気をもむ母と睡魔と戦う娘の攻防
日が変わった夜の12時過ぎ
一階のリビングでカタツムリならぬ
コタツムリをしつつ
コタツの中でスマホを眺めていると
静まり返った家の中
どこからともなく低い男の人のような声で
ぼしょぼしょと声が聞こえてくる。
「なんだろう気味が悪いなあ…」
としばらく聞き耳を立てていると
どうやら外ではないようだ
「いったいどこから聞こえるんだろう」
更に聞き耳を立てていると
開けっぱななしのリビングのドアの向こう
そう…どうやら二階から聞こえる
そこで、そっと二階に上がるとそこには!
なんてことはありません。
原因はきいちゃんだった。
最近寒くなってきたきいちゃん
夜睡魔と戦いながら
溜まっている大学の教授のオンライン授業の講義を聞こうとしていたようなのだ
しかし冷えてくる。
きいちゃんの部屋にはまだ
ひざ掛け用の電気毛布しか暖房機器はない。
「そうだ! ベッドに入りながら聞こう」
とベッドに入り温かい布団の中に潜り込み、
教授の講義をパソコンから流して聞いていたようだ。
しかし、教授の声はいつしか子守唄にかわり
きいちゃんは夢の中へ・・・( ˘ω˘)スヤァ
その間も無情にも教授らしき人の声が
パソコンから流れ続ける。
「きいちゃん! 寝るならパソコンと電気切りな!」
電気つけっぱなしは容認できない。
夢の中のきいちゃんを叩き起こすことに
「えっ? 何? えっ寝てないよ、今講義を聞いてあれ?おかしいな・・・」
母の声であわてて起きあがったきいちゃん
正座しながらまだ寝ぼけているようだ。
可愛いのだが
寝るように誘導し不気味な声の出どころ捜索は終了
ついでに隣のいっちゃんの部屋をのぞくと、
彼女もまた英単語帳を片手に
電気を付けたまま爆睡中
こちらは何も言わずに電気をきった。
勉強、勉強と言いたくないが勉強をしないですむ選択肢もある中で
勉強をすると決めたの娘達
眠いとブツブツいうのもわかる
スマホを触りたい気持ちもわかる
世の中には誘惑が多すぎる
何もしないで遊んでいられるなら楽だろう
だけど、今は頑張る時
わからない事があれば何でも聞きなと
言える賢い頭脳がない母でごめんね
母にできることはせめて
おいしい食事を用意することぐらいだ。
だけど睡魔はどうしようもない。
せめて、目覚まし代わりの役割はさせてもらうわね。
こうしてまた一日が終わる。
そしてすぐに朝はくる
朝の五時半、
半分夢の中のいっちゃんを叩き起こし、
目を半分つむりながらご飯を口に放り込んでは
うっつらうっつらしてる。
そこで声をかける
「いっちゃん、(´~`)モグモグしなよ~喉つまるよ~」
と誘導しつつ、朝食をさせる。
目を閉じてだるそうに口を動かすいっちゃん
モグモグしている姿はすごく可愛いのだが
ゆっくり寝かせてあげたくなるがそうもいかない
学生は大変だ
しみじみ思う今日この頃だ。
頑張ってるから頑張れと
言われたくないだろうけど
「ガンバレ (@^^)/!」 とあえていうよ。
娘達が思い描く未来にために
それしか母には言えないから
何はともあれファイトだ!
そうして我が家の一日は繰り返されていく。
子育てとは大変だ。
だけど、子どもは色んな顔を見せてくれる。
親も何か頑張って成長しないといけないなと思えてくる。
さ~て、今夜は娘達の大好きな唐揚げにしようかな




