Act.7 登場人物紹介 part.ⅩⅢ
◆ニウェウス自治領/魔女の森
・レジーナ=R=ニウェウス
魔女の森に住む魔女。腐敗した自国と王族に見切りをつけたニウェウス王国の元第一王女で大魔導師の異名を持つ。ドゥンケルヴァルトでは【森の賢者様】と呼ばれている。節くれだった長杖を持った白銀色の髪の魔女風の女性。
ニウェウス王国の王家は国の力関係のバランスの調整のため、幾度となく政略結婚を結び、代々高い魔法適性を持つ忠臣達の血を意図せず取り込んできており、火、水、氷、風、土、酸、影、光、空の九属性の適性も持ち合わせている。
王子時代のラインヴェルド、オルパタータダと冒険者パーティを組んでいたことがある。魔法攻撃と回復を両立しながら杖でぶん殴りにいくバトルスタイルをとっていた。
メリダとの関係は、噂を聞きつけたメリダが勝手に弟子入りしたいと押しかけ、勝手に幻滅し出て行ったというもので、メリダに頼まれて宮廷魔法師への推薦を書いたレジーナも、メリダが上手くやれるとは思っていなかった。メリダのことは既に破門にしたという認識を持っている。
王女時代は公務や淑女のマナーの勉強に嫌気が差してよくユリアのもとに遊びに行っていた。武闘派の名門宮廷魔法師との婚約が計画されていたが、この計画はユリアの暗躍によって頓挫している。
邪魔をしていることは分かっていたが、困り顔をしながらも迎えてくれた彼女の暖かさが嬉しく感じており、彼女をこれ以上巻き込まないために、自由に生きて欲しいと願いユリアを突き放した。
冒険者時代に彼女の正体が性別不明、年齢不明、本名不詳の伝説の暗殺者『ジェーン=ドウ』だってことを知り、自分の唯一の理解者が自分に隠し事をしていたことが許せず、ジェーンのことを逆恨みするようになる。
ローザの手によってジェーンと再会し、本音を語り、ジェーンとの関係を修復した。その後はジェーンとの同棲のための準備を進めている。
帝国崩しでは、謁見の間の奥にある世界の一つ、機械仕掛けの塔でダートムと対峙したローザに白い羽の意匠が施されたナイフで召喚され、ユリアと共に因縁の相手であるダートムを倒し、過去に一つの区切りをつけた。
帝国崩壊後の装備新調・調整ではローザから『賢者の石と接骨木の杖』、『漆黒魔導外套』を贈られている。
・ミーヤ
名前の由来は深夜より。レジーナの使い魔で、『黒い虐殺者』とも呼ばれるクァールの魔物。
人間並みかそれ以上の高い知能を有する。巨大な猫型で体色は黒。耳の代わりに巻き髭の様な触角が生えており、あらゆる電磁波の送受信が可能である。肩から生えた二本の長い触手の先端は吸盤状になっており、人間の手と同様、細かい作業をすることができる。また、空間転移能力を有する。
性格は本来残忍で狡猾だが、ミーヤはかなり世話焼きで常識をわきまえている。仔猫の頃にレジーナに拾われ、使い魔となったため人間に危害を加えることはほとんどない(敵に対しては容赦ない攻撃を仕掛けるが)。
・リィルティーナ=レイフォートン
魔王軍との大戦で死亡したとされる伝説の聖女クラリッサ=オーランジェの子孫。実は聖女としての立場に押しつぶされそうになっていたクラリッサは聖女ではなく一人の少女として自分を認めてくれた青年と共に、当時の魔王軍幹部を討伐すると同時に戦場から逃亡し、彼と結婚、その後はクラエス=レイフォトウムと名を変えて戦いとは無関係のところで天寿を全うした。三年前、リィルティーナの村が魔物に襲われて壊滅した際、通り掛かったレジーナにたった一人の村の生き残りとして保護される。三年前の段階で前世が日本という国の平凡な男子高校生、綾瀬奏多としての前世を思い出す。
桜色がかった金髪を腰まで伸ばし、翡翠色の瞳をした超絶美少女。
火、水、光、空の四属性に高い適性を持つ。
ローザが入学するタイミングでブライトネス王国の魔法学園に入学することが決まった。
帝国崩壊後の装備新調・調整ではローザから『聖翼の神杖』、『星辰の宝冠』、『熾天聖天使のローブ』を贈られている。
・ジェーン=ドウ/ユリア=ウィリディス/エリオール=ジィルディー
ラピスラズリ公爵家の庭師。金色の髪を結い上げた攻略対象にも匹敵するほどの凛々しい美形の青年。植物を育てる才能である緑の手を持ち、植物系の木魔法を得意とする。
かつては性別不明、年齢不明、本名不詳の伝説の暗殺者として活動していた。当時は便宜上『ジェーン=ドウ』の名称で呼ばれていたが、当人はユリア=ウィリディスを名乗っていた。当時は長い金色の髪を持つゆるふわな女性として活動しており、どちらの性別かは不明。エリオールやユリアも偽名である。【血塗れた緑の手】という異名を持つ。
ディラン達の装備新調を羨ましがったラインヴェルドがきっかけで始まった装備調整では装備を独創級の独創級の『黒刃天目刀-濡羽-』、『天空庭師の庭師服』、『闇を征く使用人の飛翔ブーツ』に作り替えてもらった。
フォルトナ王国擾乱の最終局面である『怠惰』戦にはフォルトナ王国・多種族同盟軍の一員として参戦した。
何も知らされずにドゥンケルヴァルトの視察にローザと共に同行し、魔女の森でかつて仕えていたレジーナと再会する。
名も無き小国の貧しい家で生まれ、生きるために暗殺者として活動しており、ニウェウス王国への潜入も任務のためだった。ニウェウス王国でおてんばなお姫様レジーナと出会い、一緒に過ごしているうちに彼女に惹かれるようになる。彼女が武闘派の名門宮廷魔法師との婚約を望んでいないことを知った際には暗躍して頓挫させており、レジーナの婚約、国王の暗殺、一部軍部による条約を結んだ国への侵攻からなる武力による下克上を望む元軍部の宮廷魔法師達によるクーデターを一人で解決し、計画の中心にいた【錬成の魔術師】ダートム=アマルガムを追い詰めたが、最後の最後で逃げられてしまった。
一方で本当のことを打ち明けられなかった罪悪感を抱き続けており、レジーナの元を去ってからは気持ちを紛らわせるために仕事に没頭してきた。
ローザの手によってレジーナと再会し、本音を語り、レジーナとの関係を修復した。その後はレジーナとの同棲のための準備を進めている。
帝国崩しでは謁見の間の奥にある世界の一つ、機械仕掛けの塔でダートムと対峙したローザに白い羽の意匠が施されたナイフで召喚され、レジーナと共に因縁の相手であるダートムを倒し、過去に一つの区切りをつけた。
・トビハリネズミ
ジェーンの使い魔。弱い魔物ではあるが、増殖の性質と仲間同士が所有する微量な生体魔力を引き合って、群れの中であれば自由自在に空間を行き来することができる。
増殖によって球状に膨らんで巨大化した針と巨体で攻撃したり、分裂するように増殖することで個体を増やすことができる。ジェーンは名付けをせず種族名で呼んでいる。
◆ニウェウス王国
・レジーナ=R=ニウェウス
詳細は同ページの「ニウェウス自治領」をご覧ください。
・ユリア=ウィリディス
詳細は同ページの「ニウェウス自治領」をご覧ください。
・ダートム=アマルガム
詳細は「Act.7 登場人物紹介 part.ⅩⅣ」をご覧ください。
・ヴァリアント=ドゥリンダナ
炎魔法を得意とする魔法師の名門の一族であるドゥリンダナ家の次期当主。【業火の魔術師】の異名を持つ。
ダートム一派の策略により、レジーナと婚約を結んだ。ダートムのクーデターの最中に行方不明になっていたが、実際はダートムによって殺害されていた。
◆風の国ウェントゥス
・アリシータ=エメライン
古代竜の一体で暴風竜の異名を持つ調停者、ラファール=ウラガン=トゥールビヨンを信奉する緑の使徒の代表を務める巫女の女性。
ラファールがローザに従うことを決めたことを知り、多種族同盟に加盟するためにブライトネス王国の王宮に現れた。
お読みくださり、ありがとうございます。
よろしければ少しスクロールして頂き、『ブックマーク』をポチッと押して、広告下側にある『ポイント評価』【☆☆☆☆☆】で自由に応援いただけると幸いです! それが執筆の大きな大きな支えとなります。【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にしてくれたら嬉しいなぁ……(チラッ)
もし何かお読みになる中でふと感じたことがありましたら遠慮なく感想欄で呟いてください。私はできる限り返信させて頂きます。また、感想欄は覗くだけでも新たな発見があるかもしれない場所ですので、創作の種を探している方も是非一度お立ち寄りくださいませ。……本当は感想投稿者同士の絡みがあると面白いのですが、難しいですよね。
それでは、改めまして。カオスファンタジーシリーズ第二弾を今後ともよろしくお願い致します。
※本作はコラボ企画対象のテクストとなります。もし、コラボしたい! という方がいらっしゃいましたら、メッセージか感想欄でお声掛けください。




