いっちゃんのおねだり
我が家には娘がもう一人、高校生の次女のいっちゃんがいる。
彼女もまた慎重派ですごく気にしいである。
だけどたまにドジっ子である。
この間の事、ちょうど期末テスト発表中で
テスト対策勉強中だったいっちゃん
二階の自分の部屋で勉強をしていたが
急に忘れ物を取りに一階へかけおりようとして足を滑らせた。
「ドドドドッ‼」
大きな音がしたのであわてて階段に行くと、
いっちゃんが階段で動けなくなっている。
お尻から滑り落ちたようだ。
あまりに激痛に階段をあがれないと
一階の和室で寝ることに
幸い打ちどころは悪くなかったようで何事もなく学校へ行った。
そんなことがあった翌日
また階段をかけおりる音が聞こえたので
さすがに注意喚起をすることにした。
「いっちゃん、そんなに急いだらまた滑るよ。ゆっくりおりなよ」
その言葉に笑顔で「は~い」
と答えたいっちゃん
その後は階段をゆっくりと上り下りをしていたようだ。
「よしよし」と思っていたら
夜の22時一階におりてきたいっちゃんが私に笑顔でいうのだ。
「言われた通りゆっくり階段おりてたでしょ。ほめてほめて」
とおねだりにきたのだ・・・
これは眠たくなってきたなあと直感した私は
ほめてほめまくってやりましたよ
「すごいね~大切な体だもんね。そうだ!
テスト勉強してお腹すいてきたでしょ。
ご褒美に大好物のお菓子持っていきなよ」
そうやっておだてつつ
大好物のお菓子数個をお菓子ケースから取り出すと
ジュースもコップに注いで持たせてみた。
するといっちゃん目をきょとんとさせながら
目の前のお菓子と母の顔を交互に見て
ため息一つ
「しかたないな~もうひと頑張りするかな」
( ̄ー ̄)ニヤリ 娘よ単純である
母親の作戦勝ちって所かな。
我が家の娘達は厳しくしたってやる気を出さない
おだてて丸め込んでやる気にさせるのだ
勉強なんて親がどう言おうと
本人がやる気を出さないと身につくものでもない。
もっと勉強しておけばよかったと
後悔しているからこそ
勉強しなさいと言いたくなる親心
だけどそれは押し付けのような気がする。
大切なのは本人次第なのだ。
子どもは自分の分身ではない。
一人の人間なのだ。
だから子どもとの人間関係も他人同様に
円滑にする為に
気遣いも必要になってくる気がするのは私だけだろうか?
さて今夜もいっちゃんは
二階でそろそろ爆睡中だろうな。
電気をきりに行かないとな
起こすべきか
そのまま寝かせておくべきか悩みどころである。




