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百合好き悪役令嬢の異世界激闘記 〜前世で作った乙女ゲームの世界に転生した悪役令嬢が前世の因縁と今世の仲間達に振り回されながら世界の命運を懸けた戦いに巻き込まれるって一体どういうことなんだろうねぇ?〜  作者: 逢魔時 夕
Chapter 9. ブライトネス王立学園教授ローザ=ラピスラズリの過酷な日常と加速する世界情勢の章〜魔法の国事変、ペドレリーア大陸とラスパーツィ大陸を蝕む蛇、乙女ゲームの終焉〜

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Act.9-62 魔法の国事変 scene.2

<一人称視点・ローザ・ラピスラズリ・ドゥンケルヴァルト・ライヘンバッハ・ザール・ウォルザッハ・インヴェルザード・ジードラバイル・ヒューレイツ・ビオラ=マラキア・クレセントムーン>


「保有する『管理者権限』により魔法少女システムへの干渉を開始。……どうやら、帝器の時と違って干渉不可のプロテクトが掛かっていないようだから、『魔法少女暗躍記録〜白い少女と黒の使徒達〜』の『管理者権限』が無くても魔法少女のシステムに干渉できるみたいだねぇ。――よし、成功。個体名【スートランプⅡ】のデータ抽出開始……完了。【究極錬成・生命創造】の派生【魂なき肉体の創成】により素体作成、カスタマイズしたスートランプ、個体名【スートランプ・ゴールドリゲイリア】のデータを上書き……成功」


 《神の見えざる手インビジブル・ハンズ・オブ・ジュピター》を経由してスートランプⅡのデータを抽出し終えた後、《神の見えざる手インビジブル・ハンズ・オブ・ジュピター》を使ってスペードのA(エース)を粉砕する。

 そして、生み出した五十二体の金色を基調としているオリジナルのスートランプをノイシュタインの前にスート別の四列に並ばせた。


「どうぞお受け取りください。通常のスートランプとは異なり、闘気を使用することができる他、『スターチス・レコード』ベースの魔法も使用することができるようになっています」


「うむ、これだけの速度で敵の戦力の情報を抜き取って新たな魔法少女を創り出すとは、やはり尋常ではないな。つくづく味方で本当に良かったと思う」


「八賢人のノイシュタイン卿にそう言って頂けるほどの者ではありませんよ。一騎当千の魔法少女である現身に比べたら、ボクなんて象の前の蟻、踏み潰すのも容易なのではありませんか?」


「……我は既にお主を我らの師――始まりの魔法使いノア=ガランドウにも匹敵する存在であると確信している。或いは、凌駕する存在か……いずれにしても格下などとは思っておらぬ。既に一度負けておるしな。しかし、我はお主に借りを作ってばかりだな。借りはいつか必ず利子をつけて返す、楽しみにしておくが良い」


 固有魔法の﴾神すら殺し英霊を従える槍を操るよ﴿を使って槍を生み出し、ノイシュタインはスートランプ・ゴールドリゲイリア五十二体を全て戦奴(エインヘリャル)へと変えた。


「しかし圓、俺の記憶が確かならお前って生命の創造ってできなかったよな?」


「シャルティローサ=ハーミットさんっていう前例があるから疑問を持たれないかと思っていたけどねぇ。まあ、確かにボクが可能だったのは既存の肉体への『分身再生成の水薬リ・キャラメイク・ポーション』や『外観再決定の魔法薬アピアランス・レデターメント・ポーション』によるデータの上書きとデータの『管理者権限』による実体化の二種類だよ。その二つが可能なら、自作したデータを『管理者権限』によって実体化させることができないかな? って思ってねぇ。試した結果、シャルティローサが完成し、【生命創造】、【擬似魂魄創造】、【万物創造】を有する【究極錬成】に変化したんだよ。まあ、実際に増えたのは【生命創造】だけで、後のものは魔法とかで代用が可能なものばかりなんだけどねぇ」


 ちなみに、今のステータスはこんな感じ。


+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-+:-:-+:-:-+:-

百合薗圓/ローザ=ラピスラズリ 17歳/10歳 女 レベル:1025

天職:究極之錬金術師、条理之書紡師、公爵令嬢、悪役令嬢、裏ボス令嬢、鑑定士、作農術師、刀剣術士、大魔法師、巫覡、竜騎士、戦乙女、暗殺者、盗剣術師、天上聖女、魔剣術士、天上勇者、ゲームクリエイター 職業:ー 副職業:公爵令嬢、大統領、公爵、侯爵、辺境伯、伯爵、子爵、男爵、王女宮筆頭侍女、冒険者、商人、実業家、投資家、料理人、製作士、建築士、イラストレーター、小説家、漫画家……

筋力:17

体力:200000

器用:200000

耐久:17

敏捷:200000

知力:280000

精神:260000

魔力:200000

魔耐:200000

運:7777

魅力:9999


戦闘系技能:剣術…双剣術+斬撃速度上昇+斬撃威力上昇+抜刀速度上昇+刺突速度上昇+刺突威力上昇+連続高速刺突+無拍子+明鏡止水+辻斬+不意打+急所狙突+状態異常付与+能力低下・縮地…迅雷縮地+重縮地+震脚+抜き足+無拍子・格闘術…身体強化+部分強化+集中強化+浸透破壊+急所狙突+柔能制剛・槍術…刺突速度上昇+刺突威力上昇+連続高速刺突+火纏+風纏+光纏・生贄之突…貫通力上昇+消費生命力減少・血之喝采…狂乱抑制+身体的制限解除・跳躍…空歩・竜技…竜属性付与+部分竜化+身体能力上昇+風纏・竜鏖・毒付与・麻痺付与・投擲・隠業…無音移動+影分身+気配分散+幻撃・剛力…怪力・先読・位階の限界突破・限界突破…限界突破・改+限界突破・超+限界突破・極+限界突破・覇+限界突破・滅+限界突破・殲

魔法系技能:全属性適性…全属性効果上昇+全属性威力上昇+光属性範囲上昇+発動速度上昇+効果上昇+持続時間上昇+連続発動+複数同時発動+遅延発動+複合魔法+詠唱速度上昇+魔力弾・回復魔法…回復効果上昇+回復速度上昇+範囲回復効果上昇+発動速度上昇+効果上昇+持続時間上昇+付加発動・状態変化系魔法…弱体化効果上昇+弱体化範囲上昇+強化効果上昇+強化範囲上昇+状態異常付与+発動速度上昇+持続時間上昇・支援魔法…回復効果上昇+攻撃力上昇効果上昇+防御力上昇効果上昇+敏捷上昇効果上昇+ 攻撃力低下効果上昇+防御力低下効果上昇+敏捷低下効果上昇・障壁魔法…魔力効率上昇+発動速度上昇+遠隔操作+連続発動+複数同時発動+持続時間上昇+連続発動+遅延発動・加護付与…攻撃力上昇効果上昇+防御力上昇効果上昇+敏捷上昇効果上昇・見鬼・式神顕現…持続時間上昇・魔力回復…高速回復+瞑想+精神波・魔力制御…味方魔力認識+味方魔力量調整+自然魔力回復量上昇・魔法剣…属性適正連動

耐性技能:物理耐性…金剛+瞬間無敵化・全属性耐性・状態異常耐性・即死耐性

感知技能:鉱物感知・気配感知…正確認識・魔力感知…空間認識+正確認識・罠感知

職業系技能:究極錬成…生命創造+有機変成+魂なき肉体の創成…擬似魂魄創造+魂魄干渉・意識干渉…意識阻害・記憶干渉…短期記憶封印+記憶読取+記憶上書…万物創造…物質限定型記憶再現+イメージ補正+完全再現…練金成術…完成予測…鉱物系鑑定+精密錬成+高速錬成…複製錬成+魂なき器の創成…圧縮錬成+遠隔錬成+自動錬成+鉱物分離+鉱物解体+鉱物融合+鉱脈干渉+消費魔力減少+錬成の黄金法+黄金錬成…彫金…改造+精密改造+高速改造+複製改造・変換+上位変換+下位変換+高速変換+複製変換+自動変換+消費魔力減少+失敗は成功の母+変換の黄金法…合成+高速合成+複製合成+自動合成+消費魔力減少+生成の黄金法+飽くなき探究心…分離+高速分離+複製分離+自動分離+消費魔力減少+分離の黄金法・性質改変+高速改変+複製改変+自動改変+消費魔力減少+改変の黄金法・属性改変+高速改変+複製改変+自動改変+消費魔力減少+改変の黄金法・効果付与・書術…高速書写+完全複製+契約書作成・鑑定…高速鑑定+複数鑑定+精密鑑定・調合…高速調合+連続調合+魔法薬調合+調合の黄金法・農場支配…土壌回復+範囲耕作+遠隔耕作+自動耕作+異物転換+成長促進+品種改良+窒素固定促進+窒素同化促進+自動収穫+農地温度調整…豊穣慈雨…農場結界…発酵操作+急速発酵+範囲発酵+遠隔発酵・薬系鑑定…高速鑑定+複数鑑定+精密鑑定・薬草鑑定…高速鑑定+複数鑑定+精密鑑定・強奪・鍵開・罠設置・罠解除……管理者権限

+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-+:-:-+:-:-+:-


 ……予定通りに行けば、もう数年でシャマシュ教国と矛を交えることになるけど、これだけステータス差ができていたら勇者(曙光)も瞬殺できそうだねぇ。まあ、上限は99(二桁)らしいから三桁通り越して四桁のレベルとの戦いでは蟻を殺すために戦車を持ってくるみたいな理不尽な状況になりそうだけど……しかし、このレベルどこまで伸びるんだろうねぇ?


「それじゃあ、瓦礫の山と化したハート魔導城を目指していきますか」


 この場に残ってボク達と戦うつもりだった魔法使い六人と魔法少女四人もスートランプよスペードのA(エース)達を全滅させ、更に新たなスートランプを作り出して戦力に加えたんだからそりゃ、逃げに転じるのも当然……勝ち目がない戦に挑んで命を散らすのはただの愚か者だからねぇ。


 ハート魔導城だった瓦礫の山に向かって歩いていると、三つの人影が目にも止まらぬ速度で……まあ、見気を使えば余裕で見えるんだけど……大通りを下ってくる。


「【キング】ネハシム、【クイーン】プレイグ、【ジャック】マシュー・プキンの四人だねぇ」


「親衛隊の連中だな! よし、ここは俺に任せろ!」


「おい、ラインヴェルド! それを言うなら俺にだろ!」


「いや、この場はノイシュタイン卿達に任せたい。……まだまだスートランプは大勢いると思う。スペードのA(エース)も三十体で打ち止めになるとは流石に思わないから気をつけてねぇ」


「うむ、我らに任せるが良い!」


 当然、ボク達を先に行かせる気はないと立ち塞がってくるけど、ボクはラインヴェルドの魂魄の霸気《転移》のナイフを投げ、瞬時に《蒼穹の門(ディヴァイン・ゲート)》を発動してネハシム、プレイグ、マシュー・プキンの遥か後方に転移――包囲網を脱する。

 当然、三人はボク達を止めようとノイシュタイン達に背を向けた。


「……ほう、我に背を向けるとはいい度胸だ」


 しかし、それをノイシュタインが許す筈がない。聖槍を構え、不敵な笑みを浮かべるノイシュタインが放つ圧倒的な――三賢者にも匹敵、或いは凌駕する威圧感を浴びた三人は足を止めた。


「そう、それで良い。お主らの相手は我らだ!」

 お読みくださり、ありがとうございます。

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 もし何かお読みになる中でふと感じたことがありましたら遠慮なく感想欄で呟いてください。私はできる限り返信させて頂きます。また、感想欄は覗くだけでも新たな発見があるかもしれない場所ですので、創作の種を探している方も是非一度お立ち寄りくださいませ。……本当は感想投稿者同士の絡みがあると面白いのですが、難しいですよね。


 それでは、改めまして。カオスファンタジーシリーズ第二弾を今後ともよろしくお願い致します。


※本作はコラボ企画対象のテクストとなります。もし、コラボしたい! という方がいらっしゃいましたら、メッセージか感想欄でお声掛けください。

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