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Act.1 用語辞典・世界観紹介篇 part.Ⅱ

◆MMORPG『Eternal Fairytale On-line』

 後に最強のタッグとして有名になる高槻斉人とフルール・ドリスが初めてタッグを組んだ第一作。ノーブル・フェニックスが投資家の百合薗圓、鳳鸞醸造などのスポンサーから資金援助を受けて開発した。


 下級職のJOB LEVELを上昇させる+αをすることで上級職が解放されるシステムを採用。また、その職業レベルを上げることで会得可能な各種スキルは転職後も継承されるため、完全に白紙にならないことも魅力の一つだとされている。

 ただJOB LEVELを上げれば良いという訳ではなく一次職から二次職、二次職から三次職、三次職から四次職とより上級職を目指すためには特定の高難易度クエストを受ける必要があったりと大変だが、やり込み要素として好まれている。基本的には一つの職業で最高レベル(現在の時点では四次職)を目指す突貫型、複数の職業をそこそこの範囲まで上げる広く浅く型の二択が一般的で全ての職業で四次職を目指すことを目標にしていると語ると「こいつ狂っているぜ」と認識される。

 また、期間限定のイベント職なども用意されており、全ての職業を入手するためには最初期からプレイしている必要がある。イベントに関しては常にリアルタイムで行われ、復刻版は今のところ一度も行われていない。


 各職業の特技には、レベルが規定値に達すると自動的に取得できる自動取得とクエストやLvアップで得られる習熟ポイントを支払うことで取得できる追加取得の二種類があり、また会得した特技も会得→初伝→中伝→奥伝→秘伝と成長させることが可能。それぞれのレベルアップには次段階の名称を持つ巻物が必要で、段階によっては特定のクエストやレイドをこなすことを求められる。


 中世ヨーロッパ風の世界に様々な種族が住みモンスターが徘徊し、各地にダンジョンがあるというありがちな世界観。現在は種族間の争いはなく互いに不可侵協定を結んでいるという設定。


 『Eternal Fairytale On-line』の基本セットの価格は7900円、種族追加パックが2900円、拡張パックは4000円〜7000円、月額料金は1700円、消費アイテムの購入やガチャなど課金システムも採用。割とぼったくりだが、それでも現在まで愛されている。現在は十五番目の拡張パックまでが発売されており、それを記念して『Eternal Fairytale On-line』オールセット(種族追加パックと拡張パックの全てが同梱され、更に高槻斉人とフルール・ドリスへのインタビュー記事、小資料集、短編小説などの付録も充実)が19800円というお得? な価格で販売された。

 『Eternal Fairytale On-line』は一セットにつき五台のパソコンにインストール可能。同時に一つのキャラを複数のパソコンで操作することはできないが、四つまで製作可能なサブキャラをそれぞれのパソコンで操作することは可能。……より正確に言えば、一つのゲームで五つのアカウントを持てるというべきか。


 種族は通常、人間、エルフ、ドワーフ、狐人族、狼人族、猫人族、兎人族、巨人、魔人の九種族。種族追加パックを使えば龍人、天使、吸血鬼、海棲人の四種族が追加で選択可能になる。

 各種族ごとにパラメーターが異なり、職業のパラメーターと掛け合わせて基本値。そこにレベルアップによるステータスの上昇が加わるという図式。

 レベルが最大値に達すると人間を除き転生して上級種族になることが可能だが、転生後はレベルが一からの再スタートとなる。これにより種族値が上がるが、レベルによる上昇値が消えるため、また一から鍛え直す必要がある。ハイ〇〇→始祖→真祖→神祖の順に上がっていく(人間は変化しない)。


 キャラクターメイキングは自由度が高く身長、体重、年齢、三サイズ、髪型、容貌に至るまで幅広く選択可能。ここについては課金システムは導入されておらず、自由に選択できる。一応、写真データを元にキャラ造形を設定するシステムもある。


 プレイヤーは始まりの街で冒険者として登録するところからスタートする。それ以前の時点では職業が空欄。一度目の冒険者登録の際に職業を冒険者ギルドで設定できるが、以降は職安亭で手数料を支払い(ゲーム内マネーで)、職業を変える必要がある。追加四種についてはスタート地点から既に固有能力を一つ所持している。


 敵であるモンスター(MOB)は一部を除いて捕獲アイテムで捕獲可能。捕獲したモンスターは従魔と呼ばれ、召喚師が召喚して契約することが可能なタイプのモンスター……いわゆる召喚獣とは扱いが異なる。召喚獣は通常モンスターとして出現しない種類のものを召喚し、使役することができるスキルだが、召喚している間は魔力の永続消費が続く。従魔の場合はそれがないが、代わりに連れ歩く必要がある。召喚獣の中には便利なスキルを持つものも多く、その際たるものが『Eternal Fairytale On-line』のマスコットキャラとなっている桃色の変身能力を持つメタモルスライム。

 捕獲アイテムには課金制のものと無課金制のものの二種類がある。MOBのレベルと種族希少値の合算値に反比例して捕獲確率が下がるので課金アイテムを駆使して確率を上げない限りは中盤以降はほぼ捕獲不能。 稀に固有スキルを持ったレア個体が存在するが捕獲し、鑑定するまで違いを判別することはできない。

 一応、期間限定のイベント特効効果付与の武器ガチャにはモンスターがおまけで付いてくるものもあるが、確率が低過ぎるため手に入れるのは困難を極める。そんなものを全て揃えている奴がいれば、それは狂人。


 三番目の拡張パックで攻略したダンジョンや、購入した敷地にギルドホールを作れるギルドホールシステムが、十番目の拡張パックの際には空を移動可能な飛空挺が導入された。

 ギルドホールシステムでダンジョンが(期間限定のものも含めて)私物化しカスタマイズできるようになった結果、多くのギルドがギルドホールを望む場所に配置するため鎬を削る群雄割拠の時代が始まり、飛空挺による空の開拓時代には更に白熱した。天空に浮かぶ《浮遊城》→《浮遊城ホワイトリリー》は、ゲーム開始からトップ五本の指に入り、最強とも名高い『白百合の楽園』が勝ち取り、ギルドホールとしている。

 お読みくださり、ありがとうございます。

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 それでは、改めまして。カオスファンタジーシリーズ第二弾を今後ともよろしくお願い致します。


※本作はコラボ企画対象のテクストとなります。もし、コラボしたい! という方がいらっしゃいましたら、メッセージか感想欄でお声掛けください。

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