我が家の受難は続いていた
「ええ~今日に限ってそんなことまで起こるの? まじか…」
あまりの事に言葉が続かない。
実は
テレビ録画全消滅事件発生から半日
その日の受難は終わっていなかった。
その日、午後から一教科だけ大学で講義があるきいちゃん
実は我が家は大学の近所
「よ~し今日も頑張るか」
といざ自転車で出発という時
「キュルキュル」
何の音だ?
気になってみてみると後ろのタイヤが見事にぺしゃんこだ。
「まじか~完全にパンクしてるじゃん。しかも中のチューブが外にむきだしになろうとしてる。最悪。どうしよう、この間何か踏んだのかな…講義始まっちゃうよ」
オロオロするばかりのきいちゃん、しかし時間が迫る
「仕方ない、送ってあげるわ」
今日は車に乗らないつもりだったが緊急事態だ。
電車じゃ間に合わない
仕方なく車で送迎決定
なんて日だ
こんなにトラブル続きの厄日なんてそうそうあるもんじゃない。
一つ一つは些細なことだけどこう続くと気が滅入る。
「はあ~」と大きなため息を吐き出してみる。
ため息をつくと幸せが逃げると聞くけれど
私はたまにこういう日は
大きく息を吸って巨大なため息を一回ついてみる
体に入りこんだ悪いものを体の外に吐き出す為だ
そう、そんなのはただの気休め
そんなことをしたところで起こるものは起こってしまう。
だけどやらずにはいられない
しょうおばちゃんの受難な一日はまだ午後が残っている。
もう嫌な予感しかしない
早く今日が終わってくれないかな…
(;´д`)トホホな昼下がりなのでありました。