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うさぎさんと一緒  作者: AIRW
1/1

そして、きつねさんの物語

初冒険ファンタジー物になります。

少しずつ作っていきますので、よろしくお願いいたします。


ある日の事だった。

うさぎさんに出会った。

白くてもふもふのシッポ、頭には立派なお耳が二本ピョコピョコしていた。

二足歩行の珍しい子だった。

手はまるで獣の用であり、その前足に近いかわいい手を握りたくなるくらいにかわいい。

その子は言った。

「そこのお兄さん、この世界は始めてなの?」

見た目よりも想像通りのかわいい声に私は、心の中でなんと言うかわいさの化身だ…と、不覚にもわずか数分、意識が止まったかのような錯覚すら覚えた。

次に言葉を拾う時、私は予想とは違うけど、覚悟をすることになった。

「この世界はお兄さんたちの居る世界とは違う、魂が姿を変える場所なの。」

そういうとひかりだすその身体は、彼女を包み込み、彼女が人の姿となる。

「おいおい…嘘だろ?」

「こんな姿になるなんて…」

目の前には王冠を被った姫が玉座へと座っていて。

さっきの子がそうだった感じとは思えない、人間の可愛さになっていた。

「驚いた?私もここに来たてなのよ。」

白い素肌、無垢なその目は紛れもなくどこかの姫そのものであった…。

「ところであなたはどんな姿になるのかしら?」

私の姿がひかりだし、手が肉球へと変わり…シッポが生え…気が付くともふもふのキツネさんになっていた。

ああ…なんてことだろうか!

自らの姿が憧れたキツネになっていて、まるで夢のようだ!と、私は喜んだ。

そんな時に目の前の玉座が一瞬で消え。

姫の後ろには巨大な大樹が見える。

やや強めの風が吹き、大樹が揺れた。

サー…サー…と。

その光景はとても綺麗だった…。

知らずに辿り着いたその世界には穏やかな時が流れていた。

私が知る世界とは違い時間がかなりゆっくりに感じていた。

大樹の目の前にいた姫は軽くお辞儀をすると。

また、うさぎさんになったのだ。

この世界ってなんなんだろうか?

素朴な疑問が湧いてきた。

「姫…いや、うさぎさん、この世界は何処なんでしょうか?」

すると…「ここは現実と幻想の狭間…みたいなところよ。」

その一言で何かを理解した私は、自ら得たこの変化の力を使う事になるのであった。

周りの景色は大草原で、大樹が一本あるだけ…うさぎさんとは一緒だけど、このままここに居るだけではお腹も空くし、きっとやすめる場所などはないだろう。

そう確信をした私は、うさぎさんと一緒に大樹を後にした。

果ての無い旅路になりそうな…でも、何故かワクワクしてくるその世界に。

私は来てしまったのである。

これがもし、私にとっての初めてなら…きっと、君も初めてだよね。


よろしくね!

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