表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
百合好き悪役令嬢の異世界激闘記 〜前世で作った乙女ゲームの世界に転生した悪役令嬢が前世の因縁と今世の仲間達に振り回されながら世界の命運を懸けた戦いに巻き込まれるって一体どういうことなんだろうねぇ?〜  作者: 逢魔時 夕
Chapter 5. ブライトネス王国ラピスラズリ公爵領発フォルトナ王国着の弾丸ツアー〜他種族との国交樹立とフォルトナ王国諸問題の解決という名の無理難題を七年以内に達成せよ〜

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

281/1357

Act.5 登場人物紹介 part.ⅩⅢ

◆シャマシュ教国

・シャマシュ

 最も古い神話とされるメソポタミアの太陽神の名を持つ神。異世界ユーニファイドの主にシャマシュ教国で信仰されているシャマシュ聖教教会の唯一神。

 魔族こそ人間と敵対する存在だと広め、人間と魔族を戦わせ、それを肴に《紡錘巨空城-レモンズ・シャトー-》の最上階で美酒を煽っている。

 元々は《紡錘巨空城-レモンズ・シャトー-》を作り上げ、そこに冒険者を閉じ込めて足掻く姿を楽しむ《紡錘巨空城-レモンズ・シャトー-》の製作者にして、第百階層で待ち受けるラスボスという設定だった。暇を持て余した神であり、挑戦者達すらもゲーム盤を動く駒の一つ、退屈を紛らわす道具としてしか見ていない。

 形成の書[セーフェル・イェツィラー/סֵפֶר יְצִירָה]からFDMMORPG『SWORD & MAJIK ON-LINE』の電脳遊戯世界調整用超高度人工知能[Super advanced artificial intelligence program for game world adjustment]であるハーモナイアシステムに世界作成の権利が与えられ、神となった際にシャマシュはそのプログラムの一部をハッキングして神の力を得ると、融合途上の世界でゲーム時代には存在しなかったシャマシュ教国の建国を誘導すると同時に新たな遊戯のために人と魔族の対立を煽り、更にゲーム盤の中にスパイスとして勇者を召喚することを考え、ハーモナイアシステムが保有していた圓のデータから座標を獲得、異世界召喚を行った。ノーブル・フェニックスでこれまで百合薗圓が作ってきたゲームの世界を統合して新たなワールドを舞台にしたゲームを作ろうというボツ計画である複数世界観統合計画[Multi-world view integration plan]を基にハーモナイアによって作成されたユーニファイド[Unified]を完全に掌握することはできておらず、影響力は今の所シャマシュ教国に限定されている。


・エバッバル=テル・センケレ

 シャマシュ聖教教会の教皇。神託によりシャマシュから授けられた【勇者召喚の儀】で園村達を大和秋津洲帝国連邦から召喚する。狂信者で神を疑う者を許さないが、異世界に召喚されたばかりの者達の神に対する無礼についてはある程度許容できる。一見好々爺に見えるが、その目には鋭い光が内包されており、敵対者や背教者、不穏分子となりうる存在を見極める力がある。いっちゃってる老人で既に手遅れなので、説得とか絶対無理。

 メソポタミア神話の「白く輝く神殿」を意味する「エバッバル」と古代バビロニアの重要な都市の一つで太陽神シャマシュを守護神とするラルサ[Larsa](聖書の「創世記」第14章1節ではエラサル[Ellasar]という名で登場する)の現在の呼び名であるテル・センケレの名を持ち、見るものが見れば一目でシャマシュと関係する存在であることが分かる。


・フォルジエルド=R=S=エラルサ

 シャマシュ教国の国王。R.S.は在位紀元前1822年 - 紀元前1763年のラルサ王朝の最後の王であるリム・シン1世[Rim Sin I]、家名は古代バビロニアの重要な都市の一つで太陽神シャマシュを守護神とするエラサル[Ellasar]から取られていると思われる。国王だが権力は教皇に劣る。

 敬虔なシャマシュ聖教の信徒。完全にシャマシュ教の傀儡であり、ただのお飾り。


・ルルナリア=R=S=エラルサ

 シャマシュ教国の王妃。フォルジエルドと同じくシャマシュ聖教の敬虔な信徒。基本的に表舞台には出ず、補佐に務める。


・ラジール=R=S=エラルサ

 シャマシュ教国の第一王子。嗜虐趣味を持ち、全てを自分の手に入れ、何もかもを自身の才能で操れる信じて疑わないちょっと頭が回るだけの凡人。

 異世界から勇者召喚された咲苗や巴、愛望に興味を持ち、性的に嗜虐して弄べる日々を夢見るようになる。勇者の機嫌を損ねないように下卑た感情を隠すくらいの脳味噌はある。

 シャマシュ聖教の闇に気づいているが、どうでもいいので放置している。


・ランデス=R=S=エラルサ

 シャマシュ教国の第二王子。

 【獅子焔剣】や【爆熱剣術】の二つ名で知られる剣の使い手で、戦場で味方には心強く、敵方には怖れられる。猪突猛進型の筋肉馬鹿な性格で、曙光や鋼太郎と気が合うほどの正義感を持つ熱血漢なのではないかと推測されるが、その思考は迷宮入りしているため家族にすら彼が何を考えているのか分からないということがしばしばある。どちらかといえば、細かいことは気にしない大雑把な性格。

 以前から何の脈略もなく相手に告白するという謎過ぎる悪癖があり、咲苗や巴に初対面で告白し、玉砕した。この謎の悪癖には家族も頭を抱えている。

 一方で物事の本質を見抜く獣的直感があり、咲苗が園村に想いを寄せていることや、園村が咲苗に恋愛的な意味での好意を持っていないこと、園村が実力を隠していることも見抜いている。シャマシュ聖教の闇にも気づいている節があるが、それについては何もアクションを起こしていないところを見ると興味がないようである。

 戦闘狂な性格ではないが、血湧き肉躍る戦いはそこそこ好きのようだ。また、ゾーンに入ると意味不明な馬鹿力を発揮して誰にも手がつけなくなる。

 その猪突猛進型の筋肉馬鹿な性質、思考回路がぶっ壊れた迷宮入りした思考、物事の本質を見抜く獣的直感、常に行動が予想の斜め上をいく、集中力も記憶力もない、すぐに迷子になるなどの性質から、彼の前世が漆黒騎士団の騎士団員ウォスカー=アルヴァレスであると圓はほぼ確信している。


・アイラル=R=S=エラルサ

 シャマシュ教国の第三王子。性格破綻者な長兄や野生動物の次兄とは異なり比較的まともな性格で、まだシャマシュ聖教にも染まりきっていない。初対面の際に咲苗に一目惚れしたらしいが当人は八歳。咲苗からは弟みたいな扱いをされているのでなかなか思う通りに恋は進展しない……まあ、咲苗には初恋の相手とその初恋の相手にどことなく似ているクラスメイトがいるので勝利するのははっきり言って難しいが。


・アンジェリカ=R=S=エラルサ

 シャマシュ教国の第一王女。二十三歳と王族としては明らかに行き遅れだが、今なお美貌は衰えていないという。剣の実力も高く魔法の使い手としても高い実力を誇る。

 シャマシュ教に傾倒し、腐った貴族によって食い潰されている国の惨状を憂いている。

 そんな貴族のものになることも、政略結婚の道具とされることも拒み、武力を理由に言い寄ってくるものは煉獄の焔に叩き込んで「私程度の焔にすら対処できないのでは私を手折って妻にするなど到底できませんわね。国の将来を支えるものとして貴方は役立ちそうにありませんわ……男としても、夫としても」と嘲笑し、財を理由に言い寄ってくる者に対して「その財を軍資金に〇〇を取ってきてください」と難題を与え、嘲笑う。当然、まともに手に入れることができる筈もなく、真っ当にやれば散々な目に遭い、最悪の場合は命を落とす。また、仮に偽物を用意してもすぐに看破され、打ち首が待っている。武力で挑むものもそのショックから女性恐怖症を発症することが多く、最悪の場合は心が壊されて廃人と化す。彼女が言っていることは正論であるため、シャマシュ聖教も止められない。

 勇者達の謁見の途中から姿を消した。

 圓が話を聞いて思い浮かべたのは財閥七家の光竹赫映。


・レイリーナ=R=S=エラルサ

 シャマシュ教国の第二王女。十八歳。儚げで可憐な見た目から王国の才女として絶大な人気がある。が、正体はだらしない格好でぐうたらすることを何よりも愛する残念な植物系。 公務の時こそ前述の王女としての振る舞いをするが、それ以外の時間は部屋の中でゴロゴロしている。「三食昼寝つきニート生活」をさせてくれる殿方を心の中で募集中。しかし、その願いは虚像のレイリーナとあまりにもかけ離れているため気づいている人はいない。姉や妹からは愛玩動物として認識されている。「シャマシュ教とかどうでもいい、それよりも寝させて」というタイプ。


・オリアーナ=R=S=エラルサ

 シャマシュ教国の第三王女、十五歳。二人の姉を慕い、姉二人からも可愛がられている。

 父フォルジエルドの名を受け、勇者召喚を主導した人物。しかし、勇者召喚がどのようなもので、繋がった世界でどの様な影響があるかについては知らずにいた。

 勇者召喚後、魔力欠乏で身体を支えるのがやっとの状態であったが気丈に振る舞う。

 初対面の際に園村の持つ得体の知れなさを理解してしまい、自分達が勇者召喚で開いてはならない扉を開けてしまったことを自覚、罪の意識に苛まれている。

 また、勇者召喚が「他人の人生を滅茶苦茶にするもの」であることを理解し、「平和な世界を壊した挙句勇者としての役目を強要した」、「自分達の世界に異世界の人の命を犠牲にした」罪の意識に苛まれる。「それでもこの世界のために勇者として召喚した者達に戦ってもらう」という残酷なことを考えてしまい、自己嫌悪に陥っている。


・ゴルベール=ランパード

 シャマシュ教国第一騎士団騎士団長。初対面ではどことなく軍人めいた風格を感じさせる厳しそうな人物を思わせるが実際は豪放磊落な性格でノリのいい性格。


・ルチアーノ=アーガイン

 シャマシュ教国第一騎士団副騎士団長。冷静な文官風の男で、立ち居振る舞いは貴族のそれを思わせるほど洗練されており、また頭の良さを感じさせるようなオーラを纏っている。

 お読みくださり、ありがとうございます。

 よろしければ少しスクロールして頂き、『ブックマーク』をポチッと押して、広告下側にある『ポイント評価』【☆☆☆☆☆】で自由に応援いただけると幸いです! それが執筆の大きな大きな支えとなります。【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にしてくれたら嬉しいなぁ……(チラッ)


 もし何かお読みになる中でふと感じたことがありましたら遠慮なく感想欄で呟いてください。私はできる限り返信させて頂きます。また、感想欄は覗くだけでも新たな発見があるかもしれない場所ですので、創作の種を探している方も是非一度お立ち寄りくださいませ。……本当は感想投稿者同士の絡みがあると面白いのですが、難しいですよね。


 それでは、改めまして。カオスファンタジーシリーズ第二弾を今後ともよろしくお願い致します。


※本作はコラボ企画対象のテクストとなります。もし、コラボしたい! という方がいらっしゃいましたら、メッセージか感想欄でお声掛けください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ