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Act.8 登場人物紹介 part.ⅩⅩⅩⅤ

★異世界ユーニファイド

◆『管理者権限』を持つ神と関係者

・アイオーン

 『Eternal Fairytale On-line』の『管理者権限』を持つ『唯一神』。複写と創造を司る神とされており、自らが創造した世界に様々な世界の神や生物を複写した存在を配置し、世界を創り出したと言われている。

 全身が漆黒の光に包まれた実体を捉えられない存在であり、その身体の内部には無数のオムニバースを内包している。本来、オムニバースとは概念上可能な全ての宇宙の集合である筈だが、そのオムニバースもまた無数に存在するという事実はほとんど知られておらず、また論理矛盾を含むため一蹴されるのが落ちである。

 実際に無数のオムニバースが存在することは右近衛鬱金によって既に説明されている。その無数のオムニバースの集合体――コンプリート-オムニバースの形状がアイオーンのモデルとなっている。いずれにしてもアザトースよりも規格外な『Eternal Fairytale On-line』だけではなく、三十のゲームの頂点に君臨する存在であることには違いない。元ネタはグノーシス主義。

 シャマシュ、メランコリー、皇帝カエサルと同盟を組み情報交換を行っている。

 ローザ達の帝国侵攻の際にはアザトホートのコケラを嗾けるなど、現時点まで彼自身が圓と直接対決することは避けており、何らかの期を待っていると思われる。

 元はイデアシアという世界の強大な力を持つ造物神であり、その力で『Eternal Fairytale On-line』の世界であるイミテシアを作り上げており、イミテシアの旧支配者や外なる神、旧神はイデアシアの神々を模倣複製したものである。

 智慧之神ヌースと共謀してハーモナイアを倒しており、ハーモナイア本体である最後の『管理者権限』以外の全ての『管理者権限』のオリジナルを保有している。

 智慧之神ヌースのことを心から愛しており、唯一本心を打ち明けている。

 園遊会を舞台にした戦争を智慧之神ヌースと共に「アザトースの宮廷マウス・オブ・マッドネス」の特等席から観戦した。


・エンノイア

 『Eternal Fairytale On-line』の『唯一神』アイオーンの使徒とされる八体の神々からなる真聖なる神々(プレーローマ)の一体。女性の神性であるらしく、神でありながらもその全貌を正しく認識することは叶わないほどの膨大な情報量を持つ豪奢なドレスらしきものを身に纏っている。絶世と言えるほどの美貌を持っているようだが、常人ではその容姿の情報を得ることすらできない。

 常人ならば見ただけで一瞬で発狂どころか消滅するほどのエネルギーを湛え、発狂させる側の外なる神ですらも一発で正気度が0になってしまうほどの存在。理解不能というフィルターによって慈悲深く隠されているため、相対しても発狂することはない。

 プレゲトーン王国で起こる革命を止めるために『飛空艇ラグナロク・ファルコン号』で向かっていたローザ達の前にアザトホートのコケラ・ツァディクを引き連れて現れ、リーリエを何度も撃破したものの、決定打を与えられずに幾度のコンティニューの末に撃破され、その死体はローザに回収された。


・アントローポス

 『Eternal Fairytale On-line』の『唯一神』アイオーンの使徒とされる八体の神々からなる真聖なる神々(プレーローマ)の一体。女性の神性であるらしく、神でありながらもその全貌を正しく認識することは叶わないほどの膨大な情報量を持つ豪奢なスーツらしきものを身に纏っている。絶世と言えるほどの美貌を持っているようだが、常人ではその容姿の情報を得ることすらできない。

 常人ならば見ただけで一瞬で発狂どころか消滅するほどのエネルギーを湛え、発狂させる側の外なる神ですらも一発で正気度が0になってしまうほどの存在。理解不能というフィルターによって慈悲深く隠されているため、相対しても発狂することはない。

 定吉がレイドを発動した直後にエクレシアと共に現れ、タッグを組んでリーリエと戦うも敗北した。


・エクレシア

 『Eternal Fairytale On-line』の『唯一神』アイオーンの使徒とされる八体の神々からなる真聖なる神々(プレーローマ)の一体。女性の神性であるらしく、神でありながらもその全貌を正しく認識することは叶わないほどの膨大な情報量を持つ豪奢なドレスらしきものを身に纏っている。絶世と言えるほどの美貌を持っているようだが、常人ではその容姿の情報を得ることすらできない。

 常人ならば見ただけで一瞬で発狂どころか消滅するほどのエネルギーを湛え、発狂させる側の外なる神ですらも一発で正気度が0になってしまうほどの存在。理解不能というフィルターによって慈悲深く隠されているため、相対しても発狂することはない。

 皇帝の元にメッセンジャーとして現れ、シャマシュとメランコリーからの助力に関する情報を伝えた。

 定吉がレイドを発動した直後にアントローポスと共に現れ、タッグを組んでリーリエと戦うも敗北した。


・アザトホート

 眠り続ける不定形な泡立つ盲目白痴と称される外なる神の首領。本来は『マウス・オブ・マッドネス』という宮殿に棲み、心を持たない無形の騒がしい踊り子の群が、常に取り巻いて踊り狂いながら太鼓の連打と魔笛の音色でアザトホートの無聊を慰めているとされる。

 「死霊秘法がアザトホートという名称で慈悲深くも隠した、あの角のある空間の向うのもの凄い原子核の渾沌世界」と描写される存在で、時空を超越した虚空属性を持つ唯一の神。

 世界をその夢によって創り出した存在であり、アザトホートが目を覚ました瞬間には世界が消滅するとされているが、『Eternal Fairytale On-line』においてはアイオーンによって『クトゥルフ神話』の世界から複製された存在のため、目覚めによる世界消滅能力は保有しない。一方で、原子核による創造と破壊能力、消滅属性による攻撃、時空属性の能力を保有する。


・ザーダ=ホーグラ

 アザトホートの化身。

 体の特徴は二枚貝の様な殻を持ち、多数の長い偽足が殻から延びており、殻の中には毛が覆われ、緑色の目を持つ顔がある。この化身はアザトホートが理性を持っていた時になれた姿と言われている。ただし、この神に元々理性があったかどうかは明確ではない。

 二枚貝が完全に開くとき核爆発が起こる。


・アザーティ

 定期的に産み落とされるアザトホートの落とし子達の総称。

 強いエネルギーを持つが制御できずに死ぬものが大半。稀に身体を制御できるものがいる。

 生存しているアザ―ティは「アザータ」、「アザーテ」、「アザートゥ」の三体だけで、三体は宇宙の何処かに存在するといわれている。


・アザトホートのコケラ

 有機生命体に有害な光を発生させるアザトホートの種子シード・オブ・アザトホートを生み出す力を持つアザトホートのコケラ。

 アザトホートの体表から剥がれ落ちた体片が意思を持って動き出した存在、変化した存在とされている。

 核による攻撃、消滅属性、時空属性の攻撃の三種類を使いこなす。名称はヘブライ語が当てられており、アレフ、ヴェート、ギメル、ダレット、へー、ヴァヴ、ザイン、ヘット、テット、アレフ、カフ、ラメッド、メム、ヌン、サメフ、アイン、フェー、ツァディク、クフ、レーシュ、スィン、タヴが存在。


・忘却の河のレーテ

 『Eternal Fairytale On-line』のアカウントについては「Act.8 登場人物紹介 part.ⅩⅢ」を参照。

 忘却の河のレーテのログなどから作られた擬似記憶を持ったデッドコピーであるが、定吉とは異なり、あまり外を出歩いておらず、会話経験が少ないことから自由意志の発現は発現しておらず、反応がチグハグで、まるで「こう言われたら、こう返すのが当然だ」って形で演技しているような態度を取る。

 ブライトネス王国戦争では『究極模倣粘性体アルティメット・ドッペルスライム』に姿を模倣させ、遠隔操作する形で襲撃し、メタトロンと従魔合神してラインヴェルド達と交戦し、撃破された。


・✧Étoile✧

 『Eternal Fairytale On-line』のアカウントについては「Act.8 登場人物紹介 part.ⅩⅢ」を参照。

 ✧Étoile✧のログなどから作られた擬似記憶を持ったデッドコピーであるが、定吉とは異なり、あまり外を出歩いておらず、会話経験が少ないことから自由意志の発現は発現しておらず、反応がチグハグで、まるで「こう言われたら、こう返すのが当然だ」って形で演技しているような態度を取る。

 ブライトネス王国戦争では『究極模倣粘性体アルティメット・ドッペルスライム』に姿を模倣させ、遠隔操作する形で襲撃し、メタトロンと従魔合神してプリムヴェール達と交戦し、撃破された。


(´・ω・`)(変態紳士シュバイン)

 『Eternal Fairytale On-line』のアカウントについては「Act.8 登場人物紹介 part.ⅩⅢ」を参照。

 (´・ω・`)(変態紳士シュバイン)のログなどから作られた擬似記憶を持ったデッドコピーであるが、定吉とは異なり、あまり外を出歩いておらず、会話経験が少ないことから自由意志の発現は発現しておらず、反応がチグハグで、まるで「こう言われたら、こう返すのが当然だ」って形で演技しているような態度を取る。

 ブライトネス王国戦争では『究極模倣粘性体アルティメット・ドッペルスライム』に姿を模倣させ、遠隔操作する形で襲撃し、メタトロンと従魔合神してプリムヴェール達と交戦し、撃破された。


・定吉/ウンブラ

 『Eternal Fairytale On-line』のアカウントについては「Act.8 登場人物紹介 part.ⅩⅢ」を参照。

 称号は『滅私奉公』。会って会話しても記憶に残らないような、不思議なほど存在感のない黒髪糸目の男でハンチング帽を被り、紺色のだぼっとした服を着て前掛けを下げた行商人の身なりで風呂敷のような唐草模様の入った帆布でできたリュックサックを背負っている。『阿羅覇刃鬼』や『阿頼耶死鬼』などと呼ばれる世界的犯罪組織の首魁。

 その正体は影法師(ウンブラ)のデータを元にしたデッドコピー。

 マラキア共和国を拠点としており、この地でアイオーンの代理人としてアポピス=ケイオスカーンと腹の探り合いをした。

 巨獣討伐と同時期にブラックソニア辺境伯領を訪れ、ブラックソニア辺境伯に園遊会に潜入する手伝いをしてもらうことを仮死薬を売る。

 護衛官に変装していたフェアトリスと交戦、命からがら逃げ帰る。その際、『マネマネカード』という方法を使って園遊会に潜入することを思いついた。

 園遊会では魔物の仮死状態を解除し、暴れさせただけでなく新たな魔物を召喚して園遊会を恐怖のどん底に叩き落とそうと動いたが、ローザとレジーナ、ユリアの活躍によって失敗する。その後、アネモネに正体を見抜かれた。

 その際、アネモネとリーリエ、マリーゴールド、ネメシア、ラナンキュラスが同一人物であることを口にし、アネモネがその事実を認める切っ掛けを作った。

 その後、『オーバーハンドレッドレイド:天軍降臨』を五つ同時に発動させ、ブライトネス王国の上空に天使軍を展開しつつ、自身は天空の城に引き篭もった。

 ブライトネス王国戦争では『究極模倣粘性体アルティメット・ドッペルスライム』に姿を模倣させ、遠隔操作する形で襲撃し、メタトロンと従魔合神してレジーナ達と交戦し、撃破された。


・モェビウス

 『Eternal Fairytale On-line』のアカウントについては「Act.8 登場人物紹介 part.ⅩⅢ」を参照。

 モェビウスのログなどから作られた擬似記憶を持ったデッドコピーであるが、定吉とは異なり、あまり外を出歩いておらず、会話経験が少ないことから自由意志の発現は発現しておらず、反応がチグハグで、まるで「こう言われたら、こう返すのが当然だ」って形で演技しているような態度を取る。

 ブライトネス王国戦争では『究極模倣粘性体アルティメット・ドッペルスライム』に姿を模倣させ、遠隔操作する形で襲撃し、メタトロンと従魔合神してラインフレデリアとジャスティーナと交戦し、撃破された。


・ルヴェリオス帝国皇帝カエサル

 詳細は「Act.8 登場人物紹介 part.ⅩⅩⅥ」をご覧ください。


・紫の女神アメジスタ

 詳細は「Act.8 登場人物紹介 part.ⅩⅣ」をご覧ください。


・ローザ=ラピスラズリ

 『スターチス・レコード』の『管理者権限』を持つ神。乙女ゲーム『スターチス・レコード』の悪役令嬢ローザその人である。

 圓が転生したローザは『スターチス・レコード』の世界観を成立させる悪役令嬢という因子(ファクター)が必要だと世界が判断し、『スターチス・レコード外伝〜Côté obscur de Statice』のデータから構築した魂のない人形だと考えており、ローザが神として乙女ゲーム世界を超越した結果生まれた存在をハーモナイアが圓転生のための器として調整を加えて利用したのではないかと推測している。

 世界理論には同一の世界線に同一人物に分類される人物二人を同一世界線の同一時間に存在させることができないという制約が課されているが、アクアとディランはオニキスとファントとは完全に別の人物になっており、圓の転生したローザに関してもローザ=ラピスラズリが神として超越存在に至っており、またハーモナイアの調整によって完全に別存在となっているため、世界的には『唯一神』ローザ=ラピスラズリ、ローザ・ラピスラズリ・ドゥンケルヴァルトと完全に別人分として扱われている。余談だが、この理論によりローザ・ラピスラズリ・ドゥンケルヴァルトと百合薗圓も同一世界線・同一時間に同時に存在できる。

 ローザの予想は正しく、真紅の薔薇を彷彿とさせるドレスに身を包んだ赤い髪と灰色の瞳の印象的な悪女顔の令嬢――つまり、『スターチス・レコード』本編に登場するローザが『管理者権限』を持つ存在として存在しており、『スターチス・レコード外伝〜Côté obscur de Statice』の『管理者権限』を持つメランコリーと情報交換をしていた。

 漆黒に染まった元は高価な銀の鏡であっだと思われる手鏡を持ち、その手鏡でマリエッタに対して何らかの干渉を行っているものと思われる。


・メランコリー

 『スターチス・レコード外伝〜Côté obscur de Statice』の『管理者権限』を持つ神。半分が焦げ茶色、半分が長く透き通る白金の髪を頭の後ろで縛った、黒縁眼鏡を掛けた黒スーツ姿の男。銀色の虹彩と強膜の境目のない波紋のような模様の銀の瞳を持つ。

 表向きは『魔界教』の枢機司教メランコリーと名乗っているが、実際は『枢機大罪の魔モノ』の一体で人間を模した『憂鬱の大罪(メランコリー・シン)』そのもので粘液質の混沌とした魔力を自由自在に操る。『魔界教』の七つの玉座に囲まれた中心にある空の玉座の主人でもある。廃都フェントホープにある廃城を拠点にしている。

 アイオーン、シャマシュ、皇帝カエサルと同盟を組み情報交換を行っている。ローザ達によるルヴェリオス帝国の際には『強欲』を派遣した。

 世界が憂鬱だと感じていると信じ、世界の憂鬱の要因そのものである人間の排除を冀う狂人。存在するだけで世界を汚し、自然を、生態系を破壊し、資源を空費し、無尽蔵に増殖する人間こそが悪そのものであると考え、人間を皆殺しにすることで世界を憂鬱から解放することができると考えている。

 『真の唯一神』に至った時に叶えたい願いは『人間のいない世界の創造』。

 引力と斥力を支配する『憂鬱』の他に未実装だった『虚飾』の権能を有する。

 アポピス=ケイオスカーンに声をかけられ、残る『魔界教』の枢機司教全てを派遣し、共倒れを狙った。

 対等である筈のローザ=ラピスラズリに対しても何か仕掛けをしているらしく、「さて、そろそろ貴女にも役に立って頂きましょう。私のために成果を上げてくれることを期待しますよ、ローザ=ラピスラズリ」と独り言ちて彼女を模した黒いクイーンの駒を呑み込んでいる。


・スロウス

 『スターチス・レコード外伝〜Côté obscur de Statice』の『管理者権限』を持つ神。容姿はボロボロの魔界教徒のローブに、ボサボサの地面に届くほどのボサボサな深緑色の髪。感情の欠片もない精気を微塵も感じさせないゴマ粒のような黒目。『魔界教』の枢機司教で『怠惰』を担当しており、『枢機大罪の魔モノ』である『鈍足の大罪(スローリー・シン)』と行動を共にしている。他力本願で怠惰な性格。

 混沌の魔力を持つ者だけに見える不可侵の黒手を顕現する権能《神の見えざる手インビジブル・ハンズ・オブ・ジュピター》と触れた瞬間に生物・無生物・エネルギー問わず塵へと変える《万象劣化の魔手プロビデンス・オブ・オール・ディッケー》を持ち、混沌の魔力を使った虚反属性(イマジナリー)魔法を使用することができる。これら三つはローザに敗北した際にローザに引き継がれた。また、『鈍足の大罪(スローリー・シン)』と融合する神人習合という切り札を持つ。

 ブライトネス王国戦争では『嫉妬』の枢機司教エンヴィーの権能により復活するが、ルイーゼに撃破された。


・グリード

 『スターチス・レコード外伝〜Côté obscur de Statice』の『管理者権限』を持つ神。容姿は九つの尻尾と狐耳を持っている、白い髪の特徴のない青年。『魔界教』の枢機司教で『強欲』を担当しており、『枢機大罪の魔モノ』である『狐疑の大罪(フォックス・シン)』と行動を共にしている。作中では神人習合した状態で登場した。

 魂を操作する権能と妖狐の尻尾が持つ火・水・風・土・雷・木・金・光・闇を象徴する権能を持ち、それぞれの属性に対応する魂魄の分身(分魂魄)を生成することが可能。更に己の心臓も止まる不完全な時間停止を分魂魄を擬似心臓代わりに利用することによって一方的な攻撃が可能になる権能コンボを得意としている。また、この分魂魄はグリードの魂そのもののため、器となる肉体さえあれば分魂魄による蘇生も可能になる。妖術の権能には混沌の魔力を使用する他、分魂魄として分離した属性の妖術は使用が不可能になる。

 肉体の時間を停止させるとその肉体は空間の歪みそのものとなり、物理世界のあらゆるものから拒絶された存在となり、何であろうと一切攻撃が通らなくなる。また、彼の攻撃はあらゆる物理法則を無視した即死級のものとなる。

 皇帝の助っ人として、『憂鬱』によって派遣され、真の謁見の間でローザと戦うが敗北し、その『管理者権限』と権能と自らの命を失ったが、分魂魄は現在も全て残っている。

 ブライトネス王国戦争では『嫉妬』の枢機司教エンヴィーの権能により復活するが、マルグリットゥに撃破される。


・グラットン

 『スターチス・レコード外伝〜Côté obscur de Statice』の『管理者権限』を持つ神。『魔界教』の枢機司教で『暴食』を担当しており、『枢機大罪の魔モノ』である『深淵の大罪(アビス・シン)』と行動を共にしている。

 『暴食』の権能には四つの効果があり、相手の『真名』を喰らうことで周囲の記憶から当人の存在を消し去る能力、相手の『記憶』を喰らうことで当人の記憶を奪う能力、奪った相手の存在を利用して他者の存在そのものを丸ごと再現してしまう能力、奪った相手の記憶を利用して技や知識を我が物の如く利用する能力を有する。

 アポピス=ケイオスカーンに声をかけられた『憂鬱』の指示で圓の『管理者権限』を手に入れるために園遊会開催中のブライトネス王国の庭に襲撃を仕掛ける。

 ブライトネス王国戦争ではアリシータと交戦し、撃破された。

 その後、『嫉妬』の枢機司教エンヴィーの権能により復活するが、アレッサンドロスに撃破された。


・ラスト

 『スターチス・レコード外伝〜Côté obscur de Statice』の『管理者権限』を持つ神。『魔界教』の枢機司教で『色欲』を担当しており、『枢機大罪の魔モノ』である『夢魔の大罪(ドリーム・シン)』と行動を共にしている。

 相手の心を虜にしてしまう魅了の権能と様々な状態異常を引き起こす権能、様々な姿に変身することが可能な権能を持つ。

 アポピス=ケイオスカーンに声をかけられた『憂鬱』の指示で圓の『管理者権限』を手に入れるために園遊会開催中のブライトネス王国の庭に襲撃を仕掛ける。

 ブライトネス王国戦争ではヨナタンと交戦し、撃破された。

 その後、『嫉妬』の枢機司教エンヴィーの権能により復活するが、コンラートに撃破された。


・ラース

 『スターチス・レコード外伝〜Côté obscur de Statice』の『管理者権限』を持つ神。『魔界教』の枢機司教で『憤怒』を担当しており、『枢機大罪の魔モノ』である『激情の大罪(フューリー・シン)』と行動を共にしている。

 強い負の感情のエネルギーを吸収し、その力で無限に自らを強化する権能を持つ。

 アポピス=ケイオスカーンに声をかけられた『憂鬱』の指示で圓の『管理者権限』を手に入れるために園遊会開催中のブライトネス王国の庭に襲撃を仕掛ける。

 ブライトネス王国戦争ではカムノッツ、ペコラ、フィルミィと交戦、三人に撃破された。


・プライド

 『スターチス・レコード外伝〜Côté obscur de Statice』の『管理者権限』を持つ神。『魔界教』の枢機司教で『傲慢』を担当しており、『枢機大罪の魔モノ』である『支配の大罪(ドミネート・シン)』と行動を共にしている。

 心の折れた対象を奴隷支配し、洗脳する権能を持つ。

 アポピス=ケイオスカーンに声をかけられた『憂鬱』の指示で圓の『管理者権限』を手に入れるために園遊会開催中のブライトネス王国の庭に襲撃を仕掛ける。

 ブライトネス王国戦争ではレイティアと白夜と交戦、二人に撃破された。


・エンヴィー

 『スターチス・レコード外伝〜Côté obscur de Statice』の『管理者権限』を持つ神。『魔界教』の枢機司教で『嫉妬』を担当しており、『枢機大罪の魔モノ』である『嫉妬の大罪(インウィディア・シン)』と行動を共にしている。

 能力は再現。望んだものを再現することができるというものだが、例え外見や技術といった表層部分は再現できても、心と思考までは再現できないため、本物の強者には通用しない。

 アポピス=ケイオスカーンに声をかけられた『憂鬱』の指示で圓の『管理者権限』を手に入れるために園遊会開催中のブライトネス王国の庭に襲撃を仕掛ける。

 ブライトネス王国戦争ではヴェルナルドと交戦し、撃破された。


・ミーミル=ギャッラルホルン

 詳細は「Act.7 登場人物紹介 part.ⅩⅩⅩⅡ」をご覧ください。


・ノインの三女神

 故柱。長女ウルズ、次女ヴェルザンディ、三女スクルドからなる運命の三女神。

 『北欧神話』準拠の過去世界において、ホッドミーミルに残った存在であり、九つの世界崩壊後の世界で(ディーウァ=)妖精(クァエダム)のリーヴとリーヴスラシルと共にミーミルを封印した。その後、実は封印から逃れて地下深くに潜伏していたミーミルをプレイヤーと共に封印する。

 異世界ユーニファイドにおいて、他の神達と結託してハーモナイアから管理者権限を奪った後ミーミルの闇討ちにあって消滅し、『管理者権限』を奪われる。


・『永劫の虚無』

 『管理者権限』を持つ神。白い霧のようなものが集合して生まれた巨大なスタイルの良く、かなり際どい格好をした女性の姿を取っている。羽衣のようなものを纏い、その羽衣を触手のように変化させて操ることができる。触手からは雷、暴風雨、竜巻といった天候的な大災害を発生させることが可能。

 台風のような自然災害的なものであり、全てを無に返そうとしている虚無の意思そのもの。しかし、意思といっても本能とさほど変わらないものであり、確固たる意思を持って行動している訳ではない。

 実体を持つためダメージを浴びせることは可能。必殺技は攻撃対象を虚無へと還し、この世から消滅させる「虚無砲」。

 アイオーンが手中に収めており、園遊会開催中のブライトネス王国に解き放った。

 ブライトネス王国戦争ではスティーリア達と交戦し、撃破される。


・アポピス=ケイオスカーン

 詳細は「Act.8 登場人物紹介 part.ⅩⅩⅩⅢ」をご覧ください。


刻曜(こくよう)黒華(くろか)

 詳細は「Act.8 登場人物紹介 part.ⅩⅣ」をご覧ください。


・Queen of Heart

 魔法の国の女王でハートが溢れた赤いドレスを纏った赤髪の美女。傲慢で白痴な女王でいつも癇癪を起こしている。

 無くなりつつある魔力を補填するために地球に侵攻する計画を立てており、魔法少女を作る理由はこれに関係している。

 魔法少女を絶望させることで膨大なエネルギーを取り出そうと企んでいたが、終盤では魔法少女を溶かすことで魔力を抽出しようと企んでいた。

 魔法の国の女王らしく様々な魔法を使えるが、特筆するべきは「自分に対する攻撃を全て無力化し、一方的な干渉を可能とする」チート魔法。この魔法により彼女にダメージを与えることは不可能となっている。


・イヴ=マーキュリー

 スマートフォン専用ノベルRPG『トップ・オブ・パティシエール〜聖なるお菓子と死の茶会〜』の『管理者権限』を持つ神。

 天恵の神樹の力を独占しようとし、天恵の神樹と融合を果たしてしまった『最初の天恵の巫女』。

 かつては『願い』というエネルギーが届かなくなった時点で消滅してしまう状態になっていたが、『管理者権限』を獲得したことで『願い』のエネルギーが無くとも存続できるようになった。

 アポピス=ケイオスカーンに声をかけられ、圓の『管理者権限』を手に入れるために園遊会開催中のブライトネス王国の庭に襲撃を仕掛ける。

 アスカリッド、エリーザベト、アゴーギク、リサーナ、ケプラー、ヒョッドル、シュピーゲル、カトリーヌ、イリーナ、プルウィア、ネーラ、ヴァルナーと交戦し、敗北した。


・智慧之神ヌース

 『World Sphere on-line』の世界『スフェア』の創造神。生物圏(バイオスフェア)を超えた存在として人間を創造したものの、叡智圏(ノウアスフィア)に到達することはなく、叡智圏(ノウアスフィア)に到達し得る存在を作り出すために人間よりも頑丈で高い能力と成長速度を誇る真人類(プレイヤー)を創造した。これが、真人類(プレイヤー)……つまり、ゲームのプレイヤーである。最終階層に到達し、叡智圏(ノウアスフィア)に辿り着いた者を自ら同胞として迎え入れる……と言われているが。

 黄昏に燃える麦穂のように豪奢な金髪と、エンジェルオーラを彷彿とさせる瞳孔と黒く反転した白目。ぞっとするほど見目麗しく整った神々しさと魔性の妖しい色香を同居させる容姿で、丈長の白のドレス・ローブを身に纏い、背後に光背を背負い、頭には三重の光輪が輝いている。

 アイオーンと共謀してハーモナイアを倒しており、ハーモナイア本体である最後の『管理者権限』以外の全ての『管理者権限』のオリジナルと遜色ないコピーを保有している。

 アイオーンのことを心から愛しているが、ヴェールによって認識を遮られることで初めて発狂せずに会話できるという対等とは言い難い関係であることを自覚しており、百合薗圓を自らの世界で倒さな去ればならないと強く思っている。

 園遊会を舞台にした戦争をアイオーンと共に「アザトースの宮廷マウス・オブ・マッドネス」の特等席から観戦した。


・シャマシュ

 詳細は「Act.8 登場人物紹介 part.ⅩⅩⅩⅣ」をご覧ください。

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 それでは、改めまして。カオスファンタジーシリーズ第二弾を今後ともよろしくお願い致します。


※本作はコラボ企画対象のテクストとなります。もし、コラボしたい! という方がいらっしゃいましたら、メッセージか感想欄でお声掛けください。

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