Act.5 登場人物紹介 part.Ⅵ
★異世界ユーニファイド
◆ブライトネス王国
◇ラピスラズリ公爵家
・カノープス=ラピスラズリ
ラピスラズリ公爵家の当主。ゲームにおいては娘にダダ甘な父親として登場したが、異世界では【ブライトネス王家の裏の剣】というボツになった設定が生きている。
貴族の中でも野心の無く人畜無害な文官や司書のような空気を纏った珍しい存在として認知されている。平均的な実績で学園を卒業しているが、その実態は全く殺気を漏らさないまま敵の命を奪うことができる得体の知れない化け物。
王家に仇なす組織や人間を王の代わりに処断することを許されている唯一の家であり、国の暗殺部隊を取り纏める権限を持つ。屋敷の使用人は全て部下だが、下僕という認識はせず家族として扱っている。
娘を溺愛することについては本当だが、娘が国の敵になったと判断すれば容赦なく殺すことができるなど、『スターチス・レコード』の物語が崩壊しかねない性質を有する。
ローザから「この世界の真実」と「これから訪れるかもしれない世界の危機」に関する話を聞き、国王陛下に報告――娘を愛しながらも、敵に回った時には殺す覚悟を決めているが、そのような事態にならないことを願っている。
裏だけに留まっていては勿体ない存在なローザではなく、別の人物にラピスラズリ公爵家を継がせるために分家筋からネストを招き、彼がラピスラズリ公爵家の次期当主に相応しいかを見極めていた。
ネストの「僕は、暖かく僕を迎えてくれたラピスラズリ公爵家に感謝をしています。特に姉さん……ローザ様には。……僕はその恩返しがしたい。暴走するかもしれないこの魔力も上手く使いこなせるようになれば、姉さんの役に立てるかもしれない、そういう理由では、ダメでしょうか?」という言葉を聞き、彼に当主を継がせることを決め、ジーノにネストの教育を申し渡す。
ディラン達の装備新調を羨ましがったラインヴェルドがきっかけで始まった装備調整では装備を独創級の『黒刃天目刀-喰鴉-』、『闇夜に溶ける外套』に作り替えてもらった。
・カトレヤ=ラピスラズリ
ラピスラズリ公爵家の公爵夫人。大人しく娘を叱れない母親という設定はそのままだが、ラピスラズリ公爵家が【ブライトネス王家の裏の剣】であるという裏の顔を知らないという設定が付与されている。
ネストを分家筋から引き取り次期当主とするというカノープスの提案に最初は困惑するが、その意図を理解した際は「ローザに愛情を注げなかった分、その子に精一杯愛情を注ぎたいと思います」とローザを絶句させる発言をして、カノープスと二人揃ってラブラブな空気を演出した。
貴族のお茶会に参加して情報収集を行うのが日課だが、最近は調理室に突撃して娘達が作り出す新作料理の味見もするようになっている。
・ネスト=ラピスラズリ
ラピスラズリ公爵家の子息。異世界化によりローザがヘンリーと婚約すること自体が消滅したが、カノープスはローザの話を聞き、ラピスラズリ公爵家を継承する者の候補として分家筋のソーダライト子爵家から養子として引き取ることを決める。
長男と次男とは異なり、ソーダライト子爵家の当主と娼婦の間に設けてしまった子供であり、そのことから義母や異母兄弟からイジメられていた。強力な風の魔力を持っているけど、その力を上手く制御できないため、ある日魔力を暴走させてしまい、そこから義母や異母兄弟、使用人から「化け物」として扱われるようになる。
ラピスラズリ公爵家の養子になってからもイジメられるのではと警戒していたが、その逆でこれまでに享受したことがないほどの幸福を得た。
そんな自分に優しくする姉の気持ちが分からず困惑するネストはそのことをローザに告げるが、そんなネストに対してローザは「自意識過剰」と評し、自らの正体や世界の真実を語って聞かせた。
その後、ローザから自らの行いによって人生を滅茶苦茶にしてしまったことを謝罪されるが、ネストはその謝罪を断り、ローザの気持ちを受け取ってカノープスと相対し、「姉を守るため」という理由でラピスラズリ公爵家を継ぐ決意をする。
その後、カノープスから認められ、【ブライトネス王家の裏の剣】の次期当主として相応しくなれるように勉強を始めている。
使節団派遣直前のドラゴネスト・マウンテンで見せたローザの「エアリアル・ウィンドテンペスト」という目標ができたことで、魔力操作の練習に更に打ち込むようになった。
その努力はジーノ以下戦闘使用人にも認められており、確実に強くなっていることが窺える。
ディラン達の装備新調を羨ましがったラインヴェルドがきっかけで始まった装備調整では独創級の『黒刃天目刀-濡羽-』と『闇夜に溶ける外套』を贈られた。
・ヘレナ=グラナス
ヒースの姉でメイド長を務める人物。喜怒哀楽の表情を滅多に出さない人で、焦げ茶色の髪をきっちりと結い上げている。平民出身でありながらも付け焼き刃とは思わせないほどの完璧なマナーで、女性らしさが滲み出る肉付きの良い身体は同性が見ても思わずうっとりするほど。ヒースとは似ても似つかない。かつては弓と火・氷・雷の属性を変化させた矢を使って戦う遠距離戦を得意としていたが、銃火器を手に入れてからは回転式拳銃ではコンバットマグナムとS&W M686、自動拳銃ではコルト ガバメント、狙撃銃ではレミントンM700と、ドラグノフ狙撃銃、マクミラン TAC-50とKSVK 12.7と、それぞれ使い分けている。
銃火器や弓の扱いだけではなく戦闘メイドに必要な戦闘術・暗殺術は一通り使える。
ディラン達の装備新調を羨ましがったラインヴェルドがきっかけで始まった装備調整では装備を独創級の『黒刃天目刀-濡羽-』、『天空侍女のヘッドドレス』、『天空侍女のエプロンドレス』、『闇を征く使用人の飛翔ブーツ』に作り替えてもらった。
・エリシェア=ハーフィリア
ラピスラズリ家の陪臣であるハーフィリア騎士爵家の娘でメイド。ちなみに、騎士爵とは本来は世襲権を持たない準貴族であるが、ハーフィリア家は長年ラピスラズリ公爵家に仕えてきたことからその忠誠が認められ、例外として騎士爵を世襲することができる家となっているとされているが……。黒髪黒目。
実際は【ブライトネス王家の裏の剣】であるラピスラズリ公爵家に長年仕えた忠誠と実力が認められ、国王によって特例として認められたということであり、その中には暗殺者としての高い実力への評価が含まれている。
その一族はあらゆる局面に対応できるよう人間の限界、もしくはそれを突破するよう徹底的に鍛えられている。
ちなみに、ハーフィリア一族はラピスラズリ公爵家、ひいてはラピスラズリ公爵家が仕えるブライトネス王国に絶対の忠誠を誓っており、万が一裏切り者が出た場合、地の果て、地獄の底まで追いかけて粛清することを誓いとしている。
特注の仕込みブーツを使った足技と、暗殺に特化した邪道な類の剣の技を得意とする。
ディラン達の装備新調を羨ましがったラインヴェルドがきっかけで始まった装備調整では装備を独創級の『黒刃天目刀-濡羽-』、『天空侍女のヘッドドレス』、『天空侍女のエプロンドレス』、『闇を征く使用人の飛翔ブーツ』に作り替えてもらった。
・カレン=エレオノーラ
癖のある赤茶色の髪を強く結い上げ、銀縁の眼鏡をかけているメイド。メイドの中でもヘレナに匹敵する教養の高さを誇る。幻惑魔法を得意とし、敵を混乱の渦中に落とし込み、その中で高い視力を利用して刀で接近戦を仕掛ける戦法を得意としているが、戦闘メイドに必要な戦闘術・暗殺術は一通り使える。
ディラン達の装備新調を羨ましがったラインヴェルドがきっかけで始まった装備調整では装備を独創級の『黒刃天目刀-濡羽-』、『天空侍女のヘッドドレス』、『天空侍女のエプロンドレス』、『闇を征く使用人の飛翔ブーツ』に作り替えてもらった。
・ナディア=ファレンシエント
補正下着をつけず、大きな胸の下のきゅっとくびれた細い腰のラインという女性的な線を見せつけるような、ほぼ下着姿ではないかという際どいメイド服の上から通常のメイド服を纏った華奢で細腕の女性。ニーナとは一卵性双生児の双子という関係がある。
巨大な大鎌を武器とする。
ディラン達の装備新調を羨ましがったラインヴェルドがきっかけで始まった装備調整では装備を独創級の『災禍の死神鎌』、『天空侍女のヘッドドレス』、『天空侍女のエプロンドレス』、『闇を征く使用人の飛翔ブーツ』に作り替えてもらった。
・ニーナ=ファレンシエント
補正下着をつけず、大きな胸の下のきゅっとくびれた細い腰のラインという女性的な線を見せつけるような、ほぼ下着姿ではないかという際どいメイド服の上から通常のメイド服を纏った華奢で細腕の女性。ナディアとは一卵性双生児の双子という関係がある。
巨大な刺付き鉄球を武器とする。
ディラン達の装備新調を羨ましがったラインヴェルドがきっかけで始まった装備調整では装備を独創級の『明星の星球式鎖鎚矛』、『天空侍女のヘッドドレス』、『天空侍女のエプロンドレス』、『闇を征く使用人の飛翔ブーツ』に作り替えてもらった。
・クララ=ホグウィード
赤いリボンのついたカチューシャを身につけた深緑色の髪を三つ編みにした大人しめな見た目のメイド。普段は分厚い瓶底眼鏡をかけているため隠されているが、美しい見目をしている。来客がある際は三つ編みを解いてきっちり髪を結い上げ、普段は隠している美貌も人前に晒す。
変装の達人で高い化粧技術を持つ。潜入のスペシャリストで、変装する対象に合わせて気配や口調を使い分けることができる。
ディラン達の装備新調を羨ましがったラインヴェルドがきっかけで始まった装備調整では装備を独創級の『黒刃天目刀-濡羽-』、『天空侍女のヘッドドレス』、『天空侍女のエプロンドレス』、『闇を征く使用人の飛翔ブーツ』に作り替えてもらった。
・アクア
ダークブラウンの長い髪と大きな空色の瞳を持つ少女然とした十六歳。愛嬌のある小奇麗な顔立ちをしており、それを自覚して利用しているが、少し怒るとボロが出て粗野な男のような言動になる。貧乳がコンプレックス。
元は貧民街の生まれでカノープスに拾われ、その瞳の色からアクアと名付けられた。
その正体は隣国のフォルトナ王国で【漆黒騎士】の称号を与えられた漆黒騎士団団長のオニキス=コールサックが転生した姿であり、かつて文学と書物研究の第一人者で神とも交流があった文学者の能因草子が残した論文『転生に於ける肉体の束縛を離れた魂の時間的立ち位置から導き出される過去転生に関する一仮説』の証明例の一人。
国王陛下御前の模擬戦以降は、ローザからプレゼントされた『オーバーハンドレッドレイド:ナイツ・オブ・キャメロット』でドロップする幻想級装備『カレトヴルッフ』を得物としている。
四章では緑霊の森への使節団メンバーとして同行した。
シルフスの街でかつての仲間バチストと再会する。彼に事情を説明することはなく、あくまで今世は今世という態度を貫いたが、バチストに「いい街だよ……だから、何があってもこの街を守れ。……お前が大切だと思うものを守れ」という気持ちを伝え、かつての仲間の背中を押した。
ブライトネス王国に帰国後、ローザ、ディランと三人で第二次使節団として派遣されることが決定した。
バトルロイヤルでは二位に入賞し、エリアボスを討伐したことで『機械神の歯車髪飾り』、『機械神の歯車鎧』、『機械神の魔導拳銃』からなる【ユニークシリーズ】を獲得したが、相性が悪かったためバトルロイヤル中は使用せず、バトルロイヤル終了後に別の【ユニークシリーズ】と交換してもらうことになる。
バトルロイヤル終了後にアクアと相性の悪い鋼鉄の銃巨人を一人で撃破したことに衝撃を受けたローザから装備を強化・一新してもらった結果、装備が独創級の『光を斬り裂く双魔剣』、『天空侍女のエプロンドレス』、『闇を征く使用人の飛翔ブーツ』、神話級の『天空侍女のブルーリボン』となり、ローザ陣営で初めて神話級の装備を手に入れることとなった。
五章の時点でSS-ランクに到達していることが判明している。
ローザの地下秘密基地に案内された際に、自らの戦力を欲していることを打ち明けられ、ブライトネス王国と敵対することになってもローザ側につくことを約束した。
獣王決定戦の参加資格を得るため、【アラディール大迷宮】に挑戦する。
【アラディール大迷宮】攻略後、報酬の代わりとしてローザから独創級の『オニキスとアクアマリンの指輪』を受け取った。
ド=ワンド大洞窟王国国王への謁見の準備ができるまでの間、フォトロズ大山脈地帯の最高峰の登山に参加し、ディランと共に競うように石像を破壊した。
ド=ワンド大洞窟王国の謁見の間ディグランに不平等な条件を出され、更に謁見の間の全勢力を向けられる。覇王の霸気で撃破し、更に謁見の間の勢力をほとんど壊滅させた。
海上都市エナリオスへの使節団派遣では、プリムヴェールとマグノーリエが緑霊の森に一時帰国したため、ローザ、アクア、ディランの三人と欅達で向こうことになった。
深淵魚魎と大海の主の尖兵の討伐に参加し、海上都市エナリオスを危機から救っている。
前世の死に関して「仲間が倒れていって気付いたら全滅していた」と記憶しており、圓はそこから衰弱死の可能性を疑った。
・ジーノ=ハーフィリア
ラピスラズリ家の陪臣であるハーフィリア騎士爵家の当主で統括執事。まあ、実力のあるものを養子として迎え、暗殺者として育て上げるハーフィリア騎士爵家では珍しく、エリシェラとは実の孫娘と祖父という関係にある。
見た目の年齢は六十代後半から七十代前半だと思われる、痩身で柔らかい白髪を後ろへと撫でつけるような髪型、白髭も丁寧に手入れされている。深い皺の入った顔には柔和な笑顔が特徴的。タキシードを身に纏っている。
猫よりも身軽で、一蹴りで屋敷の屋根まで壁を駆け上がることができる。
屋敷を管理しながら使用人の教育の全ても受け持ち、執事としての仕事もこなす優秀な人間。
ペンや紙といったどんな物でも凶器に変えることができ、現在は苛烈で過激に、己が肉体のみで最高の殺害ができるようにと体を鍛えている。
ディラン達の装備新調を羨ましがったラインヴェルドがきっかけで始まった装備調整では装備を独創級の『黒刃天目刀-濡羽-』、『天空執事の執事服』、『闇を征く使用人の飛翔ブーツ』に作り替えてもらった。
メアレイズ達にラピスラズリ公爵家戦闘使用人式暗殺術を教えることと引き換えに、仙術の使い方を教えてもらい、会得した。
獣王決定戦終了後の夕餉の席でローザからエヴァンジェリンとカリエンテを預かり、戦闘使用人としての技術を叩き込むことを約束する。
・ヒース=グラナス
ひょろりとした体躯をした執事の男。癖の入った長い髪を自由に遊ばせており、焦げ茶色の髪と目を持ったチャラ男風の男。
見た目はいい部類だが、空気の読めない言動で何人もの女性に振られる天才。見た目からは想像もつかない野太刀を使った大胆で荒っぱい戦闘を得意とするが、ラピスラズリ家に仕える使用人に必要な必要な戦闘術・暗殺術は一通り使える。
ディラン達の装備新調を羨ましがったラインヴェルドがきっかけで始まった装備調整では装備を独創級の『黒刃天目刀-濡羽-』、『天空執事の執事服』、『闇を征く使用人の飛翔ブーツ』に作り替えてもらった。
・ヘイズ=ネコルノミア
灰色の髪を邪魔にならないようにセットした好青年の執事。童顔のせいで二十八歳だが男臭さはない。毒物を使った暗殺を得意とする。目を細めて笑う癖がある。ラピスラズリ家に仕える使用人に必要な必要な戦闘術・暗殺術は一通り使える。
ディラン達の装備新調を羨ましがったラインヴェルドがきっかけで始まった装備調整では装備を独創級の『黒刃天目刀-濡羽-』、『天空執事の執事服』、『闇を征く使用人の飛翔ブーツ』に作り替えてもらった。
・サリア=ヌエンハルス
少女のような可愛らしい顔をした、蜂蜜色のふわふわとした髪と潤んだブラウンの瞳を持つ少年。最年少の使用人で細腕だが、ラピスラズリ家に仕えるに相応しい実力は持っており、二本のナイフを使った早業と高い投擲能力、小さな暗殺武器を駆使した高い戦闘能力を誇るが、ラピスラズリ家に仕える使用人に必要な戦闘術・暗殺術は一通り使える。
ディラン達の装備新調を羨ましがったラインヴェルドがきっかけで始まった装備調整では装備を独創級の『黒刃天目双短刀-濡羽-』、『天空執事の執事服』、『天空侍女のヘッドドレス』、『天空侍女のエプロンドレス』、『闇を征く使用人の飛翔ブーツ』に作り替えてもらった。
・スティーブンス=ウィルクス
淡い灰色の髪を短髪にした黒い瞳を持つワイルドな雰囲気を感じさせる執事の男。カッペと同様攻略対象に匹敵する美貌を持つ。
普段は銀縁眼鏡を掛けて謹厳実直な性格に見せかけて本性を隠しているが、実際は前述の通りワイルドでかなりの戦闘狂。傭兵上がりでラピスラズリ公爵家に雇われたという経歴を持つ。
ディラン達の装備新調を羨ましがったラインヴェルドがきっかけで始まった装備調整では装備を独創級の『黒刃天目刀-濡羽-』、『天空執事の執事服』、『闇を征く使用人の飛翔ブーツ』に作り替えてもらった。
・ジェイコブ=ジェンデイブ
ラピスラズリ公爵家の料理人を統括する料理長。橙色の髪を刈り上げた屈強な身体を持つ料理人。清潔感を心掛けているのか心掛けていないのか微妙。
高い戦闘力を誇り、爆破魔法を得意とする。
最近はローザ、ペチカと共に主に地球料理の再現や創作料理に取り組んでいる。
ディラン達の装備新調を羨ましがったラインヴェルドがきっかけで始まった装備調整では装備を独創級の『黒刃天目刀-濡羽-』、『天空料理人の料理人服』、『闇を征く使用人の飛翔ブーツ』に作り替えてもらった。
・ジミニー=ジョータス
燻んだ灰色の髪を束ねたがっしりとした筋肉質の料理人。前職は腕利きの冒険者で片目が過去に負った古傷で潰れている。
ディラン達の装備新調を羨ましがったラインヴェルドがきっかけで始まった装備調整では装備を独創級の『黒刃天目刀-濡羽-』、『天空料理人の料理人服』、『闇を征く使用人の飛翔ブーツ』に作り替えてもらった。
・アルバート=アーヴァンス
蜂蜜色の髪と藍色の瞳をした攻略対象にも引けを取らない美貌を持つ美丈夫。上級貴族と娼婦の間に生まれた忌子として生を受け、母が死んだ後はスラムで追い剥ぎをしながら糊口を凌いでいた。ラピスラズリ公爵家の馬車を襲った際に見出され、仕事の中で料理に興味を持ったため料理人として働くこととなった。シュトルメルトの弟子で生きたまま人を捌く技を伝授されている。
ディラン達の装備新調を羨ましがったラインヴェルドがきっかけで始まった装備調整では装備を独創級の『黒刃天目刀-濡羽-』、『天空料理人の料理人服』、『闇を征く使用人の飛翔ブーツ』に作り替えてもらった。
・パペット=ウィズリー
庭師長の立ち位置にある白髪の老人。気難しくてほとんど人と交流をしない性格と思われているが、実際は真面目で直向きに仕事と向き合う職人肌。
先代庭師のアンタレス=スコルピヨンとは面識がない。
処刑人の一族ウィズリー家出身で、武器は首切り包丁と呼ばれる二メートルを超える巨大な刀で、血を吸うことで刀身を修復・強化する妖刀。
ローザの提案で三圃式農業やノーフォーク農法などの新しい農法を試験的に実験しつつ、それをデータ化して纏めてローザに内緒でカノープスにそのデータを纏めたものの複製を手渡した。
ディラン達の装備新調を羨ましがったラインヴェルドがきっかけで始まった装備調整では装備を独創級の『黒刃天目刀-首斬-』、『天空庭師の庭師服』、『闇を征く使用人の飛翔ブーツ』に作り替えてもらった。
・カッペ=マージェスト
麦わら帽子に袖の長い服と長ズボンという見た目の茶髪のイケメンの庭師。備中鍬に似た農具を愛用しているが、他にも様々な農具を武器として使う農具の使い手。
その正体はブライトネス王国の辺境で花屋を営みながら、裏で様々な暗殺依頼を請け負って来たプロの殺し屋。カノープスにスカウトされて屋敷にやって来たのでアンタレスとの面識はない。
何故か農具を使って殺すことを極めたプロの農具使い。よく村人Aみたいな格好をして潜入しているが、攻略対象に匹敵するイケメンなので無駄に目立つ。
ディラン達の装備新調を羨ましがったラインヴェルドがきっかけで始まった装備調整では装備を独創級の『黒刃天目刀-濡羽-』、『天空庭師の庭師服』、『闇を征く使用人の飛翔ブーツ』に作り替えてもらった。
・ヘクトアール=ヴァンジェント
鳶色の髪と碧眼を持つ中年に片足を突っ込んだ無性髭を生やした庭師。体力が少ないと自称し、ゆっくり仕事をしていることから使用人達からはサボリ魔と思われている。かつては各国を渡り歩いた一流の傭兵で、元々はラピスラズリ公爵家と敵対する組織に雇われていたが、組織が全滅した際にその実力を買われ、「花を愛でて働ける職場を提供してくれるなら」という条件で雇われたという経緯がある。その性格や雰囲気から元ネタは斎羽勇人である可能性が高い。
ディラン達の装備新調を羨ましがったラインヴェルドがきっかけで始まった装備調整では装備を独創級の『黒刃天目刀-濡羽-』、『天空庭師の庭師服』、『闇を征く使用人の飛翔ブーツ』に作り替えてもらった。
・エリオール=ジィルディー
ラピスラズリ公爵家の庭師。金色の髪を結い上げた攻略対象にも匹敵するほどの凛々しい美形の青年。植物を育てる才能である緑の手を持ち、植物系の木魔法を得意とする。
かつては性別不明、年齢不明、本名不詳の伝説の暗殺者として活動していた。当時は便宜上『ジェーン=ドウ』の名称で呼ばれていたが、当人はユリア=ウィリディスを名乗っていた。当時は長い金色の髪を持つゆるふわな女性として活動しており、どちらの性別かは不明。エリオールやユリアも偽名である。
ディラン達の装備新調を羨ましがったラインヴェルドがきっかけで始まった装備調整では装備を独創級の独創級の『黒刃天目刀-濡羽-』、『天空庭師の庭師服』、『闇を征く使用人の飛翔ブーツ』に作り替えてもらった。
・フェイトーン=グラダース
ラピスラズリ公爵家の衛兵を務める特徴のない質素な顔立ちの人物。元連続殺人鬼でラピスラズリ公爵家に引き抜かれたためか、普段は平静を装っているが戦いにおいては飢えた獣のような目をする。
ディラン達の装備新調を羨ましがったラインヴェルドがきっかけで始まった装備調整では装備を独創級の『黒刃天目刀-濡羽-』、『天空衛士の衛兵服』、『闇を征く使用人の飛翔ブーツ』に作り替えてもらった。
・ダラス=マクシミラン
ラピスラズリ公爵家の衛兵を務める色の抜け落ちた白い髪を年齢に見合わず残した老紳士。鍛え抜かれた身体は年老いた今尚現役であることを窺わせる。フォルトナ王国に滅ぼされたアスタリス王国で近衛騎士団長を務め、剣聖の称号を得ていた人物だが、大臣の支配によって腐敗する国を憂い、ブライトネス王国に亡命し、ラピスラズリ公爵家に雇われだという経歴がある。
ディラン達の装備新調を羨ましがったラインヴェルドがきっかけで始まった装備調整では装備を独創級の『黒刃天目刀-濡羽-』、『天空衛士の衛兵服』、『闇を征く使用人の飛翔ブーツ』に作り替えてもらった。
◇先代ラピスラズリ公爵家
・メネラオス=ラピスラズリ
先代ラピスラズリ公爵家当主で【血塗れ公爵】。カノープスの実父。
・マナーリン=ウィルクス
先代のメイド長。星球式鎚矛を使った激しい戦いを得意とする。
・クイネラ=エルファバ
先代ラピスラズリ公爵家に仕えたメイドの一人。エリシェアと同じ特注の仕込みブーツを使った足技を使うがエリシェアよりも荒っぽい。この技はクイネラがエリシェアに伝授したもの。
・アンタレス=スコルピヨン
先代の庭師で串刺しを得意とする十代の少年に見える年齢詐欺な五十代。変装の達人で千の顔を持つとも言われている。ヘイズの師匠で、彼に変装術と潜入術を教えたが、ヘイズは串刺術を継承しなかった。
・シュトルメルト=アーヴァンス
先代の料理長兼医師。生きたまま人を捌く技を極めている。
◇ビオラ商会
・ジェーオ=フォルノア
フォルノア金物店の店長。中年太りのおっさん。
美人を直視できずに下を向いた結果胸にばかり視線がいくダメ男と解釈されてしまうタイプの初な人。当初は男社会の冒険者の世界で戦えるほどの実力ある女冒険者と勘違いして繋がりをもっておきたいと考えていたが、徐々にアネモネのことを尊敬するようになり、遂には弟子入りを志願する。
ローザが三歳になるまでの間に、不思議のダンジョンで発掘されたダイエットクッキーの被験体にされたことで、中年太りからナイスミドルへ大変身を遂げた。
三商会長会談にはアネモネの側近兼アドバイザーとして参加した。
五章時点では『ビオラ-フォルノアマルチセンター』のトップして働き、その他のビオラ商会施設を担当している。
国家同盟参加国の会議後、ビオラ商会のソフトウェア販売担当に抜擢され、ソフトウェアのコピーを大量に託された。
ジューオにはしておいたし、ビオラ商会から発売予定の『コンピュータ・ハードの作り方』の原稿をモレッティに渡しておいたからボクのやることは特にない。ということで、海上都市エナリオスに向けて出発した訳だけど。
・ラーナ=フォーワルト
服飾雑貨店『ビオラ』の元オーナーで現店長。ゼルベード商会に借金をしており、取り立てにくる借金取りに権利書を奪われそうになっていた。ちなみに既に借金した分は返済していたが、支払った分は全て利子として扱われていたので完全に不当な高利貸しである。
アネモネによって借金取りは追い払われ、借用書も破り捨てられたことで一時的に救われたものの、同時に突如乱入して無理矢理店の権利書を買い取ったアネモネの動向が不明で店を潰されてしまうのではと恐怖していた。
アネモネから出された『私が考えた品を店に置いてもらう』、『社員として籍を置かせてもらって多少の給料は頂きたい』という破格の条件に驚きながらも了承し、権利書を返還される。
アネモネが新たなオーナーになってからはアネモネがデザインしたフレンチメイド風のユニホームを着て店頭に立って広告塔の役割を果たしている。服飾雑貨店『ビオラ』は店員が着ているメイド服が可愛いという評判が広まり、下級貴族の令嬢や庶民に人気が出始めている模様。
五章時点で職人業に専念するためにアザレアとアゼリアに服飾雑貨店『ビオラ』本店を任せ、自身は元祖・服飾雑貨店『ビオラ』に隠居している。
・アザレア=ニーハイム
『ビオラ』の古株の店員。二卵性双生児。借金取りへの恐怖から店員がやめていく中で最後に残った二人のうちの一人。
アネモネが新たなオーナーになってからはアネモネがデザインしたフレンチメイド風のユニホームを着て店頭に立って広告塔の役割を果たしている。服飾雑貨店『ビオラ』は店員が着ているメイド服が可愛いという評判が広まり、下級貴族の令嬢や庶民に人気が出始めている模様。
四章時点ではビオラ商会の幹部クラスの地位にいるが、三商会長会談では大商会の商会長二人に給仕するということで、二人自ら給仕役に名乗り出た。
第五章時点ではアゼリアと共に職人業に邁進しているラーナの代わりに服飾雑貨店『ビオラ』本店を統括している。
・アゼリア=ニーハイム
『ビオラ』の古株の店員。二卵性双生児。借金取りへの恐怖から店員がやめていく中で最後に残った二人のうちの一人。
アネモネが新たなオーナーになってからはアネモネがデザインしたフレンチメイド風のユニホームを着て店頭に立って広告塔の役割を果たしている。服飾雑貨店『ビオラ』は店員が着ているメイド服が可愛いという評判が広まり、下級貴族の令嬢や庶民に人気が出始めている模様。
四章時点ではビオラ商会の幹部クラスの地位にいるが、三商会長会談では大商会の商会長二人に給仕するということで、二人自ら給仕役に名乗り出た。
第五章時点ではアザレアと共に職人業に邁進しているラーナの代わりに服飾雑貨店『ビオラ』本店を統括している。
・アンクワール=ゼルベード
高利金貸しをメインにしている三大商会の一角を担うゼルベード商会の会頭。やはり大狸。
非合法な裏カジノをしていたり、悪徳金融のようなよくない方法で手を広げており、ジリル商会やマルゲッタ商会から睨まれている。
アネモネに借金取りを邪魔されたことから「小娘一人にやられたままというのは癪に触る」という理由で極夜の黒狼を差し向け、アネモネの暗殺を狙った。
元々はそこまで裕福な家の育ちではなく、せめて家族は幸せにしようと頑張っているうちに金に取り憑かれてしまった。
アネモネとペチカに説得され、「ペチカを悲しませるような真似は金輪際しない」と誓った。
ローザが三歳になるまでの間に、不思議のダンジョンで発掘されたダイエットクッキーの被験体にされたことで、中年太りからナイスミドルへ大変身を遂げた。
三商会長会談にはアネモネの側近兼アドバイザーとして参加した。
第五章時点では私設銀行『ビオラバンク』を取り仕切り、外部との折衝の仕事を請け負っている。
ローザから支援を受けて自分が用意した土地と、亡き妻と三人で手を繋ぐありうべざかる理想の看板が掲げられたローザが用意した店という娘に粋な最高の門出をさせてくれたローザには感謝しても仕切れないほどの恩を感じている。
・リンナローゼ=ゼルベード
故人。ペチカの母でアンクワールの妻。家族を幸せにしようと働く夫の優しさを理解しており、彼に本心を明かしていなかったが本当は貧しくても家族三人で幸せに暮らしたいと思っていた。生まれつき身体が弱く、アンクワールが金に取り憑かれて仕事をする中で流行病で病死してしまい、これがアンクワールとペチカの関係に更に溝を生んでしまうことになる。
・ペチカ=ゼルベード
アンクワールの一人娘。自分の父が非合法な裏カジノの経営や悪徳金融のような手法でよくない商売をしていることに気付いていたが、これまでは勇気を出せず、沢山の目の前で行われる悪事を見て見ぬ振りしてきた。
しかし、父が「癪に触った」という身勝手な理由で一人の女性を毒牙に掛けようとしていると知り、勇気を出して父が暗殺を狙っているアネモネを探しに冒険者ギルドに向かう。
アネモネと対面した際に本当の願いを見抜かれ、「お父様を元の優しいお父様に戻してください!!」という依頼をした。これがアネモネにとっての初の依頼となる。
「美味しいお料理を作れるようになりたい」、「料理人になりたい」という夢を持っていたが、料理人になるための全てを完璧に準備されてしまうか、お前は働かなくていいって言われるか、とにかく父親に話したら夢を壊されてしまうのではと危惧してずっと心の中に夢を仕舞い込んでいた。
しかし、アネモネと出会い、「感情を殺してお父様の望むような娘を演じてきた」自分から卒業して守られるだけの存在じゃないと父親に伝えたいと思うようになり、アネモネに協力を求める。
最近はローザ、ペチカと共に主に地球料理の再現や創作料理に取り組んでおり、将来は自分の店を持ちたいと考えている。
エルフの国民投票前の炊き出しに巻き込まれ、その料理人としての腕をメグメル家の総料理に褒められている。
第五章でローザから、アンクワールがローザから依頼されて購入していた王都の一等地に立てた店をプレゼントされる。ローザとアンクワールに感謝しながら、亡くなった母の名前『Rinnaroze』の名を店につけ、父と亡くなった母と三人で夢に向かって歩み始めた。
・モレッティ
アンクワールお抱えの情報屋。情報屋ではあるが、実際はアンクワールの求めることを完璧に実行してきた何でも屋のような存在。七三分けで眼鏡を掛けた眼光の鋭い黒髪の男。
金払いさえ良ければどんな仕事でも引き受けるという即物的な生き方をしている人物で、別に悪どい商売に拘ってはいないらしい。
第五章時点では書肆『ビオラ堂』を取り仕切り、融資関連の仕事を担当している。
国家同盟参加国の会議後、ビオラ商会から発売予定の『コンピュータ・ハードの作り方』の原稿をローザから託されている。
◇極夜の黒狼
・ラル=ジュビルッツ
暗殺組織・極夜の黒狼の女ボス。極夜の黒狼は元々は悪人だけを殺す、義賊の暗殺集団を目指していたが、現在は金を積まれれば誰でも殺す殺人鬼集団になってしまった。
身代金ビジネスに反対していたラルに対して幹部達はよく思っておらず、建前上はラルをボスにしながらも実際の支配は幹部たちが行っている。
この異世界では攻略対象の一人であるアーロンの実の母という設定が生きている。
アネモネに極夜の黒狼の現状を見抜かれ、その上でアネモネの下につく代わりに再出発の協力を得るという取引をする。その後、古参の本当の仲間達と息子アーロンを連れてアジトを脱出した。
ドラゴネスト・マウンテン挑戦の際にリーリエから電磁加速式拳銃を受け取って以降得物とする。ヴァケラー達が協力者になったのと同時期にローザからディートリヒ伝説系の幻想級装備『ブルートガング』と『ナーゲルリング』を受け取っている。
冒険者登録を行い、現在はAランク。SSランク冒険者のアネモネ、Bランク冒険者のヴァケラー、Cランク冒険者チーム『疾風の爪』と即席のチームを組んでいる。
四章では緑霊の森への使節団メンバーとして同行した。
第五章では警備員派遣会社『ビオラ・セキュリティ』のトップに就任している。
ディラン達の装備新調を羨ましがったラインヴェルドがきっかけで始まった装備調整では装備を独創級の『双極の英雄殺し剣-ブルートガング・アンド・ナーゲルリング-』に作り替えてもらい、『暗殺者の服-極夜の黒狼-』を贈られた。
・ペストーラ=ノイヴィジス
極夜の黒狼のメンバーで、初期メンバーの一人。リーゼントの豪快な性格で面倒見がいい兄貴分な男だが、ローザにはコテンパにされたからか全く頭が上がらない。
四章では緑霊の森への使節団メンバーとして同行した。
ローザから『光子力系ブラスター・大口径レーザーライフルσ-3096』を受け取っており、得物としている。
ディラン達の装備新調を羨ましがったラインヴェルドがきっかけで始まった装備調整では装備を独創級の『浪漫武装-機械帝神-』に作り替えてもらい、『暗殺者の服-極夜の黒狼-』を贈られた。
・スピネル=シェノマキア
極夜の黒狼のメンバーで、初期メンバーの一人。紫色のロングヘアのほんわか天然お姉さんで不思議と色気のあり、無自覚に多くの男性を虜にしている。糸を武器にする。
四章では緑霊の森への使節団メンバーとして同行した。
ローザから幻想級装備『雲竜絲プラティナクロース』を受け取っており、得物としている。
戦闘時は人が変わったように冷酷になり、容赦ない攻撃を仕掛けるようになる。
ディラン達の装備新調を羨ましがったラインヴェルドがきっかけで始まった装備調整では装備を独創級の『万物切断千変万化-ドラゴーンプラティナクロース-』に作り替えてもらい、『暗殺者の服-極夜の黒狼-』を贈られた。
・チャールズ=ノインマージャス
極夜の黒狼のメンバーで、初期メンバーの一人。主に偵察や警備担当の明るくお調子者の青年。
大抵のことは人並み以上にやってのける天才肌で、普段は三枚目だが情に厚く仲間想いであり、決めるべき場面ではきっちり決める。
その一方で、思春期の欲望全開で、何かにつけて女湯を覗こうとして、その度に女性陣から制裁を受けるのがお約束となっている。ただし、標的となれば女性であっても容赦はしない。
ディラン達の装備新調を羨ましがったラインヴェルドがきっかけで始まった装備調整では装備を独創級の『武装変化-マスターウェポン-』と『暗殺者の服-極夜の黒狼-』を贈られた。
・ボルトス=ジーフィス
極夜の黒狼のメンバーで、初期メンバーの一人。
筋骨隆々とした顔を覆うマスクを被った男。顔に大きな火傷を負っていて、その痛々しい見た目を隠すためにマスクを被っている。料理が得意。
ディラン達の装備新調を羨ましがったラインヴェルドがきっかけで始まった装備調整では装備を独創級の『万物両断-アサルトシザーズ-』と『暗殺者の服-極夜の黒狼-』を贈られた。
・カルメナ=ストローム
極夜の黒狼のメンバーで、初期メンバーの一人。
豪胆でサバサバした性格のグラマラスな女性でメンバーの中で唯一無手の近接戦闘を得意としている。
飲んだくれでショタ好きで面倒見がいいため、おねショタが発生することも多いらしい。
一時期極夜の黒狼を抜けていたが、極夜の黒狼が再興された際に復帰している。
ディラン達の装備新調を羨ましがったラインヴェルドがきっかけで始まった装備調整では装備を独創級の『大地鳴動-アスタディザスター-』と『暗殺者の服-極夜の黒狼-』を贈られた。
・アーロン=ジュビルッツ/アーロン=シャドウギア
乙女ゲーム『スターチス・レコード』においては、表向きはシャドウギア家の三男を名乗っているが、その正体はアインスを殺すために学園に潜入していた暗殺者。攻略対象の一人。依頼者はフォルトナ王国の第二王子。アーロンルートはアインスルートと分岐する形で始まり、ミニゲームが一切ない代わりに戦闘パートは作中最難関と言われている。
偶然、アーロンの正体を知ってしまった主人公はアーロンから命を狙われるも、何故かどれも中途半端で終わってしまう。アーロンは既に自分にはない陽だまりのような明るさを持つ主人公に惹かれてしまっており、好きになってしまい、主人公を殺すことに躊躇してしまう。……その事実に気づく。そして、アーロンは暗殺業から足を洗うことにする訳だが……。
それ以前も選択肢によって殺される訳だが、本編はここから。組織を抜けようとしたアーロンに対する報復が開始され、そこから暗殺者とのバトル、バトル、バトル。選んだ選択肢によって分岐するルートでは最終的に主人公は捕らえられてしまう(確定)。それまでに選んだルートによってはアーロンが助けに来てくれてそのまま逃げ切り、フォルトナ王国とは別の隣国に高飛びだが、失敗すると一人で死ぬかアーロンを巻き込んで二人で死ぬことになる。それ以外のルートでも暗殺者を斥けながら別の隣国に高飛びすることになる。
異世界後では、ローザが腐敗した極夜の黒狼を壊滅に追い込み、ラル達古参メンバーによって再出発したため、アインス=フォルトナを殺す目的で学園に通う暗殺者の攻略対象として登場する可能性は消えた。
今のところはまともに育っているが、周りにいるのが癖の強い暗殺者の環境に置かれているため、今後の成長には不安が残る。今のところはローザを姉として慕っている純粋無垢な子供。
・ナトゥーフ=ドランバルド
二億年前からドラゴネスト・マウンテンの周辺に棲みついている最古にして最強の竜種――古代竜の一体。一人称はボク。
ドラゴネスト・マウンテンは『スターチス・レコード』の中に登場する予定だったフィールドで、直接イベントには関係ない伝承なども用意されていたが、構想の段階でボツにされてしまった。
純粋で優しい性格で、自分の力には無自覚。また、金銭感覚もズレているが、弱肉強食は心得ている。
紀元前12500年から紀元前9500年にかけてレバントに存在した亜旧石器文化に準えてナトゥーフという名前を贈られた。
四章では緑霊の森への使節団メンバーとして同行し、ローザの作る食事の虜になっている。
四章終盤に他の古代竜に事情を説明して協力を取り付けるために旅に出た。
カリエンテと交渉したが、「ナナシがなんと言おうと古代竜である我が人間の下につくなどあり得んッ! 我を服従させたくば力で我を従えて見せろッ!!」と全く聞く耳を持たなかったため、ラインヴェルドに協力を求め、獣王決定戦の会場に連れて行くことになった。
これまでドラゴネスト・マウンテンの周辺に棲みついていると思われていたが、実際の住処はルヴェリオス帝国の神嶺オリンポス。ドラゴネスト・マウンテンはただのお昼寝スポットだった。
・オリヴィア=ドランバルド
古代竜のナトゥーフ=ドランバルドの義娘で竜の巫女の素質を持つ五歳児。
元々は育児放棄された人間が子供で、ナトゥーフに拾われて育てられた。父であるナナシのドラゴンに名前を贈ってくれたローザに感謝している。
ルヴェリオス帝国の神嶺オリンポス付近の村出身。
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それでは、改めまして。カオスファンタジーシリーズ第二弾を今後ともよろしくお願い致します。
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