夢のシチュエーション
お待たせしました!
久々の噛みつきプレイです。
拙文ですが、どうぞお楽しみくださいm(_ _)m
目が覚めると、僕は保健室にいた。
外はもう日が暮れかかっている。
1時間以上眠っていた…?
何があったんだっけ。
意識にかかる靄が消えていく。
僕は保健室のベッドに寝ている。
そして…。神無月さんも僕の寝ているベッドに寄り添う形で安らかな寝息を立てていた。
って、これってもしかして、僕のことを看病しててそのまま寝落ちしちゃった感じ⁉︎
そんな王道シチュエーションが実現してしまったのか…⁉︎
「う〜ん、むにゃむにゃ。さとるくん…。」
「か、神無月さん…?」
あの神無月さんが僕のことを下の名前で…?
これってもしかして、神無月さん、実は僕のことを…?
「う…ん…。ふわぁっ!寝ちゃってた?
田中くんは…、起きてる!
よかった〜、このまま田中くんが起きなかったらどうしようと思ったよぉ〜。」
「え、えっと…。僕は大丈夫だよ。な、なんか心配してもらっちゃって、ごめん。」
「なんで謝るのっ!謝るのはあたしの方だよっ。
ごめんっ…、ごめんねっ!あたしがすごく痛いことしちゃったから田中くん、意識を失っちゃって…。
ぐすんっ…!本当に、ごめんねっ…!ぐすんっ…。」
「そんな!な、泣かないで!僕のこと看病してくれてたんでしょ?それでいいから。というか、神無月さん、結衣ちゃんが僕なんかの相手をしてくれるだけで、ぼ、僕は嬉しくて…、その…。」
「結衣ちゃん…?今、あたしのことそう呼んだ…?」
そう言って、僕の憧れの結衣ちゃんは、上目遣いの涙目で僕のことを見つめてくる。
「あ、そ、そのごめんっ!つい…。」
「つい、呼んじゃったの?あたしのことを下の名前で…。」
「は、はい…。そうです…。」
「えへっ!さとるくんっ…!もしかしてさとるくんもあたしのこと…、好き…?」
「ええっ!さとるくん『も』って、結衣ちゃん…?」
「あたしはずっとさとるくんのこと見てたよ。去年同じクラスになってからず〜っと。」
「結衣ちゃんっ…!ぼ、僕もずっと結衣ちゃんのこと見てたよ…!」
「じゃあ決まりだねっ!あたしたち、付き合っちゃうか☆」
「う、うん…!僕は神無月結衣ちゃんのことが好きです!これからよろしくお願いしますっ!」
「あははっ。さとるくん、かたいよぉ〜。でも、さとるくんのそういうところも大好きだよっ!」
うわっ!可愛すぎるっ…!
これが現実なのか…?さ、最高だぜ…げへへ。
「ちょっとさとるくん、声に出てるよ〜。またお仕置きしちゃうぞっ。」
「え、うわっ、キモかったよね…、ごめん。」
「そのすぐに謝る癖やめなよ〜。さとるくんがド変態だってことは分かってるんだから、謝らなくていいよっ☆」
おいおい、尊すぎるぞ…。女神かよ…!
でもそれにしても…、
「結衣ちゃん、理科室での女王様って、なんだったの?僕としては女王様の結衣ちゃんもそれはそれで良かったんだけど、その、すごく残酷というか、今の結衣ちゃんと違いすぎて、混乱してるんだけど…。」
「え、えと…、その…。あ、あれはねっ!す、好きな人のこといじめたくなっちゃってっていうか…。
わ、分かるでしょっ!恥ずかしいから言わせないでっ…。」
ごめん!、と言いそうになったけど、さっき謝りすぎだと言われたし、今の結衣ちゃんは性格がめちゃめちゃ丸い、っていうかなんかいじりがいがあるから、もうちょっと突っ込んでみよう…!
「いや、結衣ちゃん。それにしても、本気で噛み付いたり、金蹴りしたり、意識失うまでビンタするって…、中学生がやることじゃないでしょ(笑)
僕も中学生でSMに詳しい変態だけど、もしかして結衣ちゃんも…」
「そうだよっ!あたしは変態ですっ!好きな男の子のことを調教したくなっちゃう変態なのっ…!
ううっ、言っちゃった…。ぐすん。」
まずい。また泣かせてしまった。
しかも理科室でのSMの立場が逆転している。
でもこれはこれでイイぞ〜。
自分はMだと思っていたけど…。
「大丈夫だよ。僕も変態だから…。
それに、好きな人をいじめたくなるって、僕も今わかったよ。泣いてる結衣ちゃんも可愛いよ!」
「う〜!調子乗るとまた噛み付いてやるんだからねっ!」
「いいよ、噛んでよ(笑)
僕、噛まれるの好きだし。」
うひょ〜っ!キタコレ!
また結衣ちゃんに噛んでもらえるぞ〜!
「もぉ〜!じゃあ噛むよ!思いっきり噛んでやるっ!
絶対泣かせてやるんだからねっ‼︎」
「ははっ。残念だけど、僕噛みつきには強いよ。この前は驚いちゃったけど、もう痛がらないよ。
まあ僕を泣かせてみてよ。」
「〜っ!調子乗りすぎっ!言っとくけど、あたしもこの前噛んだ時は本気じゃなかったんだから!」
え、な、なんだと…?
と、次の瞬間腕に暖かく、柔らかい感触が。
結衣ちゃんが僕の腕を大きくくわえ、暖かくて、唾液をたっぷり含んだぬらぬらとした舌が、僕の皮膚に触れたのだ。
そして…。
「はむっ!んむむむむ〜っ…!」
結衣ちゃんは僕の皮膚に歯を立て、ゆっくりと沈み込ませていく。
思いっきり噛むと言っておきながら、理科室の時と違ってすごく気持ちがいい。
結衣ちゃんの、大粒でありながら綺麗に並んだ、真珠のように白い天然歯が、僕の皮膚の中にじわじわと入っていく。
「き、気持ちいいよっ、結衣ちゃん…。」
「ふむむむむ〜っ!ひもひいい?はら、ほっほふよふはんへはへるっ!(気持ちいい?なら、もっと強く噛んであげるっ!)」
「くうっ…!」
僕の腕は強く熱を帯びていく。
結衣ちゃんの噛む力はどんどん強くなっていく。
健康的で、非の打ち所がない頑丈な歯は、
ますます深く、僕の皮膚に食い込んでいく。
でも、結衣ちゃんの歯は、歯並びが良いために比較的平らであり、強く噛まれても痛さよりも快感が増していく。
理想的なbiterだ。
制服のズボンはもうはち切れそうになっていた。
「ううっ、気持ちいいよっ、結衣ちゃんっ!」
「むふふっ!ひゃっはあ!はらひへるよ?ほうふる?(やったあ!まだいけるよ?どうする?)」
「も、もっと強く、本気で噛んでくれる…?」
「ふん!ははっは!(うん!わかった!)」
結衣ちゃんは、まだまだ顎の力を強めていく。
予想外の噛む力だ。
中学生の女の子にここまでの咬合力があるなんて…!
ミチミチミチ…。
歯が肉に食い込む音がはっきりと聞こえてきた。
ミチミチミチ、ギチギチギチッ…!
「うっ…!くぅっ…!い、痛っ…!」
「むふふ〜っ!ほうひはひの?はらふよふひひゃうよっ!(もう痛いの?まだ強くしちゃうよっ!)」
「ううっ、これ以上はっ…!」
「びぶははひはよっ!ははへへひゃふんひゃはらら!(ギブはなしだよっ!泣かせてやるんだから!)」
や、ヤバイ。食い千切られるっ!
もうすでに痛みが限界に達していた。
ここまでくると気持ち良さはもうない。
身体が引き裂かれるような強い痛みだ!
しかし結衣ちゃんは、結衣様は際限なく歯を沈み込ませていく。
ギチギチギチギチ…!
「うぎゃああぁぁ!いたいっ!痛い痛い痛い!」
ギチギチギチギチッ!
これは歯ぎしりだ!
たたでさえあり得ないほど強力な咬合力なのに、
歯ぎしりまで…!
本当にちぎれるっ!
「うわああああっ!無理ですっ!無理ですっ!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あまりの痛さにまた意識が遠のいていく。
視界に靄がかかる。
ヤバい、本当に死ぬかも…。
そう思った時、結衣様の歯が離れていく感触がした。
というわけで、「夢の」シチュエーションでした。
女王様がそう簡単に堕ちるわけがないんですね〜。
まだまだ調教は続きます!