王太子と救いの娘 〜揺籠に降る愛の夢〜
古き森の娘ユーラは、使命を持って、叔父と一緒に生まれて初めて人の国へと旅立った。山脈と古き森に抱かれ外界と隔絶されたその国では、王太子である息子に相応しい妃をと、王妃が国中から年頃の令嬢たちを招待していた。だが王太子リューセドルク本人は、くだらない催しだと興味がない。彼は、昔森の民から国に託された大切な竜たちが、この数年衰弱していることに頭を悩ませていた。竜について情報を得るためだけに、リューセドルクは代々森と交流を保つ辺境領の領主の娘と接触しようとする。だがその娘は、辺境から城まで同道したユーラたちを何故かひどく嫌っていた。一方ユーラは、王城で竜を探すうちに見かけたリューセドルクを、自らの運命の相手と確信する。だが、リューセドルクは竜のことのみならず、母から押し付けられる理想の王太子像に辟易し、疲弊していた——。
王太子と彼を救う娘の定石通りの物語、けれども実は、誰もが悩み、誰もが臆病で、そして誰かを想っている。
第11回ネット小説大賞、一次通過作品です(2023.10)
王太子と彼を救う娘の定石通りの物語、けれども実は、誰もが悩み、誰もが臆病で、そして誰かを想っている。
第11回ネット小説大賞、一次通過作品です(2023.10)
プロローグ、そして旅立ち
2022/05/11 06:00
(改)
王太子の妃選定
2022/05/11 06:00
森の娘は王城を見て回りたい
2022/05/11 06:00
(改)
竜の乱心
2022/05/12 06:00
(改)
ネクトルヴォイの領主の娘
2022/05/13 06:00
叔父と姪
2022/05/14 06:00
(改)
王太子の悩み
2022/05/15 06:00
ネクトルヴォイの領主
2022/05/16 06:00
(改)
森の隣人
2022/05/17 06:00
(改)
森長の弟
2022/05/18 06:00
暗澹
2022/05/19 06:00
虚しい対峙
2022/05/20 06:00
変わり身
2022/05/21 06:00
ようやく出会う
2022/05/22 06:00
抱え込んだもの
2022/05/23 06:00
間違っていない
2022/05/24 06:00
求める答え
2022/05/25 06:00
反省と贖罪
2022/05/26 06:00
寝た子を起こす
2022/05/27 06:00
(改)
母思う娘
2022/05/28 06:00
兄か父か、母ほどに
2022/05/29 06:00
覚悟と本音
2022/05/30 06:00
滴り落ちる
2022/05/31 06:00
踏み躙られる
2022/05/31 06:00
(改)
母の子
2022/06/01 06:00
母の盲目
2022/06/02 06:00
娘の走る先
2022/06/03 06:00
宣戦布告
2022/06/04 06:00
繋ぎとめるもの
2022/06/04 10:31
(改)
森の民、叡智の民
2022/06/04 13:58
対の星の絆
2022/06/04 17:47
(改)
そして飛び立つ時が近づく
2022/06/05 07:11
あなたを自由にする愛
2022/06/05 12:00
(改)
残された者、旅立った者、そして
2022/06/05 13:00
竜の見る愛の夢
2022/06/05 13:33