Act.4 用語辞典・登場技紹介篇
◆圓関連の技
・圓式基礎剣術
圓が身体操作を極めた末に到達した究極にして全ての剣術の基礎となる技術。別名は「圓流耀刄」。
全ての筋肉を本来意識して操作できないものを含めて完璧に操作する、脳から送られる信号を短く情報密度の高い戦闘用の脳信号に変えるなどという人外じみた領域に到達している。というか、人外にすら恐れられる世界最強の剣士に相応しい力。
一切の加速が存在しないゼロから百への緩急を誇る反面、急旋回や急停止ができないという弱点を抱えている。
圓はこの剣術と普通の剣術を組み合わせた変幻自在の攻撃を得意とする。
・常夜流忍暗殺剣術
鎌倉時代に常夜幻が創設した常夜流忍者が代々継承してきた暗殺特化の剣術。暗器を織り交ぜた剣術に囚われない柔軟な攻撃や、変幻自在の攻撃を数多く有する。
師匠は常夜月紫。
「常夜流忍暗殺剣術・朧月夜」
剣の動きに緩急をつけることで剣の残像を生み出して変幻自在の攻撃を放つ。
「常夜流忍暗殺剣術・毒入太刀」
斬撃を繰り出した際に筋肉の収縮を連続でおこなうことによって、 その際に発する衝撃波を武器を通して相手に叩きこむ。
「常夜流忍暗殺剣術・反刃斬」
斬撃を放ちながら刀を素早く持ち替え、相手の守りのタイミングを狂わせる変幻自在の斬撃。
「常夜流忍暗殺剣術・薙暗器」
斬撃を放つと見せかけて剣とは逆の手で暗器を放つ奇襲技。
・常夜流忍術
鎌倉時代に常夜幻が創設した常夜流忍者が代々継承してきた技術。特殊な体術と自然エネルギーを取り込むことで超自然的な力を発現させる技。
師匠は常夜月紫。
「常夜流忍術・影分身」
緩急のあるステップを素早くおこなうことによって残像を発生させ、自然エネルギーで補強することで残像を実体に近い状態で固定する。
「常夜流忍術・飛斬撃」
斬撃を自然エネルギーで補強し、斬撃を飛ばして敵を切り裂く技。
「常夜流火遁忍術・煉焔纏武」
自然エネルギーを炎に変換して武器に纏わせる。
「常夜流火遁忍術・劫火爆裂球」
自然エネルギーを炎に変換して巨大な炎を放ち、狙った地点で大爆発を引き起こす。
「常夜流氷遁忍術・氷鎖縛地」
自然エネルギーを変換して発生させた氷の鎖で対象を捕らえる。
・鬼斬ノ剣
精霊や妖精、種族的な鬼も含めたものを生まれついての鬼、人から堕ちた存在や転化した存在、亡霊などを人から成った鬼とし、その両方の討伐を担った鬼斬の技。霊力と呼ばれる特殊な力を剣に宿すことで実体のない存在にもダメージを与えることが可能。
師匠は千羽雪風。
「千羽鬼殺流・貪狼」
おおぐま座α星の名を冠する鬼斬の技。爆発的な踏み込みにより一瞬でトップスピードに達し、相手の間合いに入る技。
「千羽鬼殺流・巨門」
おおぐま座β星の名を冠する鬼斬の技。特殊なステップで瞬時に残像を発生させ、残像を囮にして攻撃を仕掛ける奇襲の技。
「千羽鬼殺流・禄存-樹斬-」
おおぐま座γ星の名を冠する鬼斬の技。霊力を樹木のように見立て、樹木が岩を大地を削り断つように強引に標的を斬る剣技。
「千羽鬼殺流・禄存-気散-」
おおぐま座γ星の名を冠する鬼斬の技。霊力を分散させてその中に紛れることで姿を隠す逃走の技。
「千羽鬼殺流・文曲」
おおぐま座δ星の名を冠する鬼斬の技。霊力を足に宿して壁や天井、水面すらも平地のように走り、安定しない足場をも危なげなく利用する走法。
「千羽鬼殺流・廉貞」
おおぐま座ε星の名を冠する鬼斬の技。完全に音と気配を消す隠密行動技に特殊な呼吸法と歩法によって相手の脳を誤認させ、自身の存在を認識させなくする古武術の抜き足を組み合わせたもの。走り飛ぶ時は更に技術の練磨が必要とされる高度の歩方だが、極めると相手に姿を見られる力をゼロにするという境地に達する。
「千羽鬼殺流・武曲」
おおぐま座ζ星の名を冠する鬼斬の技。弧を描くようにして、対象に斬撃を浴びせる。
「千羽鬼殺流・破軍」
おおぐま座η星の名を冠する鬼斬の技。一度目に刀の刃を抜かずに鞘に納めたまま斬撃を放って態勢を崩し、二度目に踏み込み、三度目に円を描くように抜刀して敵を斬るという三段技。
「千羽鬼殺流・輔星」
北斗に付き従う従属星座の名を冠する鬼斬の技。鞘を使わずに右腕で剣を背中に構え、左手で刃を押さえ極限まで力を溜めてから斬撃を放ち、更にその場で回転して放つ二段構えの斬撃。
「千羽鬼殺流・六芒」
六芒星や籠目のような斬撃を放つことから六芒の名を冠する鬼斬の技。逆袈裟、左薙ぎ、左切り上げの三角、右切り上げ、右薙ぎ、袈裟切りの三角で六芒星を描く。
「千羽鬼殺流・九星」
宋の時代の道教の書『雲笈七籤』二十四巻「日月星辰部」の北斗七星と輔星、弼星と併せた北斗九星の名を冠する鬼斬の技。逆袈裟、左薙ぎ、左切り上げの三角、右切り上げ、右薙ぎ、袈裟切りの三角で六芒星を描き、唐竹、逆風、刺突を放つ九連続攻撃。
「千羽鬼殺流・太白」
金星の別名の名を冠する鬼斬の技。武器に霊力を流し込むことで破壊力が増し、相手の体内に毒のような効果をもたらす。
「千羽鬼殺流・辰星」
水星の別名の名を冠する鬼斬の技。勢いよく跳躍し、落下速度に体重と剣速を乗せた斬撃を放つ。
「千羽鬼殺流・鎮星」
土星の別名の名を冠する鬼斬の技。敵の攻撃を受けた窮屈な体勢から下半身のばねと腰の捻りを使って放つ寸勁。
「千羽鬼殺流・太歳」
木星の鏡像となる仮想の惑星の名を冠する鬼斬の技。霊力を溜めて放出し暴風を起こす。
「千羽鬼殺流・歳星」
木星の別名の名を冠する鬼斬の技。霊力を武器に通わせて自在に操る。霊力に形を与えることも可能で、人によっては水や竜の形を作り出すこともできる。
「千羽鬼殺流・熒惑」
火星の別名の名を冠する鬼斬の技。相手の体に見えないほどの傷をつけて、相手が攻撃する時に自動で傷口が開くようにする技。あまりにも傷口が綺麗なため、細胞が切られたことに気づかない。
「千羽鬼殺流・金烏」
太陽の別名の名を冠する鬼斬の技。腰の捻転力を活かして抜刀し、鞘走りで加速させた勢いを殺さずに、生み出された力の全てを相手の背後へ回りながら放つ。
「千羽鬼殺流・玉兎」
月の別名の名を冠する鬼斬の技。霊力を体の一点に集中して極限の防御力を得る。
「千羽鬼殺流奥義・北辰」
北極星の別名の名を冠する鬼斬の技にして千羽鬼殺流の奥義。真言の『オン ソヂリシュタ ソワカ・オン マカシリエイ ヂリベイ ソワカ』が放つ際に使用されることが多い。
善悪や真理をよく見通し、国土を守護し、災難を排除し、正邪を見極め、敵を退け、病を排除し、また人の寿命を延ばす福徳ある面と、それが邪であれば寿命を絶ち斬る面の二つの顔を持つ菩薩の名を関する通り、斬りたいものを斬り、斬りたくないものは斬らないという斬るものを選別するという技。この技を使えば肉体を傷つけずに魂のみを切り裂くことも可能。
「渡辺流奥義・颶風鬼砕」
鋭い風の刃をイメージした霊力を武器に宿し、勢いよく抜刀して横薙ぎすると同時に爆発させて周囲全てを斬り捨てる。爆発的な破壊をもたらす風と、鋭く切り刻む風を使い分ける非常に高度な技術が必要。「千羽鬼殺流・歳星」に通じるところがある。
「渡辺流奥義・颶風刃域」
「渡辺流奥義・颶風鬼砕」の派生の一つ。鋭い風の刃をイメージした霊力を武器に宿し、勢いよく横薙ぎすると同時に爆発させつつその場に留めることで斬撃の結界を作り出す。
「桃郷一刀流奥義・浄土桃斬」
浄化の性質が付与された霊力を纏わせた武器で斬撃を放つというもの。斬撃に触れた地点からは桃の樹木が生え、邪なる存在は一切近づけなくなる。(邪なる存在は触れた瞬間に消滅する)。強力な浄化の技だが、制御できないのが難点。「千羽鬼殺流・歳星」に通じるところがある。
・狙撃/射撃
銃火器を使った戦闘術。圓は高い視力を持つが、それでもスコープの補正なく片手で、安定しない揺れるヘリコプターから三キロ先にいる揺れる船に他の乗客に混じっている標的を完璧に撃ち抜くという意味不明な技術は持ち合わせていない。
師匠が編み出した我流ガン=カタを物にしており、弾丸同士の跳弾を利用して効率的に敵を撃ち抜く、ほぼ同時に全弾を撃ち切る、地面に打ち込んだ弾丸を時間差で相手に命中させるなど、常人離れした拳銃の扱いが可能。師匠からは「圓様に狙撃銃の扱いじゃ負けないが、拳銃で戦ったら勝ち目はねえな」と高評価を得ている。
師匠は斎羽勇人。
・近接無手格闘術
CQBやCQC、他様々な格闘術を組み込んだ白兵戦用の我流近接格闘術。
師匠は柳影時。
・近接野戦短剣術
サバイバルナイフの二刀流を前提とした近接戦闘術。圧倒的な速度による接近と猛烈な速度で嵐のように放つ連撃が特徴的。一度捕らえられると逃れることはほぼ不可能と言われている。
師匠は赤鬼小豆蔲。
「烈刃嵐撃-滅茶苦茶斬る-」
近接野戦短剣術の唯一の技。
・陰陽術
夜空の星の持つエネルギー(星脈)や大地の持つエネルギー(竜脈)を利用し、強力な力を発生させる技術。大陸から渡ってきた陰陽道という考えを根幹に、これらのエネルギーを陰陽五行エネルギーに再編し直すというものが技術の根幹にある。
荒ぶる神・妖怪・鬼神、神霊・超人的存在などを陰陽五行エネルギーによって作り出した式を利用して使役する式神から儀式と習合した泰山府君祭をはじめとする儀式にいたるまで様々な種類がある。
師匠は土御門遥。
「式神縛呪」
荒ぶる神・妖怪・鬼神、神霊・超人的存在などを陰陽五行エネルギーによって作り出した式を利用して使役する。
陰陽師の思念に形を与え作り出される、主である陰陽師を助ける式神の一種である思業式神、過去に悪行をおこなった霊的な存在を陰陽師が打ち負かし、自分の使役神とした悪業罰示式神、紙や薬、草木などで人の形をした形代を作り、そこに陰陽師の念を入れて使役する擬人式神の三種類がある。
呪は「〇〇〇〇(式神の種類)、△△(式神を縛る名前)、式神縛呪」。
「急急如律令」
陰陽術の発動を早める効果を持つ呪。単体では効果を発揮しない。
「泰山府君祭」
陰陽術の奥義。太山府君の力を借り受け、傷を回復する。だが、これはかけられた者の自然治癒能力を前借するだけであり、前借した期間は負った怪我や病は治らなくなる強力な副作用も存在する。「泰山府君は天曹地府を管領して閻羅冥官を摂行す。禍福を科定して寿命を増減す。仍て之を敬う者は福祚を得、 之に帰する者は寿命を保つなり」
「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」
陰陽五行エネルギーを自らを邪悪なものから守る力に変換する剣印の法と、邪悪なものを退散させる(攻撃する)破邪の法の二つが存在する。両手で手印を結ぶのが剣印の法で、手刀で空中に四縦五横の格子を描くのが破邪の法。
「刀禁呪」
陰陽五行エネルギーを武器に乗せることで霊的存在にも攻撃が可能になるという陰陽術。「吾是天帝所使執持金刀。非凡常刀。是百錬之刀也。一下何鬼不走、何病不癒。千妖万邪皆悉済除」(この刀は天帝の持つ金刀である。普通の刀ではない。百錬の霊剣である。(この剣)一振りの下、いかなる鬼も逃げないという事があろうか。いかなる病も癒されないというのか。妖しきモノ、邪はみな悉く取り除かれる)という呪文を唱える。
「禹歩」
足で大地を踏みしめて呪文を唱えながら千鳥足様に前進して歩く呪法。基本は北斗七星の柄杓方を象ってジグザグに歩くものであるが、九宮八卦の九星配置を象って歩くやり方や、片足を引きずりながら歩いて地面に図形を描くといったものもある。
「奇門遁甲」
中華の「式占」の一種を戦闘用に改変したもの。分岐点において特定の方角に意識を向けさせる、あるいは向けさせないという術で、術には遁甲盤を使用する。
「霊符」
陰陽五行エネルギーを込めた符で、様々な効果を発現させることができる。身体強化から自然現象の強制発生に至るまでなんでもござれ。
・「護光結界」
特定の霊符を複数枚使用して展開できる結界の一つ。物理防御と邪を払う効果を持つ結界。
・「遮音結界」
特定の霊符を複数枚使用して展開できる結界の一つ。遮音性に秀でた結界。
・「護光障壁」
特定の霊符を一枚使用して展開できる障壁の一つ。物理防御と邪を払う効果を持つ局所的な障壁を展開する。これが大規模化したものが「護光結界」。
「陰陽境界」
陰陽五行エネルギーを束ねて左の人差し指に溜めて一線を引くことで妖や魑魅魍魎などといった存在を突破できなくする陰陽術。
陰陽五行エネルギーを更に注ぐことで物理的な防御へと昇華させることも可能。呪は木剋土、土剋水、水剋火、火剋金、金剋木……陰陽五行の力を束ね、一線を引け」。
範囲を限定すればより強固な結界を展開することができる(局所盾)。その際の呪は木剋土、土剋水、水剋火、火剋金、金剋木……陰陽五行の力を束ね、一線を引け。境界を束ねてあらゆる禍いから我が身を守れ」。
「五行氾濫之災禍」
広範囲の地殻に影響を与える陰陽術の奥義。
・東洋呪術
かつて九州地方に拠点を置き弧状列島を支配しようとした邪馬台国の女王卑弥呼が編み出した邪悪な法。
呪いそのものを無理矢理利用するという非常に危険なもので、代償を伴うことも少なくない。
師匠は邪馬凉華。
「蠱毒」
呪いが付与された蟲を操り災いをもたらす東洋呪術。邪馬家の十八番。
「丑の刻参り」
丑の刻に、対象とする存在の体毛を入れた藁人形に釘を打ち込むことで、その部分にリンクして同じ傷を与えるという東洋呪術。
「牡丹灯籠」
強力な幽霊を寄せ集める灯籠を使用して寄せ集めた幽霊によって相手の陽の気を吸収し、衰弱死させるという東洋呪術。
・霸闘見気戦闘術
気を纏い強化する武装の気、気を読むことで周囲の状況を知ることができる見聞の気、その二つの気を極めた先にある霸者の気の三つのいずれかを利用した戦闘法を指す概念。
武装の気に分類されるものには体を硬化させる金剛闘気、強力な膂力を得る剛力闘気、速度を上昇させる迅速闘気、体の自己治癒力を上昇させる治癒闘気の四種類があり、これらの内の金剛闘気、剛力闘気、迅速闘気を束ねたものが武装闘気と呼ばれるものである。闘気は肉体や武器に纏わせることしかできないが、武装闘気には全身を硬化させるだけではなく直接相手に触れずに武装闘気を衝撃波として放つことで吹き飛ばす武気衝撃、相手の身体に直接武装闘気を流し込むことで内部から敵の身体を破壊する武流爆撃など様々なバリエーションがある。
治癒闘気は治癒の力を持つ闘気の一種で、太陽の光と同質の生命エネルギー的なものである。そのため、吸血鬼や太陽光を苦手とする種族の場合、肉体がダメージを受けることになる(自分の治癒闘気でも)。水や金属を伝導させることが可能であり、自身の治癒以外にも他者の治癒や攻撃手段として用いることができる(過剰に与えると失神や最悪の場合は死亡することがある)。自身の治癒に使うものを内活闘気、他者の治癒・攻撃に使用するものを外活闘気と呼び区別する。
見聞の気、通称見気は気を読む技術で、鍛えることで視界に入らない相手の位置、数、行動が読めるようになるが、更に鍛えることでは未来視や他者の心を読むこと、生き物の感情を感じ取るなどの領域に達することができる。最終的には霸者の気に至ることができるものが持つ『王の資質』を見ることができるようになる。
『王の資質』を持つ者だけが到達できる霸者の気は霸気と一般的に呼ばれる。『王の資質』は所謂カリスマ性を持つ存在とイコールであり、この資質を持つ者は必ず上に立つ存在になる。
大きく分けて二つの霸気が存在し、魂魄の霸気と覇道の霸気と呼ばれる。
魂魄の霸気は魂の根幹に根差す力で、気そのものを己の根源たる象へと近づけて、変化させる力。つまり、魂の形を顕在化させる力である。この性質は千差万別で、一人として同じ効果を持つ者はいない。
覇道の霸気は相手を威圧することで自分の実力よりも遥かに劣る実力を持つ相手を気絶させることができる他、武装闘気、見気に上乗せすることでその上限を突破することも可能である。圧倒的実力を持つ者の覇道の霸気の場合は周囲の環境にも影響が及び、直接物理的なダメージを与えることすら可能になる。
圓達の闘気の師匠は赤鬼小豆蔲。
「闘気昇纏・金剛闘気」
闘気戦闘術の一つで金剛闘気を纏う。
「闘気昇纏・剛力闘気」
闘気戦闘術の一つで剛力闘気を纏う。
「闘気昇纏・迅速闘気」
闘気戦闘術の一つで迅速闘気を纏う。
「武装闘気-硬質化-」
ローザの武装闘気。武装闘気を纏わせて硬化させる。
「武装闘気-纏斬撃-」
ローザの武装闘気。斬撃に武装闘気を纏わせて硬化させる。
「武装黒拳」
ジーノの武装闘気。拳に武装闘気を纏わせて硬化させる。その上に魔法で炎を纏わせることも可能。
「武装黒脚」
ジーノの武装闘気。脚に武装闘気を纏わせて硬化させる。その上に魔法で炎を纏わせることも可能。
「全身黒武装-漆黒金剛-」
ジーノの武装闘気。全身に武装闘気を纏わせて硬化させる。
「見気-感知-」
見気の段階の一つ。ローザの場合は戦闘使用人程度の練度であれば数キロほど離れていても位置を感じ取ることができる。戦闘使用人であれば練度は違えど、この段階の感知能力は得ている。
「見気-読心-」
見気の段階の一つ。生命の発する心の声――意思を読むことができる段階のこと。この段階に至っているのは現状登場している範囲ではローザとカノープス。
「見気-未来視-」
見気の段階の一つ。少し先の未来が見える段階のこと。この段階に至っているのは現状登場している範囲ではローザとカノープス。
「覇道の霸気」
霸者の気の段階の一つ。相手を威圧することで自分の実力よりも遥かに劣る実力を持つ相手を気絶させることができ、圧倒的実力を持つ者の覇道の霸気の場合は周囲の環境にも影響が及び、直接物理的なダメージを与えることすら可能になる。武装闘気、見気に上乗せすることでその上限を突破することもできる。使用するためには『王の資質』を持った者が武装闘気、見気を最大まで鍛える必要がある。現状で判明しているのは、『王の資質』を持つ者はローザ、ラインヴェルド、バルトロメオ、その他ブライトネス王国の王族、カノープス、アクア、ディラン、ナトゥーフ、エイミーン、マグノーリエで、その内ローザ、ラインヴェルド、カノープスの三人は覚醒に至っている。
「魂魄の霸気」
霸者の気の段階の一つ。魂の根幹に根差す力で、気そのものを己の根源たる象へと近づけて、変化させる力。つまり、魂の形を顕在化させる力。圓は《鏡》の性質で、鏡写して自分が見た魂魄の霸気や自分が受けた魂魄の霸気を同レベルで自在に操ることができる。現状ではラインヴェルドとカノープスの魂の形は不明。
・仙術
調息法を使って自己の身中に丹を生成する内丹術と、その力を利用した近接格闘術の総称。また、解脱までのプロセスでもある。
この末に到達できるのが天仙、地仙、尸解仙であり、副次的効果で仙氣と呼ばれる力を利用して神通力と呼ばれる力を使うことができるようになる。闘気戦闘術との類似点が多い。
・原初魔法/法術/白魔法
精霊と契約を交わし霊輝と呼ばれるエネルギーを精霊に手渡して発動する術。
師匠は九重勇悟。
「雷精-黒稲妻-」
雷の精霊に霊輝を供給することで発動できる原初魔法の一つ。破壊力を持つ黒い稲妻を放つ。
「雷精-黒稲妻・纏-」
雷の精霊に霊輝を供給することで発動できる原初魔法の一つ。全身に黒雷を纏うことによって、身体能力を飛躍的にアップする。
「火精-爆裂灼熱-」
火の精霊に霊輝を供給することで発動できる原初魔法の一つ。爆発し、灼熱の焔で対象を焼き尽くす。
「火精-灼熱-」
火の精霊に霊輝を供給することで発動できる原初魔法の一つ。小さな炎を発生させる。
「氷精-極寒の防壁-」
氷の精霊に霊輝を供給することで発動できる原初魔法の一つ。氷の防壁を作り出す。
「氷精-氷の弾丸-」
氷の精霊に霊輝を供給することで発動できる原初魔法の一つ。即席の氷の弾丸を作り出す。
「氷精-冷気生成-」
氷の精霊に霊輝を供給することで発動できる原初魔法の一つ。冷気を発生させる。
「土精-金剛の床」
土の精霊に霊輝を供給することで発動できる原初魔法の一つ。土をダイアモンドへと性質変化させる。
・瀬島新代魔法
原初魔法と原初呪術を元に異世界の技術を取り入れて完成した新時代の魔法。
重力子に干渉することで重力相互作用に影響を与えるもの、光子に干渉することで電磁相互作用に影響を与えるもの、グルーオンに干渉することで強い相互作用に影響を与えるもの、ウィークボソンに干渉することで弱い相互作用に影響を与えるもの、タキオンの超光速で運動するの力を使って過去にタイムスリップするもの、エントロピーの増大則に干渉することで、煩雑なエネルギーの中から純粋なエネルギーを取り出して再利用するものなど科学理論を魔法によって再現したもの、あるいは物理法則を逸脱したものなどなど様々なものが存在し、その全てが新代魔法に分類される。
師匠は瀬島香澄。
「瀬島新代魔法――四次元顕現」
発生させる四次元空間と三次元の空間を繋ぐ効果を持つ瀬島新代魔法。
「瀬島新代魔法――重力操作」
自然界の四つの力という別名を持つ基本相互作用の一つである重力相互作用に影響する重力子に干渉する一連の魔法。強力になるとブラックホールすら発生させる。
「瀬島新代魔法――電磁操作」
自然界の四つの力という別名を持つ基本相互作用の一つである電磁相互作用に影響する光子に干渉する一連の魔法。電気を発生させて操作する系統と磁力を発生させて操作する系統に分かれる。
「瀬島新代魔法――斥力の刃」
電磁操作系に分類される瀬島新代魔法。クーロン引力を中和して斥力のみを顕在化させる。
・聖術
神界の天使と契約を交わし、或いは融合し、その力を発動する力。
師匠は九重勇悟。
「天使憑身」
天使と融合し、その力を借り受ける技。
「炛燦之大劔」
光を固めて作られた大剣を顕現する。「炛燦之大劔-煌闢-」、「炛燦之大劔-一刀-」などのバリエーションが存在。
「神聖結界」
魔を斥ける効果が付与された強固な防御力を誇る結界を生成する。広く展開して閉鎖空間を生成する他、小さく展開して盾として扱うことも可能。また、人払いの効果もある。
・原初呪術
悪魔と契約を交わし、対価を支払う代わりにその力の一部を行使する術。悪魔と融合することも可能。対象となる悪魔との契約次第では対価を支払わずに行使することもできる。
師匠は瀬島香澄。
「悪魔憑身」
悪魔と融合し、その力を借り受ける技。
「邪陰之大剣」
闇を固めて作られた大剣を顕現する。「邪陰之大剣-蛇太刀-」、「邪陰之大剣-刹那-」などのバリエーションが存在。
「邪陰之結界」
聖なるものをを斥ける効果が付与された強固な防御力を誇る結界を生成する。広く展開して閉鎖空間を生成する他、小さく展開して盾として扱うことも可能。
・五十嵐流
江戸時代から続く五十嵐流道場。元々は太刀術、小太刀術、二刀術、抜刀術、鞘術、杖術、分銅鎖術、槍術、薙刀術、体術、鉄扇術、弓術、騎馬術、泳術、歩術の五十嵐流十四芸を継承してきたが、江戸末期頃から武士の数が極端に減って侍局に所属するものだけとなったため需要が減り衰退。
現在は太刀術、小太刀術、二刀術、抜刀術、鞘術、歩術、体術が残り、更に刀関係が刀術に、歩術と体術が体術に纏められた結果、五十嵐流二芸という形になっている。近年、圓達によって三割ほどが現代に蘇った。
・五十嵐流刀術
「流衝」
五十嵐流刀術一ノ型。渾身の斬撃により、剣から発する振動波を剣を通して相手に伝え、相手の神経を麻痺させる衝撃剣。
「五光」
五十嵐流刀術二ノ型。神速の五段突きを繰り出す。
「柳返」
五十嵐流刀術三ノ型。相手の斬撃を逆手に持った刀で受け流しつつ、袈裟斬りを繰り出す。
「辰巻」
五十嵐流刀術四ノ型。身体を捻りながら、その回転による遠心力を利用しつつ、下段から振り上げた刀の峰側に手を添え、突き上げるように斬撃を喰らわせる。
「霹靂」
五十嵐流刀術五ノ型。唐竹の斬撃で相手の頭を守る防具に刀身が刺さった状態から鞘を上から叩きつけることによって真っ二つにする。
「杭打」
五十嵐流刀術六ノ型。片腕で打った初撃の斬撃に対して もう片方の腕の力を剣の峰めがけて振り下ろすことによって 威力を増大させる。
「奇突」
五十嵐流刀術七ノ型。相手との鍔迫り合いの状態から、死角から鞘による打撃を繰り出す。
「轆轤」
五十嵐流刀術八ノ型。極限まで捻った体の力を利用して振るう袈裟斬り。
「双輪」
五十嵐流刀術九ノ型。抜刀術から鞘による攻撃に繋げるコンビネーション技で、先に居合いで抜身で攻撃してから、鞘での一撃を放つ。
「八閃」
五十嵐流刀術十ノ型。唐竹、逆風、袈裟斬り、右切り上げ、逆袈裟斬り、左斬り上げ、左薙ぎ、右薙ぎの順に高速で斬撃を放つ。
・五十嵐流体術
「外爆」
五十嵐流体術一ノ型。掌底から相手を吹き飛ばすような一撃を繰り出す。
「内爆」
五十嵐流体術二ノ型。相手に掌を押し当てて寸勁の如く一撃を叩き込む。
「嵐走」
五十嵐流体術三ノ型。丹田に溜めた気を蹴り足から爆発させることによって爆発的な突進力を得る。
「抜足」
五十嵐流体術四ノ型。特殊な呼吸法と歩法によって相手の脳を誤認させて自身の存在を認識させなくする。
・静寂流
五十嵐流初代、五十嵐蒼兵衛と共に修行した黙彝教が起こした流派。弓術、騎馬術、泳法術、薙刀術、槍術、剣術、小具足、杖術、鎖鎌術、分銅鎖、手裏剣、十手術、鉄扇術、鉄鞭術、抜刀術、柔術、砲術、隠形術、捕手術からなる静寂十九芸を完全な形で継承してきた。初代が蒼兵衛と同じ七松流の道場で切磋琢磨していたため、五十嵐流の技との類似点は多い。
現在は武蔵国府中にある密教系の寺、照慈寺の住職、迦陵大蔵が継承し、寺の一角で小さな道場を開いており、蛍雪栞は幼少からこの道場に通っていた。
「静寂流十九芸 薙刀術二ノ型 頽馬風」
静寂流十九芸薙刀術二ノ型。横振り、右斜め振り、左斜め振り、上下振りの八方向に連続して攻撃を仕掛ける。
「静寂流十九芸 槍術一ノ型 五連星」
静寂流十九芸槍術一ノ型。所謂槍による五段突き。端からは一突きにしか見えないが、一瞬で五回突いている。
「静寂流十九芸 剣術三ノ型 渾衝流」
静寂流十九芸剣術三ノ型。渾身の斬撃により、剣から発する振動波を剣を通して相手に伝え、相手の神経を麻痺させる衝撃剣。「五十嵐流刀術一ノ型 流衝」と同一のもの。
「静寂流十九芸 剣術八ノ型 六花突」
静寂流十九芸剣術八ノ型。人体の急所である目、首、心臓、肝臓、腎臓、鳩尾、金的、それらを陽動にしての両肩、両膝の十三箇所の内、六箇所を狙った六連突。
◆電脳空間関連の技術
「暗号式」
通常のプログラミングとは異なる方式で作られた特定のプログラムを起動するための、通常のプログラミングにおけるプログラミング言語の文字列のようなもの。特殊な言語と図形の集合体という形をしている。システムの作成者は化野學。
電脳用紙に特定の絵柄を書き込むことで作成可能で、その中の「暗号式」を電脳空間そのものや意識を乗せた電脳体に作用させるのが基本だが、電脳体そのものに「暗号式」を焼き付け、そこから思考によって「暗号式」を汲み出して発動するという方法と人間が持つ記憶領域から丸暗記した「暗号式」を直接作成するという二つの方法がある。
前者は電脳体に負荷を掛けることになり、結果として不整脈や動悸激化を引き起こすことになりかねない。後者は電脳体に負荷を掛けないから、デメリットはないが、そもそも完全記憶を前提とするため使用できる人の数が圧倒的に少ない。
「サーチアンドデストロイ・オートマトンプログラム」
円に囲まれた百合をモチーフとした紋章から出現する百合薗グループの銀のオートマトンプログラム。人間の集合的無意識が電脳空間化した「B.ドメイン」のほぼ全て初期化した。そのサーチ能力と初期化能力は天下一品である。見境なく初期化するような融通の効かなさはないが、情状酌量をするような慈悲はない。
百合薗グループの電脳戦における最終兵器であり、見境なく攻撃する設定を施した場合、インターネットは三日と経たず崩壊する。
立方体の親機と子機によって構成され、子機は立方体を組み合わせて様々な形状に変形する。
初期化手段はビーム。
◆異世界関連の技
・錬成
【錬成・山津波】
鉱物を含んだ大地に干渉して隆起と陥没を繰り返して敵の元に津波のように土ボコを高速で放つ技。転ばせるくらいの効果はある。
【錬成・谷地眼】
地面を錬成することで変化させ、局所的に底無し沼のような状態を作り出す。
【錬成・鉱拘束】
鉱物を含んだ大地に干渉して隆起させた土で敵を捕らえる。
【錬成・捕縛鎖】
地面に対して【遠隔錬成】を行って地面の金属を集めて生成した鎖を錬成の際の干渉力を再利用して金属への「錬成的干渉」をしてから約十五分間に限り、金属に掛かる重力を無視した干渉を可能にする【錬成力干渉】を使って操作した鎖で対象を捕縛する。
【錬成・金剛魔弾】
金属や鉱物、土などを【練金成術】で無数の小さな弾丸へと錬成する。
【錬成・地縛鎖】
無数の鎖で相手を地面に縛り付ける技。プリムヴェールに使用された際には金剛魔弾を再錬成して鎖につつ【錬成力干渉】を使って操作した鎖で捕縛している。
【黄金錬成】
超高温・超高圧によって引き起こされる核融合によって元素変換を行い、金を作り出す大量の魔力を使用する錬成術。【遠隔錬成】で座標を指定して、【消費魔力減少】と【精密錬成】でアシストするという形でローザは使用している。鐚五文程度の金しか作り出せない。
・ウェポンスキル
FDMMORPG『SWORD & MAJIK ON-LINE』の武器系スキル。
予備動作をシステムが検知することで発動する。スキルは基本的に使用している武器の熟練度に応じて増えていくが、特定のスキルは条件を満たすことで獲得が可能になる。これはユニークスキルと呼ばれ、その他のコモンスキルとその派生であるデライブドスキルとは一線を画す。
「フューリアス・スパイク」
猛烈な勢いで直線的に突撃して刺突攻撃を行う片手剣ウェポンスキル。
「ホリゾンタル・アンド・バーチカル」
水平方向と垂直方向にそれぞれ正方形を描くように斬撃を放つ片手剣ウェポンスキルの八連撃攻撃。
「クエーサーストリーム」
超高速で放たれる五十連撃。二刀流のユニークウェポンスキルで技を発動する前に二刀が眩しい輝きに包まれるという特徴がある。
・マジックスキル
魔力を消費せず、呪文を完璧に唱えることでのみ発動するFDMMORPG『SWORD & MAJIK ON-LINE』の魔法系スキル。オールドイツ語で強力な魔法ほど呪文が長くなる。
「Ich werde den Flammenspeer freigeben.」
炎の槍を放つ魔法。「我、炎の槍を放つ」
「Ich enthülle die Flammenwand.」
炎の壁を作り出す魔法。「我、炎の壁を顕現する」
「Eine Klinge aus Wind, die Feinde verfolgt.」
敵を追跡する風の刃を放つ魔法。「敵を追跡する風の刃よ」
「Ich werde mit diesem Licht behandeln.」
光で傷を癒す魔法。「我、光で傷を癒す」
・『Eternal Fairytale On-line』のスキル・技術
「スラッシュ」
剣士系職業の初期に獲得できる斬撃を放つスキル。
「エアスラッシュ」
剣士系職業の初期に獲得できる斬撃を放つスキル。「スラッシュ」の斬撃を飛ばすだけで威力はそのまま据え置きという性質を持つ。
「剣舞嵐撃」
剣士系三次元職の剣聖の奥義とも言える一撃を放つスキル。斬撃の嵐が竜巻と化して敵を切り裂く。
「万象無ニ還ス靈劔」
剣士系四次元職の剣帝の奥義とも言える一撃を放つ最強の物理系範囲攻撃スキル。一条、二条、三条、四条――無数に伸びた線状の斬撃が対象を貫く同時に一瞬で消滅させる。剣属性と消滅属性を持つ攻撃。
「ジャガーノート・ソード」
武器攻撃系四次元職の共通奥義。自身の現在のHPと現在のMPの半分を犠牲にする代わりに、相手の防御力やHP残量に関わらずクリティカルダメージを与える。
「舞い踊る飛剣」
特殊なプレイヤー技術やプレイヤーテクニックと呼ばれる類のもの。『背繋飛剣ディス・チェーサー』を手動操作できる宝珠で完全掌握した上で縦横無尽に操作して攻撃する。
「クレイジーミーティアバニッシュ-ジャガーノート-」
「ジャガーノート・ソード」のリキャストタイムが武器とスキルのセットになっているというところを利用して十二本ある全ての剣で発動する十二連撃攻撃。
「辻斬り」
侍系一次元職の武士が習得可能なスキルの一つ。すれ違い様に斬撃を浴びせる。
「虚空ヨリ降リ注グ真ナル神意ノ劒」
侍系四次元職の征夷侍大将軍の奥義とも言える最強の物理系範囲攻撃スキル。刃渡り百メートルを優に超える巨大な剣を顕現し、その剣が一斉に降り注ぐという侍という職からは想像もつかない広範囲攻撃。ゲーム時代には存在しなかった虚空属性を持つ。
「極技・終焉波動剣!!」
イベント職の剣聖が習得する最上級のバフ特技。物理攻撃力とクリティカルを大幅上昇させる。
「短剣斬嵐撃」
短剣魔縫帝の奥義。無数の張り巡らせたワイヤー伝いにナイフを放って攻撃する。
「アサシンズダンス」
暗殺者系一次元職の暗殺者が覚えるスキル。連続で暗剣を繰り出す。再使用規制時間が一秒と非常に短く、連続で命中させるたびに威力が増大していく。
「不可視の太刀」
暗殺者系二次元職の暗殺卿が覚える特技。敵の隙や不意を突いて不可視の奇襲攻撃を行う。
「魂撃衝球」
全ての魔法職の一次元職が習得可能な魔法。魂と肉体に同時にダメージを与える球体を放つ精神属性魔法。
「火球」
魔法系一次元職の魔導師が最初に覚える魔法の一つ。火球を放つ。攻撃魔法ではリキャストタイムが最も短いためコンボを繋げるのに便利。
「炎槍」
魔法系一次元職の魔導師が覚える魔法の一つ。炎の槍を放つ。
「這い迫る雷蛇」
魔法系二次元職の大魔導師が覚える魔法の一つ。雷で形作られた無数の蛇が地を這うように地面スレスレを走りながら襲い掛かる。
「極寒の氷球」
魔法系二次元職の大魔導師が覚える魔法の一つ。握り拳大の氷の塊を作り出して放つ。追加効果として命中地点を凍結させることができる。
「冷気の奔流」
魔法系二次元職の大魔導師が覚える魔法の一つ。冷気の奔流を直線状に解き放ち、敵を下流へと押し流す。
「風を纏え」
魔法系二次元職の大魔導師が覚える魔法の一つ。自分の武器に風魔法をかけ、風を纏わせた武器で直接攻撃する。
「術式分解」
魔法系二次元職の大魔導師が覚える魔法の一つ。小規模な魔法の術式を遠距離から解体して無効化する。
「追尾する溶岩塊弾」
魔法系三次元職の魔導帝が覚える魔法の一つ。自在に飛び回る握り拳大の溶岩塊を杖から放つ。
「大規模術式崩壊」
魔法系三次元職の魔導帝が覚える奥義。広範囲に展開された魔法の術式を解体することで無効化する。
「魔法解放」
魔法系四次元職の大魔導帝が習得する魔法。予め特定の魔法を付与しておくことが可能で、タイムラグなく攻撃できる。込められる魔法は触媒となる武器のレアリティや強度、「魔法解放」そのもののスキルの段階も関係があるため、高威力の魔法を放とうとする場合は奥伝や秘伝クラスの「魔法解放」やレイドで入手可能な武器などが必要になる。失敗すると武器が消滅し、「魔法解放」を使う場合は込める魔法に加えて追加で相応の魔力を消費するため良面ばかりではない。
「深淵より顕現せし大焦熱の極焔」
魔法系四次元職の大魔導帝が習得する表の火属性魔法の奥義。フレーバーテキストは「焔すらも喰らい燃やす、あらゆるものを焼き尽くす貪欲な焔」。
威力は勿論のこと、小規模にも大規模にも発動できるということで、この魔法を求めて大魔導帝を目指すというプレイヤーもかなりの数が居たというまさに憧れの魔法。
「焔という概念を凍らせる焔」
魔法系四次元職の大魔導帝が習得する裏の火属性魔法の奥義。フレーバーテキストは「焔すらも凍らせる、あらゆるものを凍らせる異界の焔」。
威力は勿論のこと、小規模にも大規模にも発動できるということで、「深淵より顕現せし大焦熱の極焔」共々この魔法を求めて大魔導帝を目指すというプレイヤーもかなりの数が居たというまさに憧れの魔法。
「三連拳」
武闘家系一次元職の武闘家が覚える特技の一つ。右ストレート、左ストレート、右フックの三つのパンチを連続して放つ。
「幻影の歩技」
武闘家系二次元職の格闘家が習得できる特技の一つ。目にも止まらぬ跳躍や残像の残るような鋭い踏み込みを駆使して、敵の迎撃やバットステータスフロアを無視して自由に移動する。
「巨神の七連拳撃」
武闘家系一次元職の武闘家の奥義でフィニッシュ技。
ペテルギウス、リゲル、ベラトリックス、ミンタカ、アルニラム、アルニタク、サイフ――オリオン座を構成する七つの星を、オリオン座をなぞるように拳で打ち、星座が完成すると打ち込まれた衝撃が共鳴し合って時間差で大打撃を与える。
「阿修羅鵬凰脚」
武闘家系二次元職の格闘家の奥義でフィニッシュ技。「阿修羅鵬凰脚」という技名のエフェクトがデカデカと出現し、猛烈な蹴りが敵を襲う。
「助奏のオブリガード」
吟遊詩人系一次元職の吟遊詩人が覚える援護歌の一つ。自分に対する援護歌の効果を無効化する代わりに他の対象者への援護歌の効果を上昇させる。
「快活のヴィヴァーチェ」
吟遊詩人系一次元職の吟遊詩人が覚える援護歌の一つ。対象者達のステータスを一段階上昇させる。
「神速のエチュード」
吟遊詩人系一次元職の吟遊詩人が覚える援護歌の一つ。周囲の仲間と自分の武器攻撃速度と命中率を上昇させる。
「舞踏のパヴァーヌ」
吟遊詩人系一次元職の吟遊詩人が覚える援護歌の一つ。周囲の味方と自分の敏捷性を上昇させる。
「フォルティシシシモ」
吟遊詩人系二次元職の吟遊詩聖が覚える援護歌の一つ。周囲の仲間と自分の攻撃力を特大上昇させる。
「スフォルツァンド」
吟遊詩人系三次元職の吟遊詩仙が覚える援護歌の一つ。自分の攻撃力を更に特大上昇させる。
「共鳴のドラム・ビート」
吟遊詩人系三次元職の吟遊詩仙が覚える特技の一つ。音の衝撃波を叩き込むことで敵の体を媒介として振動共鳴現象を引き起こし、衝撃波のエフェクトを持つ敵にダメージを与えることで衝撃波が炸裂して追加ダメージを与えることができる。
「治癒」
回復系職業の初期に獲得できる基本的な回復魔法。リキャストタイムが短いためコンボカウントを増やすのに便利。
「上治癒」
回復系職業の一次元職で必ず獲得できる回復魔法。「治癒」よりもリキャストタイムは長い。
「治癒円域」
神官系一次元職の治癒師が習得可能な範囲回復魔法。範囲内の味方を回復させる。
「聖究極治癒術式」
神官系四次元職の施療帝と聖女が習得可能な最高ランクの回復魔法。
「聖燦究極治癒大術式」
神官系四次元職の施療帝が習得可能な最高ランクの範囲回復魔法。巨大なオーロラ色の魔法陣の眩い光があらゆる傷を癒す。
「蘇生術式」
神官系四次元職の施療帝が習得可能な蘇生魔法。三十分以内に死んだものであれば蘇生させることができる。
「神聖なる光明燦爆」
イベント職の聖女が習得できる攻撃魔法の中では最高の威力を誇る聖属性魔法。光の爆発を巻き起こす。
「聖煌甦光癒」
イベント職の聖女が習得可能な蘇生魔法。三十分以内に死んだものであれば蘇生させることができる。
「禊祓の障壁」
神職系四次元職の神子が覚える特技の一つ。ダメージ遮断の障壁を展開する。
「魔力吸収蔓」
付与術師系一次元職の付与術師とイベント職の暗黒魔術師のみが習得可能な魔法。魔力を吸収する蔓を瞬時に発生させる。
「星幽の束縛」
付与術師系二次元職の大付与術師が習得する行動阻害魔法。聖なる魔力の輝く糸が敵を拘束する。
「過剰殺傷を付与する者」
付与術師系四次元職の極大付加術師の奥義とも言える特技。自身のHPを上回る大規模な物理以外の攻撃を一度だけ無効化し、その威力分攻撃力を上昇させる。
「竜巻顕現」
イベント職の森呪知恵者が習得可能な魔法の一つ。大嵐を呼び出して竜巻や落雷で広範囲の敵を攻撃する。
「漆黒螺旋放」
イベント職の暗黒魔術師が習得魔法な魔法の一つ。闇属性と月属性の複合の光線を放つ魔法。
「光精霊魔法=光の豪雨」
精霊魔法使い系四次元職の精霊魔術帝が光属性の精霊と契約している場合に習得可能な魔法の一つ。光の豪雨を降らせる精霊魔法。
「時空凍結」
ヨグ=ソトホート討伐のラストアタック報酬として入手できる限定職の時空魔法神が習得する時間魔法の一つ。時間の流れを凍結させることで停止する。
「時間倍速」
ヨグ=ソトホート討伐のラストアタック報酬として入手できる限定職の時空魔法神が習得する時間魔法の一つ。時間を加速させて速度を上昇させる。
「真・時間超加速」
ヨグ=ソトホート討伐のラストアタック報酬として入手できる限定職の時空魔法神が習得する時間魔法の一つ。対象の時間を強制的に超加速させて一瞬にして寿命に至らしめる。
「時空支配から解脱せよ」
ヨグ=ソトホート討伐のラストアタック報酬として入手できる限定職の時空魔法神の時間魔法の一つ。一時的に自身に対するあらゆる時間干渉を無効化する。
「吸血」
吸血鬼・吸血姫の固有技能。吸血することによりHPとMPを回復し、相手のHPとMPにダメージを与える。
「吸血姫の翼」
吸血姫の固有技能。蝙蝠のような翼を背中から生やして飛行を可能にする。吸血鬼の場合は「吸血鬼の翼」という名称になる。
「飢餓狂暴走」
吸血鬼・吸血姫の固有技能。一定期間の吸血、食事を取らない場合に発動し、暴走状態となり、体のリミッターが解除されるが理性が吹き飛びそうになる。衝動に耐えられなければ本当に理性が消えて破壊の権化と化す。
「眷属化」
吸血鬼・吸血姫の固有技能。吸血鬼の眷属を増やすことができる。
「血の暴虐」
吸血鬼・吸血姫の固有技能。血液を飲むことでステータスを上昇させる。
「魔眼」
精神干渉系の効果を持つ吸血鬼・吸血姫の固有技能。他に元々の効果の他にMOBの捕獲確率に影響を与えるという隠し効果がある。
「兎足の神速加護」
兎人族の固有技能。兎の加護により敏捷を大幅に上昇させる。
・『スターチス・レコード』のスキル
「ダーク・エンパイア」
ローザがレベル66で習得する闇魔法。手から放たれた闇の球体が敵の体内に吸収され、直後に漆黒の大爆発を引き起こす。
・異世界後の『スターチス・レコード』関連の魔法
「幻惑の森」
カレンの水属性を応用した幻惑魔法。虚像を作り出す。
「幻惑爆散」
カレンの水属性を応用した幻惑魔法。水を利用した幻惑の虚像を、四散させて小さな礫に変え、その礫状のものの分子活動を強制的に停滞させて凍らせ、指向性を持たせて敵に放つ。
「幻氷の盾」
カレンの水属性を応用した幻惑魔法。水属性の魔法で作り出した盾を分子活動を強制的に停滞させて凍らせて氷の盾を作る。
「幻氷の大角礫」
カレンの水属性を応用した幻惑魔法。刺々と前方に三角錐が突き出した巨大な氷の塊を解き放つ。
「烈火魔弾」
ジーノのオリジナル炎属性魔法。炎の弾丸を作り出して放つ。
「宿纏烈火」
ジーノのオリジナル炎属性魔法。武装闘気を纏わせた腕や脚に炎を纏わせる。
「爆裂罠陣」
ジェイコブのオリジナル爆破魔法。設置型爆発魔法陣で魔法陣を踏むと同時に大爆発を引き起こす。
「大魔導覇斬」
ローザのオリジナル無属性魔法斬撃。大気中の魔力を圧縮して力任せにぶっ放す。当たると跡形もなく消える。
この術式は大気中の魔力が全てこちらの味方になるのでその場ではしばらくの間は他に一切の魔法が使用できなくなる。
「アイシクルランス」
汎用氷魔法。氷の槍を放つ。
「エアロブラスト」
汎用風魔法。猛烈な風で攻撃する。
「アーススパイク」
汎用土魔法。土に干渉して棘を生やす。
「聖極十字光」
神聖護光騎士達がロザリオに込めた祈りを具現化して一斉に放つ光魔法。光を収束して巨大な十字架を作り出して放つ。
「螺旋嵐刃」
螺旋状の竜巻で攻撃する風魔法。詠唱は「吹き荒め風よ。螺旋を成した刃となりて切り刻め」。
「蒼穹衝槌」
上空から固めた大気を槌のように降らせて攻撃する風魔法。詠唱は「吹き荒め風よ。鉄槌となりて降り注げ」。
「水伯の女王の吐息-局所暴風雨-」
局所的に暴風雨を発生させるミーフィリアのオリジナルの戦術級魔術の応用版。
「八重魔法全開放」
エイミーンの八重術者としての本領――水、氷、風、木、土、光、闇、影属性のストックしていた魔法を全て開放して放つ八重魔法。
「クリムゾン・プロージョン」
スザンナが完成させた水魔法と火魔法の複合からなる対人殺傷魔法。体内の血液の液体成分である血漿が気化させ、その圧力で筋肉と皮膚が弾け飛ばす。
「クリムゾン・エクスパンション」
スザンナが完成させた水魔法と火魔法の複合からなる領域魔法。液体分子の振動によって対象の水分を加熱する。
「共振共鳴」
スザンナが開発した魔法。無属性とは別の意味で属性のない魔法あるいは、魔法技術として扱われているもの。同属性の魔力に対象となる魔法を転写し、対象と同じ状態から同レベルの魔法を発動する。
「ヒドラ・ヘッズ」
シヴリスの魔法。五本の首を持ち全身劇毒でできた毒竜を作り出す。
「アイシクル・コフィン」
スザンナが開発した魔法。オリジナル魔法で一瞬にして大気中の水分ごと凍らせる。
・古代竜の技。
「龍神の怒號」
古代竜であるナトゥーフの己の渾身全力のブレスを収束した一撃。
・『Ancient Faerys On-line』の魔法
「五重魔法陣《空疾烈刃》」
『Ancient Faerys On-line』の魔法システム多重魔法陣で風属性の魔法陣を五つ重ねることで発動可能。空を切り裂くように伸びる真空の線とような風の断層を作り出す。
・『不思議のダンジョン;ゲートウェイフロンティア』のアビリティ
『改造』
ブラン専用アビリティ。アイテムの改造スキル。武器に属性を付与することが可能。
『変換』
ブラン専用アビリティ。天秤を使用してアイテムよりも上位のアイテムや下位のアイテムに変換することができる。上位への変換は失敗する可能性が極めて高い。
『合成』
ブラン専用アビリティ。合成釜を使用してアイテムを合成し、素材としたアイテムよりも高レベルのアイテムを作り出す。
『分離』
ブラン専用アビリティ。分離盤を使用してアイテムを分離し、素材としたアイテムよりも低レベルのアイテムを作り出す。
・『Clans in the wilderness』のスキル
『錬金術』
『Clans in the wilderness』の双極職のスキル。『錬金術盤』で行う上位変換と下位変換、『錬金術鍋』を使った合成、『属性付与台座』で『属性付与台座』で作成した『〇込丸』を付与して行うと属性付与、『性質改変台座』の各種キッドでアイテムを拷問する性質改変、『硝子器具』で調合アイテムを増やすなど、様々な技術を駆使しながらより上位のアイテムを作り出すというもの。錬金術盤と属性付与台座を除いて全部音ゲー要素が含まれており、タイミング判定はExcellent、Critical、Great、Good。押し間違い、もしくは著しくズレていた場合はBad、完全な見逃しはMissってことになって、最終的に完成品にSSS~Fの判定が出て、その分ボーナスで通常より高い能力値付与が行われる。
お久しぶりです、前作以前の作品をお読みくださった方や交流のある皆様には「応援ありがとうございます! 引き続き精進して参ります!!」。ということで、駄文製造機こと逢魔時 夕です。普通なネーミングセンスなのに、覚えにくいペンネームって言われるのは何ででしょう。……解せぬ。
さて、四章が終わりました。クラスメイト達は果たしていつ本編に関わってくるのか? ……もう既にほとんど記憶の彼方ですが。
ということで、語られていることも遥かに少ないので、是非是非設定集をお読みください。というより、設定集の読了が前提になります。纏めるのに一日以上掛かっているので、絶対に読んで欲しいです。……私の大学の友人ではありませんが、資料集読まずにどこまでやれるかという問題ではありませんから。……是非ご一読を……って、この後書きを読んでいる人に言ってもしょうがないか。
内容の話に入りましょうか? 今回はエルフ編でした。久々に圓時代のゲームを掘り下げつつ、物語の核心に繋がる『管理者権限』の行方についても絡めていきました。しかし、あの神とあの神が組んでいるとは……ゲームの枠を超えて圓側も敵側も進展していますね……。
地球側もですが、今回は王族やらその他諸々やら登場してもいないのに掘り下げられたキャラがまた増えた気がします。本格的に関わってくるのはいつのことになるやら……とりあえず、予定では後三、四章で過去編が完結する筈なんですが……本当に見切り発車って怖い。
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