Act.5 用語辞典・世界観紹介篇 part.Ⅲ
◆『アンダーワールド・クエスト』
高槻斉人とフルール・ドリスがタッグを組んだ第二作。通称は『UWQ』。
一人プレイ型で通信プレイでは最大四人のプレイヤーと冒険を楽しむことができる。二人が共同で作った最初のConsole Game(家庭用ゲーム)。
主人公は「始まりの村」の村人Aという立ち位置。ある日、井戸から現れた魔物によって地底世界の存在が明らかとなり、村の中ではぐれ者だった若い村人Aはその探索を村長から言い渡される。
主人公は地底世界を歩いていく中で、地底人や地底人が崇める邪神で、地上世界の古い神話では天空の神とされているユラナスが地上を手に入れようと地上世界へと侵攻を企んでいることが明らかになる。
三つのエンドが存在し、かつての天空の神ユラナスや地底人側につくという選択肢を選んだ場合、ラスボスは地上の神でかつてユラナスを追放した地母神ガイアとなる。一方、地上世界側として戦うことを選んだ場合、ラスボスは天空の神ユラナスとなる。どちらにもつかないという選択肢を選んだ場合はユラナスとガイアとの二連戦となり、最終的に世界の王となる。
買い物ができる店や体力の回復できる宿屋、蘇生や呪いを解ける教会は全て「始まりの村」にしか存在せず、地底世界の施設を利用することはできない。
これまで他の村人から半ば村八分にしていた村人Aが持ち帰った宝物のおかげで村から街へとどんどん豪華になっていく……甘い汁を吸う中で掌を返したように態度を変える村人達は人間の醜さの体現であり、主人公が地底世界につくという選択肢を持つことの切っ掛けとなったのかもしれない。
村の発展度に応じて購入できるアイテムが異なってくるので、あまり無理をして冒険を進め過ぎず、定期的に地上世界に戻るのが推奨されている。
魔物を倒した素材や金銀、宝物を売ることで資金を獲得できるが、アイテムを売却した場合、その二十パーセントが村に入るために八十パーセントの金額しか入手できないというとんでもなルールがある。これは、村人Aが冷遇されているということを如実に表すための描写だったが、このシステムに対しては社内でかなりの反感コメントが寄せられ、最終的に八十パーセントの額を予め表示することで解決している。
キャラクターメイキングは前作と同様に自由度を高めたシステムを採用しており、身長、体重、年齢、三サイズ、髪型、容貌に至るまで幅広く選択可能だが、種族は当然ながら人間のみしか選択できない。
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