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Act.8 用語辞典・世界観紹介篇 part.ⅩⅣ

◆スマートフォン専用ノベルRPG『トップ・オブ・パティシエール〜聖なるお菓子と死の茶会〜』

 後に最強のタッグとして有名になる高槻斉人とフルール・ドリスがタッグを組んだ第十四作。

 天恵の実と呼ばれる特殊な実を食べたことで特殊能力に目覚めた少女達のサバイバル百合アクションファンタジー。


 ノベルゲーで、スマートフォン専用ノベルRPG『False heaven〜偽りの神と銀河鉄道の旅〜』以来となるストーリーは分岐無しという形式ながら、様々なバックグラウンドを深掘りされた主役級の輝きを放つキャラクター達が命を散らす最後の煌めきを丹念に描き出そうとしていることが好評を博し、全八章の予定ではあったものの、本編終了後に第二部が計画されていた。また、第一部の攻略後にはフリーバトルモードが解禁され、作成したキャラクターやゲーム内で獲得した登場人物にゲーム内で獲得した天恵の実や第一部クリア記念賞品として獲得できる「天恵の種」を使って作るオリジナルの天恵の実を食べさせることで、オリジナルのキャラクターを作成し、戦わせることができる。

 天恵の種は二つずつ配布され、専用フォームに名称と効果を書き、それが採用されると実装されるという流れになっている。第二部以降にその実が採用されることもあり、その際には採用されたプレイヤーに「天恵の種」が配布されて補填されることが告知されていた。


 FDMMORPG『SWORD & MAJIK ON-LINE』の発売の数ヶ月後に第二部第一章の公開が予定されていたものの、圓が召喚されたことにより計画そのものが凍結されている。


 一応、高槻斉人とフルール・ドリスがタッグを組んだとなっているものの、百合ものということでややフルール・ドリスの独擅的なところがあり、ケモミミ派の高槻斉人やBL派の飯島綸那と雪城真央にはやや不評だったが、人の最も輝ける瞬間を切り取ることに長けたフルール・ドリスの技量と、その圧倒的なストーリー構成力は評価されている。

 

甘蔗林(かんしょばやし)結城(ゆうき)

 パティシエールを目指す高校二年生。母子家庭で兄二人、姉一人、妹二人という子沢山の家庭で育ち、あまり裕福では無かったが、子供の頃に母が無理をして買ってきた誕生日ケーキが忘れられず、パティシエールを志す。

 家族に頼らずにケーキ屋でアルバイトをしながら一人暮らしをして、パティシエールを目指していた。平日の昼は学業、夜は店長の厚意でケーキ作りの授業、休日はアルバイトという日々を送っていたが、ある日、店長からケーキを一つ作ってみないかと提案され、試作をする中で見たことのない果実を見つけ、試しに作って食べた結果、特殊能力に目覚める。

 食べた天恵の実は、直接的・あるいは間接的に触れたものを菓子へと変える「お菓子の天恵」。


・天恵の神樹

 この世のどこかに存在する『楽園』という地に存在する伝説の木。

 第一部の終盤でその存在が示唆されており、天恵の実はこの木の力によって林檎が変化したものである。

 天恵の実を食べた者は、特殊な能力に目覚めるが、その代償として「贄の儀式」に参加することを求められ、その『願い』というエネルギーを誰かが捧げる必要がある。この『願い』というエネルギーを得るために天恵の神樹は願いの結晶である天恵の実を作り上げており、人の願いを叶える代償として、命をもらうという共生関係にある。

 適合者のみがその存在に気づくことが可能で、その実を食すことが逃れられない宿命のように強い力を持っているようである。

 何故か、適合者は女性のみであり、これまでに男性の適合者はいない。そのため、天恵の神樹に選ばれた者を事情を知る者達は天恵の巫女と呼ぶ。

 結城はその儀式で偶然にも生き残り、贄であることから開放されるが、天恵の神樹による「贄の儀式」によって苦しむ者が二度と出て来ないように、と天恵の神樹を滅ぼすことを決意する。


 ……というのは、後世に作られた作り話で、後に、天恵の神樹が『願い』というエネルギーを求める理由は、天恵の神樹の力を独占しようとし、天恵の神樹と融合を果たしてしまった『最初の天恵の巫女』イヴ=マーキュリーがその身体を維持して永遠に生き続けるためのものである。人と融合した結果、天恵の神樹は不完全なものとなっており、現在は『願い』というエネルギーが届かなくなった時点で消滅してしまうというほどの事態に直面している。

 お読みくださり、ありがとうございます。

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 それでは、改めまして。カオスファンタジーシリーズ第二弾を今後ともよろしくお願い致します。


※本作はコラボ企画対象のテクストとなります。もし、コラボしたい! という方がいらっしゃいましたら、メッセージか感想欄でお声掛けください。

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