聖女様は結婚出来るらしい
「えっと、内容を整理すると、数年後に聖女様が新しくなり、聖女様をめぐって第一王子と第二王子、そしてレンジさんが恋バトルを繰り広げ、その時にレンジさんが光属性と言う事が分かると言うことですよね」
レンジさん結構な愛妻家だと思ったんだけどなぁ。
「あの、ミリア様。3人とも決して浮ついた気持ちで聖女様を好きになる訳じゃないんですよ。ですので、そんな目で僕を見ないでください」
ジョシュアが慌てたように弁明する。
そんな目ってどんな目だよ。
「は?だって、私のお兄様ズは婚約者がいるんですよね」
一応大事なことなので確認する。
私の問い掛けにアンドリューお兄様が大きく頷いた。
「ええ、どちらとも自身の支持勢力の筆頭公爵令嬢と婚約しています。政略結婚ですからどちらも表面的には仲良くしています」
おお、アンドリューお兄様、表面的にはって言いましたね。
「ただですね、年齢的にそろそろ結婚しても良いはずなのに、どちらもまだ結婚していないんです。噂では、高齢になった聖女様がそろそろヤバイから新しい聖女様を抱き込む算段かもとの噂もありますね」
何となく毒を含むセリフだけど
「えっ、あの、そう言えばですが聖女様って結婚出来るのですか?」
聖女様って純潔重視とかあるんじゃないのかな?
「何を言っているんだ。貴重な光属性の魔力持ちだ。産めや増やせと国でも神殿でも推奨している」
そんなもんなの?
「魔力の属性は必ずしも引き継ぐという事はありませんが、親が光属性だと子供に光属性の確率が上がります。また、魔力の量も遺伝的要因が強いので聖女様のような光属性で魔力量が多い女性は複数の夫を持つ事が許されます。因みにですが現在の聖女様には5人の夫がおり、子供も8人お生みになりました」
どっ、どんだけ〜!!
聖女様何気に逆ハーレム?
「ただ、残念な事に光属性を引き継いだお子様は3人だけでした」
とても残念そうに話すジョシュア。
聖女様が複数の夫を持つ事に私はめちゃくちゃ衝撃を受けたよ。
「じゃあ、なに?その新しい聖女様が私のお兄様ズとレンジさんと結婚するってこと?」
なんかそれってちょっとモヤっとくるんだけど。
「いえ、ミリア様。違いますよ」
ジョシュアは至って平然と身振り手振りで否定する。
もしや、これはそんなに聖女様も節操なしと言う訳じゃないってことかしら?
「アンドリュー先生も含めて7人と結婚されます」
「「はぁー?」」
思わずアンドリューお兄様と一緒にハモってしまった。
お読みいただきありがとうございます。また読んで頂けたら幸いです。




