《鋼鉄の杯》&他クラン設定集
《鋼鉄の杯》設定集&他のクラン設定ちょこっとまとめです!
参考までにどうぞ(*'▽')♬
※《鋼鉄の杯》設定集※
☑「1」 【クラリッサ・ハーシュ】人物詳細
名前:クラリッサ・ハーシュ
年齢:42歳
種族:人間(元冒険者)
肩書:鋼鉄の杯・ミルハイド本部支部長
階級:元・銀等級(A)
外見:灰色の髪をまとめ、眼鏡をかけた切れ長の目元が印象的。防具ではなく、ギルド紋章入りの黒の執務服を常に着用している。
性格:冷静沈着で実務に厳格だが、弱者や無名の才能を見逃さない器量を持つ。
過去:若い頃は仲間を率いる銀等級冒険者として活躍したが、仲間の命を守れなかった苦い経験を持つ。そのため、現役を退き、冒険者の受け皿としてギルド運営に身を捧げている。
ナナシとの関係:ナナシを個人として評価しつつ、彼の孤独さや“名を持たない”生き方に危うさを感じている。時折、支部長室で茶を淹れては無理にでも会話を引き出そうとするが、ナナシには大抵無視されるのがお決まり。
口癖:「実績は裏切らない。だが、人は裏切る。」
☑ 「2」 【ギルド内部組織】
◎ 主要部署◎
受付部門
依頼の受注、依頼者対応、報酬精算を行う。
ベテラン受付嬢は冒険者より顔が怖いと言われることも。
新人見習い(E等級)の案内役も兼任。
査定班(監査部門)
討伐証の確認、ランク昇格の評価、トラブル時の証拠調査などを担当。
戦闘経験者が多く、ギルド内部の武力部隊の側面も。
鍛冶班(武具管理部門)
ギルド専属の鍛冶職人たちが、依頼達成の褒賞装備を制作。
討伐後の素材を買い取り、再利用する役割も。
ナナシは時折、ここで大剣のメンテナンスをしてもらっている。
警備班(ギルド衛兵)
ギルド内外のトラブル対応。
脱走したモンスターやギルド荒らしを捕まえるのも役目。
大型クランとも連携することがある。
支部統括本部
各地支部の情報を一括管理し、大型依頼を振り分ける。
支部長会議にはクラリッサも年に数回出席する。
☑「3」【ランク昇格テストの仕組み】
ランクは「実績ポイント制」と「昇格試験」の両方で管理される。
小さな依頼(討伐、護衛、輸送など)をこなすごとにポイントが溜まるが、ランクに応じた“適正試験”を突破しないと昇格はできない。
【ランク昇格テストの仕組み】詳細
・ 「1」 【ランクはポイント×試験のハイブリッド制】
基本的に、討伐・護衛・輸送などの 依頼完了ごとに実績ポイント が
加算される。
実績ポイントが規定値に達すると「昇格挑戦資格」が発生するが、
実際に等級が上がるには必ず《昇格試験》を突破しなければならない。
この試験は「本人の実力の証明」と「ギルド内部の信用保証」の役目を
兼ねる。
・「2」 【試験はギルドが企画・監督】
昇格試験は各ギルドが独自に設定できるが、ギルド連盟の規定により最低
条件が決まっている。
基本は「単独任務型」「合同任務型」「模擬戦型」の3種。
☑ 【単独任務型】
もっとも多いパターン。
例:
- E → D:野良ゴブリン10体の単独討伐
- D → C:盗賊団のアジト偵察と情報収集
- C → B:中型魔物の単独討伐(オーガやオーク・ロード級)
成功すれば等級UP、失敗しても再挑戦可(ただし失敗数が多いと
信用に響く)。
☑【合同任務型】
上位等級(B〜A)向け。
他の昇格候補者と即席パーティを組み、依頼をこなす。
例:
- B → A:大規模ダンジョン踏破任務で副隊長を務める
- A → S(英雄級):国家級依頼を合同で遂行し、指揮能力を示す
成功すればメンバー全員が昇格することもあれば、一部のみ昇格も。
☑ 【模擬戦型】
ギルド内で設定された模擬戦試験。
強化結界の張られた訓練場で、査定班の立会いの下、既存の上位等級者と一対一で戦う。
実際の戦闘力を見極めたい時に行われる。
「Dランクにしては強すぎる」「逆にポイントだけ稼いで実戦が伴わない」などの場合に多用される。
・「3」 【査定班の存在】
試験には必ず《査定班》の監査がつく。
査定班は元冒険者や現役の高等級冒険者で構成される。
不正やインチキを防ぐだけでなく、依頼人からのクレーム回避の意味もある。
・「4」 【昇格試験の裏事情】
一部ギルドや地方では「裏金昇格」や「談合模擬戦」が噂されるが、
《鋼鉄の杯》は規律が厳しく、不正は
ほぼ不可能とされる。
だからこそ「スチール・ゴブレットで認められたランクは信用できる」とされている。
・ 「5」 【ナナシの場合】
ナナシはかつて模擬戦形式を受けたが、試験相手のA等級冒険者を逆に
戦闘不能にしてしまった逸話がある。
以来、模擬戦ではなく「単独超高難度依頼型」で昇格するのが慣例化した。
金等級に到達した際は、討伐困難とされた《三ツ首の黒獣》を単独で狩った記録が残っている。
・「6」 【噂とロマン】
英雄級(SS)への昇格試験は「王族直々の依頼を成功させる」とか「未踏
領域から帰還する」など、もはや試験というより伝説クラスの条件が必要
とされる。
「ブラックダイヤモンドの称号を持つ者が現れたら、その昇格試験は大陸全土が黙って見守る」とまで言われている。
◎【まとめ】◎
ランク昇格条件の一例
E → D野良ゴブリン討伐
D → C盗賊団のアジト偵察
C → B中型魔物単独討伐
B → A大規模ダンジョン副隊長任務
A → S(英雄級)国家案件・未踏領域探索
S → SS(伝説級)伝説級魔獣討伐・大陸規模の災害解決
SS → ブラックダイヤモンド条件すら未定。理論上の夢
☑ 「7」 【他の有力クラン(例)】
・【蒼月の牙】・
等級:プラチナ(大陸内ではダイヤモンドに最も近いと目されている)
・長年プラチナ最上位を維持し、「次にダイヤモンドへ昇格するのは
蒼月の牙だ」と噂されてきた。
・名門貴族出身のカリスマリーダーが率いるが、内部は派閥争いや老害化
が進み、理想と実態にズレが生じている。
・実力者を外部から引き抜くことも多く、ナナシにも接触を試みた過去が
あるが、拒絶されている。
▽【鴉の目】▽
等級:プラチナ
・情報戦に長けた諜報傭兵クラン。
・冒険だけでなく、王侯貴族の裏仕事も請け負う。
・クラリッサが若い頃、一度だけ共闘したことがある。
△【灰色の群れ(グレイ・パック)】△
等級:ゴールド
・大型モンスターの討伐を専門とする遊撃クラン。
・下級冒険者の育成にも力を入れているため、新人が多く所属する。
・ナナシに憧れる若手もちらほら。
☑ まとめ例☑
ギルド《鋼鉄の杯》は、各都市に支部を持つプラチナ級の強豪ギルド。
「実力こそ全て」の方針で、異種族のナナシも金等級のまま活動できている。
受付嬢の裏表のない笑顔と、クラリッサの厳しくも公平な眼差し。
鍛冶班の職人たちは、ナナシの大剣を黙々と鍛え続ける。
その背後では、さらなる上位クランや国家レベルの陰謀が蠢いている――。
引き続き『ナナシの豪腕とモンスター三姉妹 ―最弱から始まる最強クラン伝説―』略して「ナナクラ」をよろしくお願いいたします(^^)/