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百合好き悪役令嬢の異世界激闘記 〜前世で作った乙女ゲームの世界に転生した悪役令嬢が前世の因縁と今世の仲間達に振り回されながら世界の命運を懸けた戦いに巻き込まれるって一体どういうことなんだろうねぇ?〜  作者: 逢魔時 夕
Chapter 9. ブライトネス王立学園教授ローザ=ラピスラズリの過酷な日常と加速する世界情勢の章〜魔法の国事変、ペドレリーア大陸とラスパーツィ大陸を蝕む蛇、乙女ゲームの終焉〜

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977/1361

Act.9-125 フルレイドの仲間を求めて scene.1

<一人称視点・ローザ・ラピスラズリ・ドゥンケルヴァルト・ライヘンバッハ・ザール・ウォルザッハ・インヴェルザード・ジードラバイル・ヒューレイツ・ビオラ=マラキア・クレセントムーン>


 フルレイドに挑むにあたり、考えたメンバーは以下の通りだ。


-----------------------------------------------

◆第一パーティ(八人)

◇百合薗圓

・アクア

・ディラン

・ラインヴェルド

・オルパタータダ

・ヴェルディエ

・ディグラン

・バダヴァロート


◆第二パーティ(八人)

◇ミスルトウ

・エイミーン

・マグノーリエ

・プリムヴェール

・レミュア

・ミーフィリア

・シア

・リコリス


◆第三パーティ(八人)

◇ラル

・ペストーラ

・スピネル

・チャールズ

・ボルトス

・カルメナ

・白夜

・シャルティローサ


◆第四パーティ(八人)

◇メアレイズ

・エヴァンジェリン

・ドミティア

・リヒャルダ

・ベラトリックス

・サトゥルニナ

・アピトハニー

・琉璃


◆ジャイアン・ホール待機メンバー

・カリエンテ

・スティーリア

・ラファール

・真月

・紅羽

・レジーナ

・ユリア

・ミーヤ

・ミリアム

・藍晶

・ヴァーナム

・イルワ

・セリーナ

・ダヴィッド

・ヴァケラー

・ジャンロー

・ティルフィ

・ハルト

・ターニャ

・ディルグレン

・ダールムント

・ジェシカ

・欅

・梛

・樒

・椛

・槭

・楪

・櫻

・榊

・槐

・椿

・榎

・楸

・柊

・日長

・月長

・玻璃

・紫水

・翡翠

・碧羅

・ポーチヴァ

・ポーチュラカ

-----------------------------------------------


 このうち、ラインヴェルド、オルパタータダ、エイミーン、ミスルトウ、マグノーリエ、プリムヴェール、シア、リコリスにはジャイアントホール探索後にパーティ参加を打診し、ヴァーナムにも待機メンバーの方で協力してもらえるように依頼した。ヴァーナムから冒険者の面々には話を通してもらえることになったので、イルワ、セリーナ、ダヴィッド、ヴァケラー、ジャンロー、ティルフィ、ハルト、ターニャ、ディルグレン、ダールムント、ジェシカについては結果待ちだ。……まあ、参加できなくてもレイドの必須メンバーって訳じゃないから問題はないけど、ボクの考えを実行に移そうとすると待機メンバーの方にも戦力を揃えておきたい。


 次に連絡を入れたのは白夜、シャルティローサ、欅、梛、樒、椛、槭、楪、櫻、榊、槐、椿、榎、楸、柊、日長、月長、玻璃、紫水、翡翠、碧羅、エヴァンジェリン、ドミティア、リヒャルダ、ベラトリックス、サトゥルニナ、アピトハニー、カリエンテ、スティーリア、ラファール、真月、琉璃、紅羽。

 こちらも全員に快く引き受けてもらうことができた。


 続いてアクア、ディラン、ヴェルディエ、ディグラン、バダヴァロート、メアレイズ、レミュア、ミーフィリア、ミリアム、藍晶に電話で依頼を入れる。こちらも全員快く引き受けてもらえた……まさか、藍晶にも引き受けてもらえるのは思わなかったけどねぇ。常駐する必要がないってことが快く引き受けてもらえた最大の要因かな?


 続いてピトフューイに連絡し、ルヴェリオス共和国からも全力を出してもらえないか相談した。その結果、イリーナ、プルウィア、ネーラ、ヴァルナー、リヴァス、ホーリィを貸し出してもらえることになった。



 続いてポーチュラカとポーチヴァに依頼を……と思ってポーチュラカに電話を掛けたところ、風の精霊王がマウントエルヴン村国に来ているという話を聞き、一旦電話を切ってマウントエルヴン村国に向かった。


 多種族同盟加盟国の代表の一人としてブライトネス王国にいることも多くなったポーチュラカだけど、今日はたまたまマウントエルヴン王国に居たらしい。

 転移早々に山エルフの一人がボクを見つけ、ポーチュラカのところに案内してくれた。


「圓殿、来てもらって悪かったな」


「風の精霊王様が来ているって話だったし、一度お目に掛かっておこうと思ってねぇ。それに、ポーチュラカさんとポーチヴァさんに用事があったし。……さて、初めましてだねぇ。シュタイフェ=ブリーゼ様、お目に掛かれて光栄だよ」


 風の精霊王シュタイフェは風を纏う魔槍を持つ、碧玉色の髪の女性だった。

 騎士タイプな見た目から一瞬脳筋を疑ったけど、どうやら話が通じないタイプではないらしく……。


『ロイーゼとイセリアから話は聞いています。私もお目に掛かれる日をとても楽しみにしておりました。わざわざご足労頂きありがとうございます、シュタイフェ=ブリーゼです』


 挨拶が終わったところで早速契約を結ぶことになった。精霊王二人の話を聞いて契約を結ぶに値する人物であると確信していたみたいだけど、自分の目でも確認してみたいと思っていたらしい。

 シュタイフェのお眼鏡に適ったようで良かった良かった。


『ところで、今回はどのようなご用件だったのでしょうか?』


「ポーチュラカさんとポーチヴァさんにお願いがあってねぇ」


 ポーチュラカとシュタイフェにヴァンヤール森国の現状を経緯と共に説明した。

 途中でロイーゼとイセリアも姿を見せたんだけど、四人とも話を聞くうちに死んだ魚の目になってしまった。


「……大変だったんだな」


「まあ、これくらいいつものことだから。……何故か行くとこ行くとこ喧嘩をふっかけられるんだよねぇ」


「……初対面の時は本当に申し訳なかった」


「それが普通の反応だから仕方がないよ。エルフ達亜人族と人間の溝は大きい。……ただ、今回は打つ手がどれも悪手としか言いようがないものだった。緑霊の森が投票で決めた方針を踏み躙り、助けを乞うべき立場でありながらその助力が当然だと、多種族同盟を抜けて自分達の傘下に加わるのが当然だととんでもないことを言い出した。まあ、大体は元老達の差金だったんだと思うけど、その元老達が消えた今、上手く話を進められるかどうかも正直分からない。ただ、交渉の末に緑霊の森の傘下にヴァンヤール森国が加わることは決定したし、今後は大なり小なり関わっていくことになるよ。光の精霊王さんも女王様もいい人だったし、元老という諸悪の根源みたいな連中を軒並み拉致した後だからそこまで厄介なことにはならないと思うけど」


「……拉致の件は聞かなかったことにしよう。なるほど、緑霊の森への傘下入りか」


 ポーチュラカは何か閃いたらしい。悪い顔になっていることに気づいていないし、その企みも見気で見た限りだと多分失敗すると思うけど、考え自体は別に悪いものではないし、黙っておこう。


『アレクサンドラさんにお会いしたのですね。確かに、アレクサンドラさんの気配がします』


『こ、これで五人の精霊王と、契約したのですね。す、凄いです!!』


『後は闇の精霊王だけですわね』


「まあ、闇の精霊王についてはどこかで会えるんじゃないかな? それよりも差し迫った問題があってねぇ。さっきも話をしていたヴァンヤール森国の近くにあるジャイアントホールの最深部にあるレイドダンジョンの攻略……これに関連する話でお願いがあってねぇ。レイドメンバーについては既にボクの中で考えがあって後は引き受けてもらえるかどうかって話なんだけど、ジャイアントホールの魔物対策と後はボクの予想が的中していた場合はレイド攻略のサポートを引き受けてもらいたくてメンバーを集めているんだ。ポーチュラカさんとポーチヴァさんの二人にそれをお願いしようかと思って。レイドの期間は大凡一ヶ月程度を想定していて、レイドのメインメンバーは最悪の場合、連続一ヶ月ダンジョンに篭ることになるけど、サポートメンバーの方は制限を設けない。流石に誰もいなくなるのはまずいけど、サポートメンバーの中で上手くシフトを調整してもらえばいいから、最悪レイド期間中のどこかで顔を見せてくれれば問題ない。……引き受けてもらえないかな?」


「そうだな。同じエルフ族として同族が苦しんでいるのを見過ごすことはできない。それに、今回の件は良い経験になるだろう。ポーチヴァ様にも伝えておく。恐らく、良い返事をすることができると思うぞ」


「ありがとう。とりあえず、最短でレイド攻略開始は明日になると思う。……必要メンバーが揃えばだけど。また、決まったら連絡するし、レイド開始の日には迎えに行くよ。それじゃあ、よろしくねぇ」


 ポーチュラカにポーチヴァへのレイドの件の説明をお願いすることができた。

 あの性格ならポーチュラカの言うように参加してもらえると思う。


 ここまで順調だってけど、残る二箇所が少しだけ厄介だ。……説得できるといいんだけどねぇ。



 ボクは『管理者権限・全移動』を使って魔女の森ウェネーフィカ・ネムスに転移し、レジーナの庵を訪れた。

 今回、難関の一つだと考えているのがレジーナとユリア――このラブラブカップルの説得だ。正直、ユリアの方の説得は比較的簡単だと思っている。しかし、レジーナの方は厄介を極めることが想像に難くない。


 何せ、多種族同盟の重要な集まりは基本的に庵に引き篭もってリィルティーナが引くほど甘々でセンシティブな百合百合生活をエンジョイしているレジーナだからねぇ。その時間を少しでも削られる話はレジーナに受け入れてもらうのは難しい。……気持ちも分かるしねぇ。


「圓さんには感謝しても仕切れないわ。恩があるからお断りをするのは心苦しいのだけれど、一ヶ月は厳しいわね」


 勿論、レジーナが断ってくるのは想定済み。そこで、「レイド期間、ラインヴェルドとオルパタータダと行動を共にすることはないこと」と「レイドのサポートはシフトを決めてもらうもので拘束もキツくないから、長時間参加してもらいたいのは山々だけど、少しだけでも参加してもらえると有難い」と条件を伝えると、「仕方ないわね」とユリア、ミーヤ共々参加してくれることになった。


 今回のサポートメンバーについては比較的自由に参加できるようにしている。給与の支払いは討伐した魔物に応じて支払う出来高制だから必ずしも長期間留まれば稼げるというものでもない。

 スポットでも大きな戦果を上げてくれればそれで十分。ただ、忘れてならないのはヴァンヤール森国の防衛が主の目的だということ。だから、長期間留まって魔物と戦いを繰り広げてくれる者にはそれなりのボーナスを出そうかと思っている。


 レイドの報酬のほとんどはレイドパーティと貢献したサポートメンバーで適正な形で分配するとして、このボーナスの方はレイドで得られる財源がない。持ち出しになるのは間違いないねぇ。……まあ、それくらいなら出すけど。別に困窮している訳じゃないし、その程度でモチベーションが上がるなら良いことだからねぇ。


 レイドにおいてはモチベーションは重要になる。モチベーションが下がれば一ヶ月以上掛かる攻略なんて続けられない。

 今回のレイドはこの世界の人々には初めての経験だし、ボクにとってもある意味では初体験。打てる手は確実に全て打っておきたい。

 お読みくださり、ありがとうございます。

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 もし何かお読みになる中でふと感じたことがありましたら遠慮なく感想欄で呟いてください。私はできる限り返信させて頂きます。また、感想欄は覗くだけでも新たな発見があるかもしれない場所ですので、創作の種を探している方も是非一度お立ち寄りくださいませ。……本当は感想投稿者同士の絡みがあると面白いのですが、難しいですよね。


 それでは、改めまして。カオスファンタジーシリーズ第二弾を今後ともよろしくお願い致します。


※本作はコラボ企画対象のテクストとなります。もし、コラボしたい! という方がいらっしゃいましたら、メッセージか感想欄でお声掛けください。

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