっして、ございません」
殿下はまだ、信じられないという顔を私に向ける。
「そんなはずがない……」
「お言葉ですが殿下。相手を傷つけ貶めることでしか優位に立てず、主導権も握れないようなクズを恋い慕う者はおりませんよ」
見下し、蔑み、嘲笑う。全てを込めた冷笑を浮かべてやった。冷たく冷え切った私の視線を受け止められない王太子は、そのまま石畳の上でうずくまってしまった。
「そ、そ、そんなに簡単に婚約破棄など、この私がさせない!」
顔を真っ赤にした小太りの男が、怒りでプルプルとお腹を震わせる。
「王家との婚約だ。国王であるこの私の承認がなければ、婚約破棄など成立しない! させてなるものか!」
国王が目を血走らせて私の前に立つ。
「今まで目をかけてやったのに、この恩知らずが! 小娘ごときの浅知恵に翻弄される我等ではないわ!」
お父様が私の前に立ち塞がってくれたおかげで、不愉快な発言を直接受けないで済んだのが、不幸中の幸いだ。
大体、目をかけてもらった記憶がない。あんたは、いつもバカンスで城にいないじゃない。
一言言ってやろうとしたが、私の前に立つお父様の殺気に息をのむ。魔王のオーラが駄々洩れだ、不穏な空気しか感じられない。
「お前は本当に愚かだな。お前等ごときが、ルイーサを愚弄するなど、絶対に許さん!」
「なっ! 俺は国王だぞ! 立場を弁えろ!」
「ああ、お前は国王だった」
「そうだ! やっと分かったか」
「肩書だけのな」
「……肩書、だけ? だった?」
国王の態度が、急に尻すぼみになる。
「海を渡り多くの国を回ったが、こんなに借金まみれの王家など、お前らの他に見たことがない。働かず金を返す気もないのに、無駄金だけは使い続けるろくでなしが! 何が国王だ、何が王家だ。一度でも国民のことを考えたことがあるか? 自分の事しか考えられないお前が名乗るのは烏滸がましいわ! 恥知らずが!」
「……」
国王は何か言おうとしたが、言葉が出て来ず口をパクパクさせている。
一度も考えたことないんだ、国民のこと……。
「お前は本当に役立たずの糞だからな。いや糞は肥料になるな、糞に失礼だった。お前は生きていても何の役に立たないどころか、人様の迷惑にしかならない人間だからな。以前より国王の権限は全て、私を中心とする議会に移譲されている。お前には、お情けで、『国王陛下』という名称だけ残してやった。名称だけだから、もちろん権限なんて何もない」
国王は顔を真っ青にしてガタガタと震え、お父様に縋り付こうとする。震えながら伸びてくる手を、お父様はバチンと叩き落とす。バランスを崩した国王は、息子と並んでへたり込む。
「……う、嘘だ」
「親子で同じことしか言えないのか? みっともない」
お父様がうんざりした表情で吐き捨てた。
「ちなみに、昨日付けで『国王陛下』という名称も剥奪した。今までは城の部屋を貸してやっていたが、それも昨日付で解消したので城に住む権利もない。今日中に荷物をまとめて出て行く際に、部屋の賃貸料もちゃんと払え」
元国王が再び目に怒りを宿らせて、下からお父様を睨みつける。白くなるほど握られた両拳が、怒りで震えている。
「仮に俺が国王でなくなっても、息子は王太子だ! 王族が城に住むのは当然の権利だ!」
お父様が心底馬鹿にして、ため息をつく。
「もちろん、お前の息子も王太子ではない。王族という存在は消滅した。お前も、お前の家族も平民だ。せいぜい仕事に励んで、少しでも多く借金を返済しろ」
「……そんな……」
元王太子も顔を上げ、縋るように私を見る。
助けるわけ、ないよね。私は呆れと蔑みの、冷たい視線を投げつけてやる。
「ああ、そうだ。元王太子殿下が愛するティアナ・ハーディングが、勝手に国家予算で散財してやがったから、処刑場に晒してある。あの馬鹿一家のために仕事をする見張りの兵士が可哀相だから、さっさと連れて行け。結婚証明書は発行してやったから、ちゃんと添い遂げろよ。全員で仲良く、横領した国家予算と借金を返済しろ」
娘を汚い目で見るなと言わんばかりに、お父様がとどめを刺した。
主王太子は座ったまま天を仰いで、放心状態だ。
「……わぁぁぁっぁぁぁぁっぁぁっぁぁっぁぁっぁぁぁぁっぁぁ」
元国王は発狂した。
お父様が六頭立ての馬車に目を向けると、近衛隊長が寄ってきた。
「この馬車は使えないと何度も言ったのですが、申し訳ございません」
「いや構わない。最後だからな。それより、うるさいから、この馬鹿共を城に連れて行け。勝手に馬車を使ったのだから、使用料を請求しろよ」
「かしこまりました」
近衛隊長は部下に指示を出して、うずくまる二人を馬車に放り込んだ。
お父様は近衛隊長の後姿に「お前達も切りのいい所で撤収しろよ」と声をかけた。
我が家の頑丈な門が閉められると、庭に集まっていた使用人達から拍手が鳴り響く。
私が生まれる前から仕えてくれている侍女長が、「ルイーサお嬢様、見事でございました」と涙を流して喜んでいる。侍女長が泣いているのを、初めて見た……。
執事のダミアンと家令のオイゲンも肩を組んで、お父様に向かって「今日ほど嬉しい日はございません!」と叫んでいる。この二人は常に無表情で、無駄な行動は一切しないはず、だった。
庭にあふれかえっている使用人が皆、狂喜乱舞している。十年に渡る私の愚かな振る舞いに、それだけ皆が頭を悩ませていたということか……。
「十年も長きに渡り、皆に心配をかけました。本当に申し訳ありませんでした」
お父様とお母様が、頭を下げる私の両脇に立ち、私の肩に手を置く。温かい。この温かさにも十年気が付かずに過ごしてきたのかと思うと、申し訳なくて泣きたくなる。
「皆が見た通りだ。ルイーサは、愚か者達の魔の手を断ち切った。そして王家が無くなり、より風通しの良い国になるだろう。暫くは忙しくなるから、皆の手を借りることも多くなるが、よろしく頼む」
お父様の声で、再び歓喜の声があがった。
お読みいただき、ありがとうございました。