まさよしの過去〜あの日の思い出なんて真っ赤に燃やし尽くしてやる編〜
この日は中村の下宿に井上、高橋の2人が遊びに来ていた。
井上「そういやさ、中村くん、この下宿先には卒アルの類とかないのかい?」
中村「いや、実家だぜ。」
井上「残念。そういや、2人は学生時代に恋愛的なエピソードとかないのかい?」
中村「いや、俺はないな。そういや、井上は彼女居たんだっけ?」
井上「まぁな。まぁ、俺にもいろいろあるんだよ。決していい思い出ではないさ。まさよしさんはどうだい?」
高橋「僕はないね。まず僕は人に興味がない!」
高橋は即答した。
井上「人間不審かよ!なんか学生時代の思い出とかはないの?」
高橋「うーん、小学生の頃は空白の6年間、中学の時は空白の3年間、高校の時は空白の3年間だったよ。」
中村「闇が深いですね〜。触れないでおくよ。今はどうだい?」
高橋「今は、まぁ楽しいかな。」
井上「おっ、俺たちのおかげかな?今度、まさよしさんのアルバム見せてくれよ。」
高橋「アルバムは燃やした。」
中村・井上「はぁ!?」
高橋「ビリビリに破いておばあちゃんの家で燃やしたよ!」
中村「えっ、あれって破けるの!?」
高橋「一枚一枚ハサミを使って破り捨てたよ!」
中村・井上「えっ!?なにがあったの?」
高橋「特に小学校のやつは思いっきりやったね。燃え尽きるまで。」
井上「どんな悲壮な過去が。」
高橋「だって嫌だったんだもん。」
高橋「小学校時代とか戻りたい時代あるよね?僕は未成年の頃には戻りたくない。」
中村「何があったんだい?」
高橋はポツリポツリと過去を話し始めた。
女子に煙たがられたこと、女子にイジメられたことを。
井上「まぁ、今が良ければ昔のことなんて気にするなよ。」
高橋「でも嫌だったんだよ。」
井上「まぁ、俺らにはまさよしさんの痛みは分からないからな。この話しは終わりにしますか!飯でも食いに行こうぜ!」
中村「そうだな!」