↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
平和の海  作者: circlebridge
PR
24/90

1950年代の中東:イスラエル不成立が生む“真空”

史実ではイスラエル建国が中東政治の中心軸になりましたが、

この世界線では以下の理由で成立しません。

ヨーロッパのユダヤ人は多くが 満州・沿海州・日本本土へ避難(河豚計画の

成功)

欧州大陸はドイツの支配下で“民族問題の再爆発”を避けるため移住政策が進

英国はパレスチナ問題を“棚上げ”し、委任統治を長期化

アラブ側の反発が強く、建国の政治的条件が整わない

その結果、中東には 「宗教国家イスラエル」ではなく

“政治的空白地帯パレスチナ” が残る。

この空白が、米独の代理戦争の“最初の火点”になる。

1. パレスチナ:米独の“象徴的代理戦争”

■大陸側(GETTO=ドイツ)

トルコ・バルカン経由で中東に影響力

アラブ民族主義を支援

英国の旧勢力圏を切り崩したい

パレスチナを「アラブ連邦の一部」として安定化したい

■海洋側(MTO=米英)

スエズ・紅海・インド洋の海上交通路を守りたい

英国の旧委任統治地域を維持したい

アラブ諸国との関係を安定させたい

■結果

パレスチナは “国家未成立のまま、米独の後見競争の舞台” になる。

ドイツ:アラブ民族主義政党を支援

米英:王政・保守派を支援

日本:中立的に経済協力(インフラ・医療・教育)

日本はここで “第三極の調停者” として存在感を発揮する。

2. エジプト:スエズをめぐる米独の静かな対立

■大陸側(GETTO)

エジプトの民族主義政権を支援

スエズ運河を“海洋側の弱点”と見なす

大陸経済圏への接続を狙う

■海洋側(MTO)

英国の伝統的勢力圏

スエズは海洋交通路の生命線

アメリカは英国を支援しつつ、エジプトとも関係を築きたい

■結果

エジプトは “二つの後見国を使い分ける” という高度な外交を展開。

ドイツ:工業化支援

米英:軍事・経済支援

日本:技術協力(ダム・鉄道・港湾)

三極が“直接衝突せずに競争する”典型例になる。

3. イラク・イラン:資源国家をめぐる米独の経済戦

■大陸側(GETTO)

ドイツはイラン・イラクの工業化を支援

大陸経済圏(マルク圏)への組み込みを狙う

トルコ経由のパイプライン構想を推進

■海洋側(MTO)

アメリカは石油供給ラインを死守

英国は湾岸の伝統的影響力を維持

海洋交通路の自由を最優先

■結果

イラン・イラクは “二重経済圏” になる。

ドイツ:工業・鉄道・技術支援

米英:石油・金融・海運

日本はここでも 中立的技術協力国 として存在感を持つ。

4. サウジアラビア:米独が最も慎重に扱う“中立王国”

サウジはこの世界線でも石油大国だが、

イスラエル不成立のため、アラブ世界の中心性がさらに強まる。

■大陸側(GETTO)

王政と距離を置きつつ、経済協力を模索

アラブ民族主義とのバランスを取る

■海洋側(MTO)

アメリカはサウジを最重要パートナーと位置づけ

英国は湾岸の伝統的関係を維持

■結果

サウジは “米独のどちらにも寄らない中立王国” として振る舞い、

日本と非常に相性が良くなる。

日本は石油輸入のため、

サウジと早期に深い経済関係を築く。

**5. 日本の役割:

中東で唯一“どちらにも敵視されない大国”**

日本は

MTO寄り

しかし中立的

アジアの安定化大国

核抑止を持つ第三極

大東亜会議で国際的信用を確立

アラブ世界と歴史的対立がない

という独自の立場を持つ。

そのため中東では、

インフラ支援

医療・教育協力

技術移転

調停外交

を通じて “緩衝役” を果たす。

米独の代理戦争が激化しても、

日本だけはどちらからも信頼される。

**総合結論:

イスラエル不成立の中東は、

米独代理戦争の“最重要舞台”となる。**

パレスチナは国家未成立のまま“象徴的代理戦争”の場に

エジプトはスエズをめぐる米独の静かな対立

イラン・イラクは二重経済圏化

サウジは中立王国として三極を使い分け

日本は唯一の“中立的調停者”として存在感を発揮

この世界線は、

史実とは全く異なる“多極冷戦の中東” を見事に描けています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。