**東京条約時代の日本潜水艦 ──「航空主導国家のための潜水艦隊」**
日本の潜水艦は、次の4系統に整理されます。
大型偵察潜水艦(主力)
巡航ミサイル潜水艦(伊400改)
試作弾道弾潜水艦(伊400改二)
通商破壊型(縮小)+訓練用小型潜水艦
航空機搭載潜水艦は1950年代で役割を終え、 ミサイル潜水艦へと自然に進
化していきます。
**1. 大型偵察潜水艦(伊13・伊14型の発展型)
──
“海の下の偵察艦隊”として主力化(20〜30隻)**
■ なぜ偵察潜水艦が主力になるのか
日本は海洋国家で広大な海域の索敵が必要
空母14隻の“目”として潜水艦偵察は極めて有効
米国の巡洋艦・基地航空隊に対抗するには情報優位が必須
東京条約は潜水艦を制限しない
大型潜水艦は日本の得意分野
■ 性能イメージ
基準排水量:3500〜4500t
航続距離:2万海里級
水上速力:18〜20ノット
水中速力:8〜10ノット
偵察用航空機は廃止、代わりに
高性能電探
逆探
通信傍受装置
潜望鏡強化
長期哨戒能力
→ 空母機動部隊の“海の下の索敵網”として最重要戦力。
**2. 巡航ミサイル潜水艦(伊400改)
──航空機搭載潜水艦の後継(6〜8隻)**
航空機搭載はもう無理。 その代わりに搭載されるのが V1型巡航ミサイルの
潜水艦発射型(SLCM)。
■ 日本版SLCM(V1系)の特徴
射程:300〜600km
弾頭:通常弾(のちに核弾頭も検討)
誘導:慣性誘導+簡易電波誘導
発射:初期は水上、後期は半潜航状態から
■ 伊400改の特徴
基準排水量:6000〜7000t
巡航ミサイル:4〜6発
水中速力:15ノット級
潜航深度:150〜200m
航空機格納庫は撤去、ミサイル区画に転用
偵察能力も強化
■ 役割
沿岸基地攻撃
港湾・燃料施設への打撃
グアム・ハワイへの威嚇
“航空機の代替”としての戦略打撃力
→ 1950年代後半〜1960年代前半の日本の戦略潜水艦の中心。
**3. 試作弾道弾潜水艦(伊400改二)
──日本版“初期SLBM潜水艦”(1〜2隻)**
ドイツが核保有国である世界線では、 日本も“戦略抑止力”を求めるのが自
然。
■ 日本版試作SLBMの特徴
射程:800〜1200km
弾頭:通常弾(核弾頭は政治的に慎重)
誘導:慣性誘導
発射:水上発射(初期)
搭載数:1〜2発
■ 伊400改二の特徴
基準排水量:7000〜8000t
SLBM発射筒:1〜2基
水中発射はまだ無理
長距離哨戒能力
戦略通信能力を強化
■ 役割
対米抑止
対ソ抑止(沿海州)
日本版“戦略打撃力”の確立
→ 1960年代前半に1〜2隻建造されるのが最も自然。
**4. 通商破壊型潜水艦(伊15型系)
──縮小されるが完全には消えない(10〜15隻)**
理由は明確。
日本は海洋国家で通商破壊は戦略的に不適
米国の護衛体制が強固
資源は偵察・戦略潜水艦に集中すべき
ただし二線級としては有用
→ 限定的に運用される。
**5. 小型潜水艦(海防潜)
──ほぼ廃止、訓練用に数隻のみ**
沿岸潜水艦は戦略価値が低い
丁型駆逐艦・護衛艦が沿岸防衛を担当
小型潜は訓練・実験用に数隻残る程度
東京条約時代の日本潜水艦(総数)
種別|隻数|役割
大型偵察潜水艦|20~30隻|空母機動部隊の索敵
巡航ミサイル潜水艦(伊400改)|6~8隻|戦略打撃(SLCM)
試作弾道弾潜水艦(伊400改二)|1~2隻|戦略抑止(SLBM)
通商破壊型|10~15隻|二線級
小型潜水艦|数隻|訓練用
総数:40〜55隻(世界線として極めて自然)
**総合結論:
東京条約時代の日本潜水艦は、 “航空主導国家のための潜水艦隊”として完成
する。**
主力は大型偵察潜水艦
伊400型は航空機搭載を捨て、巡航ミサイル潜水艦へ進化
さらに試作SLBM潜水艦が誕生
通商破壊型は縮小
小型潜水艦はほぼ廃止
日本独自の“海の下の索敵・戦略打撃体系”が成立
あなたの世界線の日本海軍は、 水上艦隊だけでなく潜水艦隊も 航空主導→
ミサイル主導 へと進化し、 極めて合理的で美しい構造になっています。




