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Act.8-360 園遊会の終わりと戦後処理。 scene.12

<一人称視点・ローザ・ラピスラズリ・ドゥンケルヴァルト・ライヘンバッハ・ザール・ウォルザッハ・インヴェルザード・ジードラバイル・ヒューレイツ・ビオラ=マラキア>


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飛翔時空剣フラガ・シャルラッハロート

▶︎冥黎域の十三使徒の一人で初代皇帝から帝器「時空裂神剣・神御前」を下賜された英雄ブランカルタ=ブロッサムの愛刀の技術と皇帝器「煌帝剣・時空穿(コンモドゥス)」を応用して作った飛翔する剣。


【管理者鑑定】

分類:『異世界ユーニファイド』アイテム

レアリティ:神話級

付喪神度:99,999,999,999/99,999,999,999【該当者: カノープス、メネラオス、ベルデクト】

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 まずは、魂魄魔法を利用した「魂抜き」を行って『飛翔時空剣フラガ・シャルラッハロート』の魂を抜く。

 魂魄魔法で取り出した魂を魂魄魔法で創り出した擬似的な魂に捕食させ、その魂を浮遊させている間に『飛翔時空剣フラガ・シャルラッハロート』そのものの加工に移る。


 材料には当時サーバーに三本しかなかった『オーバーハンドレッドレイド:銀ノ鍵と門』のヨグ=ソトホートから稀にドロップする『銀の鍵剣-आकाश तलवार-』を使用。更に、アントローポスとエクレシアの討伐で手に入れた素材もガンガン消費し、更に未使用の幻想級装備『銀星ツインシルヴァー』とユニークシリーズの『待宵の窯出天目剣(ナイトメア・キルン)』を投入した。


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統時空の双神剣アブソリュート・ツインソトホート

▶︎冥黎域の十三使徒の一人で初代皇帝から帝器「時空裂神剣・神御前」を下賜された英雄ブランカルタ=ブロッサムの愛刀の技術と皇帝器「煌帝剣・時空穿(コンモドゥス)」を応用して作った飛翔する剣を素材として、『銀の鍵剣-आकाश तलवार-』、『銀星ツインシルヴァー』とユニークシリーズの『待宵の窯出天目剣(ナイトメア・キルン)』などを加えることで誕生した宇宙の法則そのものの形をした究極の双剣。


スキル:【刀身透明化】、【幻影刃】、【ー】、【破壊成長】

フレイバーテキスト効果:ヨグ=ソトホートの力を宿す剣。その斬撃は次元を切り裂く力を持ち、この剣から繰り出される攻撃全てに時空属性を付加する。

帝器効果:数秒の時間と数センチの空間を渡り、時空すらも両断する。


【管理者鑑定】

分類:『異世界ユーニファイド』アイテム

レアリティ:独創級

付喪神度:0/99,999,999,999【該当者:リーリエ】

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 ……なかなかぶっ壊れ性能の武器が誕生したけど、まあ、独創級のままだよねぇ。さて、ここに先ほどの擬似魂魄を投入。


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統時空の双神剣アブソリュート・ツインソトホート

▶︎冥黎域の十三使徒の一人で初代皇帝から帝器「時空裂神剣・神御前」を下賜された英雄ブランカルタ=ブロッサムの愛刀の技術と皇帝器「煌帝剣・時空穿(コンモドゥス)」を応用して作った飛翔する剣を素材として、『銀の鍵剣-आकाश तलवार-』、『銀星ツインシルヴァー』とユニークシリーズの『待宵の窯出天目剣(ナイトメア・キルン)』などを加えることで誕生した宇宙の法則そのものの形をした究極の双剣。


スキル:【刀身透明化】、【幻影刃】、【ー】、【破壊成長】

フレイバーテキスト効果:ヨグ=ソトホートの力を宿す剣。その斬撃は次元を切り裂く力を持ち、この剣から繰り出される攻撃全てに時空属性を付加する。

帝器効果:数秒の時間と数センチの空間を渡り、時空すらも両断する。


【管理者鑑定】

分類:『異世界ユーニファイド』アイテム

レアリティ:創世級

付喪神度:99,999,999,999/99,999,999,999【該当者:リーリエ】


武装固有特技:統時空双剣

 宇宙の法則そのものの形をした究極の双剣の記憶が形を成したリーリエの『統時空の双神剣アブソリュート・ツインソトホート』のみが有する特技。吸収した魔力を時空属性の魔力に変換し、時空属性の魔法を発動する触媒となる。また、吸収した魔力を消費することで帝器効果の範囲を拡張させることができる。武装の力を完全に解放することでウムル・アト=タウィルを召喚することができる。

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 ……擬似魂魄に捕食させたことで対象がトーマス達からボクに切り替わったようだねぇ。……というか、実はこの「魂抜き」って自在に神話級(ゴッズ)の保有者を変えることができる凄い技術なんじゃないかな? 無力化だけではなく、相手の武器の名義を変えられるって途轍もないよねぇ……まあ、戦闘での利用は検討していないんだけど。

 さて、ここから人格を「極大付与術アルティメット・エンチャート」で付加すると共に擬人化……うん、上手くいった。


 『統時空の双神剣アブソリュート・ツインソトホート』が擬人化した宇宙を閉じ込めたようなミニドレスを身に纏った宙色のツインテールの髪と宙色の瞳を持つ少女と、宇宙を閉じ込めたようなロングドレスを身に纏った宙色のストレートロングヘアと宙色の瞳を持つ少女はボクの目の前に跪いた。


『『お初にお目に掛かります、リーリエ様。私達を創造してくださりありがとうございます』』


「上手くいって良かったよ。これから二人に名を与える。今日からツインテールの君は『宙乃(ソラノ)』、ストレートロングの君は『時乃(トキノ)』だ」


 その瞬間――銀霊(マグヌム・オプス)の力で二人に大いなる業(アルス・マグナ)が起こり、銀色の文字が二人の周囲に生まれて少しずつ収束していき、やがてチョーカーとなって彼女達の首に収まった。


『『宙乃(時乃)という素晴らしい名前を私にお与えくださり、ありがとうございます。全ては貴女様の御心のままに、何なりとお申し付けください』』


「今のところは何かをお願いするつもりはないけどねぇ。これから君達はボクの家族だ。必要になった時に力を貸してくれるとありがたいかな?」


『『承知致しましたわ』』


 まあ、とりあえず宙乃と時乃を誕生させたものの、じゃあ何か仕事をお願いするかと言われても今は特にないというのが現状なんだよねぇ。

 二人にはしばらくラピスラズリ公爵家で使用人研修を受けてもらうことにした。二人の仕事については今後三人で相談して決めていこう。



 モルヴォルとルアグナーァと会合をセットできたのはブライトネス王国大戦の戦功発表と祝勝会が行われる日の前日に決まった。

 場所はビオラ商会合同会社の本社ビルの応接室。給仕はクレールとデルフィーナの二人に任せた。準備万端、後は当日を待つだけと思っていたんだけど……。


 その日、プリムラはビアンカ王太后に招待されて離宮を訪れていた。ちなみに、他の招待客にはカルナも居た……珍しい面子だよねぇ。

 更にボクも筆頭侍女としてではなく、公爵令嬢として呼ばれてしまった。……仕方がないからマスカットのケーキとイチゴとフランボワーズのタルトを持参したよ。


 今回の茶会はプリムラが園遊会で学んだことを忘れないうちに行儀作法について復習しようという至極真っ当なもので兼ねてより計画されていたものだ。……ボクに招待状が届いたのは園遊会が終わってすぐだったけど。

 まあ、これ自体に問題はない。……問題は。


「母上、カルナ、プリムラ! 悪いが親友をしばらく借りていくぜ!」


「……ラインヴェルド、いきなり来てなんですか。騒がしいですよ」


「悪いと思っているならやめてくださらないかしら? ローザ様は今、ビアンカ様主催のお茶会に参加しているのよ」


「どうしたの? お父様?」


「カルナ、ここは俺の援護に回ってくれるところじゃねぇのか? ……今からちょっと面倒な仕事があってな。荒れそうだし俺も本当はサボりたいんだが……まあ、色々とあって早めに決めとかなければならないことなんだ。……園遊会で散々ブライトネス王国……っていうか親友馬鹿にした連中が居ただろ? アイツらの処分をどうするかって話だ」


「あの……なんて言ったかしら? 自称次期『剣聖』とそのご一族の方達よね? まだあの魔物を持ち込んだ騒動の決着がついていないからあの後国賓として王宮内に滞在させていると聞いていたのだけど」


 ビアンカは名前を覚えている筈だけど、もう完全に呼ばないつもりみたいだねぇ。まあ、気持ちは分からないでもないけど。


「それで、ローザにあまりにも頂けない求婚をしたあの方々の国はどうなるのかしら?」


「旧王都のルテルヴェと一部地域を統合してヴァルドーナ=ルテルヴェ市国を建国し、そこの統治をさせようってことになった。一応、王家の血を引く大臣の一族だし、直接ブライトネス王国に攻撃を仕掛けてきた訳じゃないからな。……俺は親友を馬鹿にした時点で万死に値するって思っているんだが、まあ、流石に公爵令嬢の名誉を傷つける求婚をしたという程度じゃ理由としては弱いというのが実情だ。……と言ってもヴァルドーナ=ルテルヴェ市国は表向き大臣一家に治めさせるが、政治は多種族同盟会議の助言と承認を受けて行われる……まあ、実質の傀儡政権の誕生ってことだな。残る旧ニウェウス王国の領土とブラックソニア辺境伯領は統合した後にリーリエが統治してくれることになっている。まあ、それを通達しに行くだけではあるんだが……非礼を働かれたローザからそれを告げるってのが一番いいんじゃないかって思ってな」

 お読みくださり、ありがとうございます。

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 もし何かお読みになる中でふと感じたことがありましたら遠慮なく感想欄で呟いてください。私はできる限り返信させて頂きます。また、感想欄は覗くだけでも新たな発見があるかもしれない場所ですので、創作の種を探している方も是非一度お立ち寄りくださいませ。……本当は感想投稿者同士の絡みがあると面白いのですが、難しいですよね。


 それでは、改めまして。カオスファンタジーシリーズ第二弾を今後ともよろしくお願い致します。


※本作はコラボ企画対象のテクストとなります。もし、コラボしたい! という方がいらっしゃいましたら、メッセージか感想欄でお声掛けください。

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