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ポイントラリーは1日一個まで

「私の加護を持つエトラならいつでも勝手にここの農園を使って貰って大丈夫だからね。但し、必ず作物は全て収穫し次の実を成らすこと。これが絶対条件だからね」

つまり、必ず私の神力で元通りにしていけば良いと言うことだ。

「必ず同じ物が出来る訳じゃなくて、エトラの神力の量によって成熟度が違うから気を付けて」


つまり、収穫して神を注ぎ、その力次第で次の実の美味しさが変わると言うことだ。

勿論手を抜く気はないけどね。

「ウカさん、ありがとうございます。ゴンちゃんの為にも私頑張ります」

ガッツポーズでそう宣言する。

「因みに、ステータスオープンというとエトラのステータスの見れるようにしておいたから、神力を使う時は神力の残量を把握しながら神力を使うといい」

クロードさんが私の左手を取り、手の甲に円を書くとスッと私の中に何かが確立したのが分かった。

「ステータスオープン」

そう唱えると、先程クロードさんが円を書いた私の左手の甲がうっすらと光、私の目の前にステータス画面が青白い画面で展開された。


ステータスには私のレベルが10

その下に体力、つまりヒットポイントのことだと思うが、それが300となっている。

その下が神力だ、数字で5と表示されており、リナさんの話からすると魔力5000と考えても良い感じだと思うが、レベル10で神力が5?

体力が150で?

何だろう、魔力化け物って感じ?

て言うか、レベル10で魔力5000は不味くないかな?

色々パワーバランスが悪いと言うか。


「種族によって基本的なステータスには差がある。ヤマト島の民なら神力が普通の者でも1はあるからエトラの神力が異常に多いのは誤差の範囲だ」

「誤差の範囲ですか?」

それにしては多い気がするけど。

「まぁ、二大柱の神の加護と農業神の加護が作用して少し多くはなっているが」

加護と言うよりは寵愛だけど、まぁ、それをわざわざ訂正する必要もないか。

「エトラは神力の初期の基本数値が元々高い種族だったと思えば良いし、神からの加護を受けると基本数値に影響も出るから、これからポイントラリーを頑張ればレベルが低くてもステータス値を上昇するだろう」

神様達の加護ってなんだかズルをしているみたいで申し訳ない。

前世の言葉を借りればチートスキルとでも言うのだろうけど。

「まぁ、そのポイントラリーも加護が貰えるのは1日一神と決まっているからね」

エトラへの加護も姉上が贈った次の日に私が加護を授けたんだし。

フムフムとクロードさんは何やら思案しているが

「1日一神ですか?」

何てことだろう。

ポイントラリーをさっさと済ませて新事業開拓へ尽力しようと思っていたのに。

「一応これも世界のパワーバランスのためだからね」

クロードさんはニコリと笑顔でそう付け加えた。


お読みいただきありがとうございます。また読んでいただけたら幸いです。

追伸、誤字訂正ありがとうございます。感謝感謝です。

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