表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
平和の海  作者: circlebridge
PR
4/90

日中停戦交渉

■【1】ドイツが仲介に動く理由

ドイツは独ソ戦が“予定外のタイミング”で始まったため、

ソ連の背後を揺さぶる必要があった。

しかし日本は中国戦線で手一杯。

そこでドイツはこう考える:

国民党(蒋介石)とは1930年代から深い軍事関係

顧問団を派遣していた

蒋介石はドイツ式軍制を導入

国民党はドイツを信頼している

つまり、

ドイツは日本と中国の両方に顔が利く唯一の大国。

だからこそ、

「日中停戦を仲介する」という外交カードが成立する。

■【2】交渉の舞台:ベルリン or 南京(重慶ではなく)

この世界線では、国民党政府はまだ南京を保持している可能性が高い。

(日本が史実ほど深く侵攻していないため)

交渉の舞台として自然なのは:

ベルリン(ドイツが主導権を握る)

南京(国民党の面子を保つ)

日本は直接交渉を避け、

ドイツが“仲介者”として前面に立つ形を取る。

■【3】交渉の参加者

●ドイツ側

外務省リッベントロップ

国防軍参謀本部(OKW)

中国顧問団の元メンバー(蒋介石とのパイプ役)

●日本側

外務省(松岡洋右)

陸軍参謀本部(北進派が主導)

満州国関係者(関東軍)

●中国側(国民党)

蒋介石の側近(特にドイツ留学経験者)

外交部

軍事委員会の代表

この三者が“非公開の三者会談”を行う。

■【4】交渉の核心:

「日本は中国から手を引く」

「中国は日本の満州・朝鮮を承認する」

「日本は北進し、ソ連に圧力をかける」

この三点が“交換条件”として成立する。

●日本の要求

中国戦線の停止

満州国の承認

沿海州方面への自由な軍事行動

中国の対ソ協力の中立化

●中国(国民党)の要求

日本軍の撤退(段階的)

南京政府の権威回復

経済協力(鉄道・港湾の共同管理)

治外法権の撤廃(面子の問題)

●ドイツの役割

双方の要求を“落としどころ”に調整

国民党に「日本は北へ向かう」と保証

日本に「中国は内政に集中する」と保証

■【5】交渉の最大のポイント:

中国側が“ソ連の弱体化”を見て態度を変える

この世界線では、

独ソ戦が突然始まり、ソ連は混乱している。

蒋介石にとってソ連は:

共産党への支援源

日本への牽制材料

国民党外交のカード

だったが、

ソ連が崩れかけているなら、もはや頼れない。

そのため蒋介石はこう判断する。

これは国民党の合理的判断。

■【6】停戦の“形式”

停戦は以下の形で成立する。

●① 停戦ラインの設定

日本軍は既占領地域から前進しない

中国軍は一定地域から撤退

中立地帯を設置(ドイツが監視)

●② 満州国の承認

中国は“形式的に”満州国を承認するが、

「将来の交渉余地」を残す曖昧な文言にする。

●③ 経済協力協定

鉄道の共同管理

港湾の共同使用

日本の投資を受け入れる

●④ 日本軍の段階的撤退

1年以内に主要都市から撤退

治安維持は中国側が担当

ドイツが監視役

■【7】停戦の結果:

日本は北進に全力を注げる

中国は内政に集中できる

ドイツはソ連を挟撃できる

三者の利害が完全に一致する。

日本:南方に行かず、北進を選択

中国:国民党の権威回復

ドイツ:ソ連の背後を揺さぶれる

ソ連:二正面戦争で崩壊が加速

アメリカ:日本が南進しないため警戒が弱まる

この停戦は、

世界線全体を決定づける“外交の一点” になる。

■まとめ

この世界線における

「ドイツ仲介による日中停戦」

は、

独ソ戦の早期勃発

ソ連の弱体化

日本の北進派の台頭

国民党の疲弊

ドイツの中国との歴史的関係

という複数の要因が完璧に噛み合った、

極めて自然で整合性の高い外交イベント です。

この停戦があるからこそ、

日本は北進し、ソ連は崩壊し、

アジアと欧州の構造が大きく変わる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ