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全部消失事件簿

「ギャー!」

朝から家に大きな悲鳴が響いた。


「ショック過ぎるんだけど」

( ノД`)シクシク…


それは今朝の事である。

家事が一段落した朝8時二度目の朝食タイム

しょうおばちゃんの至福の時間だ。


実はしょうおばちゃん、

朝5時30分にパンとコーヒーの朝食をとる

そして8時過ぎ

旦那のたいちゃん用に作った

和食の朝食の残りの味噌汁で二度目の朝食を食べる。


そうここで昨日漬けておいたぬか漬けの登場なのだ。

しょうおばちゃんは欲張りなのだ

パンとコーヒーも大好きだけどご飯とみそ汁も大好き


思いついたのが時間差朝食だ。

そんなに食べて太らないか?

大丈夫なのです。

一回の量がそもそも少ないのだ。

それに用意するのは自分ですしね。


好きなものには労力をおしまない


さて和食タイムの時間がなぜ8時なのか

それは大学生のきいちゃんが起きてくる時間なのだ。


そう一緒に朝食を食べるのだ(私は二度目だが)

一度目はたいちゃんと高校生の次女のいっちゃんと一緒

二度目の朝食は長女のきいちゃんと一緒に食べる時間なのだ


まあ家族団らんの時間ですね


この時

昨夜見れなかったテレビ録画を見るのも楽しみの瞬間なのだ。


なのに…なのに

いざテレビをつけ

まずは今夜の録画予約をしようとして

録画可能時間が残り少ないことに気が付いたしょうおばさん

一件ずつ削除するつもりだったのに


「!(゜д゜)・・・ギャアアアアー‼」

手が滑ったのか機械が狂ったのか

「そうだ、私に悪魔が乗り移って私に嫌がらせをしたんだ」

今までのお気に入り録画していた全ての番組が

そう…全て削除されてしまったのだ。


途中で気がついて止めようとしたが止まらない

機械の馬鹿野郎! いや私の馬鹿野郎だな


あぁ…今日は立ち直れないかもしれない。

歯医者も嫌だし…


小さな不幸が続く私

私何かしたかなと神様に愚痴りたくなる


この辺りで不幸の連鎖を止めなければ


人間だれしも生きていれば

人からしてみれば些細なことだけど

自分にとっては一大事事件という

出来事が起こりがちである。


ほんのちょっとの不注意

気を付けているのに起こってしまうことが多々ある


何がいけないんだろうか


そうだ…きっと疲れがたまってきているのだ

注意力が散漫になっている


その証拠に今朝は

きいちゃんの朝食の食パンをまる焦げにしちゃったし

今日は歯医者は車は止めて自転車で行こう


あのね、これはしょうおばちゃんの座右の銘

「嫌な予感が頭をよぎったら大人しく家にいる決断をする」

嫌な予感をした時はたいした用事でない限り

それ自体を中止したり回避したり

何らかの対策をこうじるようにしているのだ


どうしてかって?


「あの時、なんとなく嫌な予感したのになあ、なんでやっちゃったんだろ」

「止めておけばよかったよ~」


なんて後悔が一番自分の心の傷を広げるからだ。


起きてしまったことは変えられないし

この現実世界においてリセットもできやしないのだから


とはいえ、人間社会において

急なキャンセルなんて早々できるもんじゃない

だから、気を付けて今日も一日過ごしましょう。



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