始まりは何時も偶然から第一話
ども、よみです。
キャラはまだ二人しかイメージが固まってないけどまぁ…大丈夫でしょ。
本作品では新たな単語がでてくるたびに後書きで単語の意味を載せています。
分からない単語があれば後書きをみるかページの最後まで読んでから単語を調べていただければ
「これで……最後か」
少年は数千の魔物の屍の上で、一匹の狼の首を切断する。
少年の服には大量の紅い血がこびり付いていた、少年はそれを見たが特に気にする様子はなく魔物の屍を越えて荒れ地の奥へと進む。
少年の名はラグ=フィレンス。
FGの中ではひっそりと目立たないように生活しているので彼のことを知っているものはほんの一握りしかいない、
容姿は紫色の目に銀髪のロング、顔は女の子の様、頭には狐の耳、腰には一本の大きな尻尾が生えていて、身長も百二十位で声も女声なので幼い少女にしか見えない。
服は薄い紺色の布で首からしたを覆い、黄色の紐で結んいるだけという何とも質素な服装。
「流石だね、ラグ」
ラグの身体が誰かに持ち上げられる。
「シオン、下ろしてくれない?」
ラグはため息をつき、後ろを向いてそう言った。
ラグの体に付着していた紅い血は何故か消えており、新品同様の服のようになっていた。
「やだよっ」
シオンと呼ばれた少女は抱きつく力をさらに強める。
「なんでさ」
「だって下ろしたら逃げちゃうでしょ?」
彼女の名前はシオン=ルーテシア。
容姿は蒼色の目に茶色のポニーテール、愛らしい顔で騎士団の中ではアイドル的な位置、身長は百五十五位で服装は青色を中心とした色合いで白色のフリルが着いた可愛らしい服装だ。
騎士団では幻とさえ呼ばれている国王直属部隊の副団長である。
「全く……」
ラグは抵抗しても無駄だと悟り、身体をシオンに預ける。
「ラグ、仕事終わったなら帰ろ?」
シオンが、
ラグはFGのマスターからの依頼で魔物の群れの殲滅をしていた。
シオンはどこでそれを知ったのか……
ラグは未だ抱きかかえられた状態でそんなことを考える、
「さ、帰るよ」
シオンがラグを抱えたまま帰ろうとしたその時、
地面にヒビが入り、辺りに膨大な量の風が吹き出した、
地面は震動し、不穏な空気が一面を支配する。
FG
フリーギルドの略。フリーギルドとはギルドの中では最も一般的な種類で、基本誰でも入ることができるギルド。