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百合好き悪役令嬢の異世界激闘記 〜前世で作った乙女ゲームの世界に転生した悪役令嬢が前世の因縁と今世の仲間達に振り回されながら世界の命運を懸けた戦いに巻き込まれるって一体どういうことなんだろうねぇ?〜  作者: 逢魔時 夕
Chapter 4. 緑霊の森のエルフ至上主義者達と暗躍する神々

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Act.4 登場人物紹介 part.Ⅱ

◆ブライトネス王国

◇ブライトネス王家

*王宮……王の住まい。謁見の間の他には王のプライベート空間が存在。使用人のトップは統括侍女。

・ラインヴェルド=ブライトネス

 ブライトネス王国の国王。破天荒な性格で、相手の秘密を暴き、青白く震えていく様を目にして楽しむような腹黒な男。【ブライトネス王家の裏の剣】の筆頭であるカノープスやフォルトナ国王のオルパタータダとは悪友の関係にある。

 ローザからもたらされた「この世界の真実」と「これから訪れるかもしれない世界の危機」に関する情報を得て、オルパタータダと共有し、来たる嵐に備えている。内心ではこれから起こるであろう「面白いこと」を楽しみにしており、その中心にいるであろうローザに注目している。

 ローザの手腕をこれまでの経歴と王城での仕事から「自分に匹敵する、あるいは凌駕する政治家」の素質があると考え、そんな彼女が一国の王女の侍女として働いているという状況を面白く捉えている。その一方で、「ローザが敵に回った場合、確実にブライトネス王国は半壊する」というカノープスの報告を大袈裟だと考えず、ローザとは敵対しない塩梅を狙って立ち回っている。

 カノープスから上がってきた新しい農法を導入する改革を進めており、現在の農法に固執し利権を求める既存の魔法師達については継続的な交渉を続け、それでも利益に固執する者達についてはバッサリ切り捨てて全て裏で暗殺者を使って処分している。

 ローザが香辛料貿易を計画していると知った際にはかねてから計画していた亜人種との和解のための使節派遣計画に彼女を巻き込む決断をする。

 国王陛下御前の模擬戦以降は、ローザからプレゼントされた幻想級装備『ノートゥンク』を、ローザから『真なる王の剣ソード・オブ・ジェニュインレガリア』が献上された際には新たな王権の象徴(レガリア)を加えた二刀を得物としている。

 エルフとの交渉を進めるため、そして全ての種族が差別なく自由に暮らせる世界を作るという夢のために、ローザと二人で天上光聖女教の総本山に乗り込む。

 その後、つまらない公務から逃げ……エルフとの交渉にはやはり国王が必要だろうという理由で、ローザ、アレッサンドロスと共に緑霊の森に向かう。

 【エルフの栄光を掴む者グローリー・オブ・ザ・フォレスト】との戦いの後、エルフの総意を問う鎖国か開国かを選ぶ投票ではローザと相談した上で「国交を樹立しない決定を下した場合は、今後ブライトネス王国からちょっかいを掛けないし、ルールを破って掛けた者は徹底的に処罰する」ということを約束したが、その裏にはエルフが困っている場合にも不干渉を貫くという意図が込められていた。

 奴隷否定派で、奴隷制を公認させようとしていた貴族のリストをあらかじめ作成させているなど奴隷肯定派の貴族を潰す準備は以前からしていた。ローザの提案に乗り「亜人族に対する差別の禁止と奴隷制の再度否定を公の場で正式に宣言して、その時の態度で奴隷制容認派と否定派を見極め、その上でクソつまんねえ奴(・・・・・・・・)を潰す」ことにする。

 結果としてエルフは開国することになるブライトネス王国はエルフと国交を結ぶために各種調整に尽力することになった。

 奴隷商に関わった貴族や商人のリストが完成した後、謁見の間で「自己申告と今後は奴隷の扱いを一切しないと約束する者には情状酌量をする」ことを条件に出し、奴隷商に関わった者達の大掃除を開始した。

 一方で、亜人族との交流のために解決しなければならない諸問題の一つである硬貨問題の解決のためにアネモネを呼び出し、印刷技術を手に入れる代わりに王宮に出入り可能な立場を与える…….という茶番劇を行い、アネモネが正当な形で応急に入れるよう調整した。

 反乱を計画中の貴族に【ブライトネス王家の裏の杖】をぶつける決定を下す。

 ローザに新しい仕事として「エルフ以外との亜人族との国交締結の話を国の代表としてしてくる」ことと「フォルトナ王国で起こるクーデターについても未然に防ぐ」ことの二つを決定事項のように依頼し、行儀見習いを入り口にプリムラの専属侍女として働くことも依頼した。その際に親としての顔も見せている。


・ノクト=エスハイム

 王城の全ての侍女を統括する統括侍女の立場にあり、ローザの正体を知る数少ない人物の一人。

 白髪の老婆のような見た目の威厳たっぷりな人物。厳しい人物で、実力主義者。努力をしっかりと見て評価してくれる理想の上司ともいえる人物である。感情を上手く隠すことに長けているため、見気を使わなければその心のうちに分け入ることはできない。几帳面な性格で執務室はきっちりと整理されていて埃一つ落ちていない。

 ローザの初登城の際に登場し、ローザが只者ではないことを自らの目で確認した。

 メイド姿でアネモネが王宮に潜入した際、「美し過ぎる花は他のものに紛れていても目立ってしまうものですよ」と遠回しに却ってバレバレだと指摘している。


*内宮……内務を担当する区画。使用人のトップは内宮筆頭侍女。

・ディラン=ヴァルグファウトス

 白髪の混ざった銀色の短髪、痩せ型ではあるものの引き締まった長身の上品なローブを纏った男。国王の下で国を支える宰相に匹敵する権力を持つ大臣で、ヴァルグファウトス公爵家の次男。ローザの正体を知る数少ない人物の一人。

 自由奔放な男で、剣を振り回して白か黒を付けることを好んでいる。逃亡癖がある。宰相の胃痛の種の一人。

 その正体はアクアの転生前の姿オニキス共に漆黒騎士団を支えた副団長にして参謀。その事実をオルパタータダの親友だったラインヴェルドにだけは伝えている。

 ラインヴェルドの計らいでオニキスの転生帯であるアクアと再会する。

 前世と同じく友情センサーとレーダーを持ち、親友や魂を見分けることができる。

 四章では緑霊の森への使節団メンバーとして同行した。

 ローザから幻想級装備『闇を斬り裂くものエリュシデータ・オブ・ザ・ダークネス』を受け取り、得物としている。

 シルフスの街でかつての仲間バチストと再会する。彼に事情を説明することはなく、あくまで今世は今世という態度を貫いたが、バチストに「いい街だよ……だから、何があってもこの街を守れ。……お前が大切だと思うものを守れ」という気持ちを伝え、かつての仲間の背中を押した。

 使節団では大臣として政治面、外交の交渉で重要な役割を担った。

 ブライトネス王国に帰国後、ローザ、ディランと三人で第二次使節団として派遣されることが決定する。


・アーネスト=アクアマリン

 ブライトネス王国の宰相でアクアマリン伯爵家当主。甘味(ドルチェ)をこよなく愛するナイスミドル。宰相としてはとても公明正大だが、政治家らしく相当タヌキな内面を持っている。……しかし、どこかの王様と第一王子のせいで胃痛を拗らせていることが多く、タヌキというよりは可哀想な人と見られることが多い。氷のような冷たい双眸を持ち、実務的で冷たい印象を受けるが甘味(ドルチェ)を食べた際には雪解けしたような蕩けた表情を見せる。

 ローザの正体を知る数少ない人物の一人。ラインヴェルドの提案で、ローザと自身の息子と娘をお茶会という形で引き合わせる。

 お茶会の際にローザの手土産の手製お菓子に興味を示し、レシピをもらった。

 奴隷商に関わった貴族や商人のリストが完成した後、謁見の間で奴隷商に関わった者達の大掃除にラインヴェルドに巻き込まれる形で半ば強制的に協力させられた。


*外宮……外務を担当する区画。使用人のトップは外宮筆頭侍女。

・バルトロメオ=ブライトネス

 ブライトネス王国の王弟。王族の分家の家系である五摂家の一家の当主でもある。軍務省の長官を務めているやや脳筋よりの人物。実は乙女ゲーム『スターチス・レコード』の隠しキャラにする予定があったが高槻に悉くボツにされている。

 先王の側室の子で、王位継承権は既に放棄している。ローザの正体を知る数少ない人物の一人。

 『英雄色を好む』を地で行くような人物で、城内でもセクハラ紛いのことを多々している。いつも恋の噂が絶えない人物で隠し子や婚外子がいつ現れたっておかしくないと言われているのだが、今のところ殺傷沙汰は起きていない。それだけ恋愛上手なのだろう。

 ローザに婚約めいたものを提案したが、呆気なくいなされている。

 四章では緑霊の森への使節団メンバーとして同行した。

 ローザから幻想級装備『コールブランド』を受け取り、得物としている。

 使節団では軍務省の長官として軍事交渉の部分の重要な役割を担った。


*王女宮……王女の住まい。使用人のトップは王女宮筆頭侍女。

・プリムラ=ブライトネス

 ブライトネス王国の第一王女。乙女ゲーム『スターチス・レコード』においてはライバルキャラで最も高い地位にいるた。火・水・風・土の四属性全てを扱えることは異世界化後も共通している。

 聡明で、溺愛する父に対し「いずれ嫁がせるための姫」、愛玩道具として見ているのではないかと考え、「真実の愛」に飢えている。シャルロッテとカルナに冷遇されており、王城で孤立無援で孤独な日々を送っていた。


*王子宮……王子の住まい。使用人のトップは王子宮筆頭侍女。

・ヴェモンハルト=ブライトネス

 ブライトネス王国の第一王子。父親に似て家族には激甘、特にプリムラを「私の天使」と言って溺愛しているのは父である王と同じ。ローザの正体を知る数少ない人物の一人。

 表向きは第二王子であるジェフリーとの間に王位争いを繰り広げているが、王位を継ぐ気は無く、問題のある貴族は自分の派閥へ入れて泳がせ、弟や妹達が利用されないようにしている。

 父親からは「この世界の真実」と「これから訪れるかもしれない世界の危機」に関する情報を全て聞いており、当初はローザを「危険な存在」と認識していたが、プリムラとの間に「何かしらの目論見がないこと」、「例えゲームが元になっていても、この世界とゲームは別物であると理解して、対等に接する態度」を見て認識を改めたことが後に彼の口から語られることになる。

 婚約者で魔法省内部でも一部の者しか知らない魔法省特務研究室所長であるスザンナと共に国にとって害をもたらす存在を駆逐する【ブライトネス王家の裏の杖】の役割を担っている。

 自由に動ける立場を維持するためにスザンナとは結婚しないでいるつもりである。

 ローザから受け取った幻想級二刀流装備『モラルタ・アンド・ベガルタ』を得物としている。

 裏世界では【血塗れた王子(クリムゾン・プリンス)】の異名で知られている。


・ルクシア=ブライトネス

 ブライトネス王国の第二王子。

 戦略学、政治学にも長けており、学園を卒業後に通うことができる学院で優秀な成績を収めた後、国王の公務にも協力している賢王子。

 最も精通しているのは薬学で、若くして薬学研究棟の所長となり、普段は薬学研究棟に篭って研究をしている。

 現在は王位を巡って第一王子と競っていることになっているが、実際は悪徳貴族達にボロを出させるためであり、本人は王位継承権には興味がなく「ヘンリー辺りが継げばいいんじゃない?」と考えている。


・ヘンリー=ブライトネス

 ブライトネス王国の第三王子でゲーム時代はローザと婚約を結んでいた人物。ゲーム時代には攻略対象の一人だった。火・水・風・土の四属性全てを扱えることは異世界変化後も共通している。典型的な美形の完璧に見える金髪の王子様だが、父の影響を受けてからところどころ腹黒な性格が見え隠れする。

 ゲームにおいてはローザの横暴に耐えかね、最終的には国外追放にするか、主人公が正式に聖女に認定された際に暗殺者を差し向けた聖女暗殺未遂の罪で処刑するか、主人公をナイフで殺しにかかるローザから守るためにローザを剣で刺し殺して国を出るかの三択だが、ローザと婚約を結んでいないため前提が成立しなくなっている。

 母は王の寵愛を最も受けていた? 側室に嫉妬しており、その娘で優秀で亡き側室の面影を感じさせるプリムラを恐れている……まあ、王や第一王子はプリムラが天使だから溺愛しているだけなのだが……。

 完璧な子供でありすぎたため、自分の感情を出すのが苦手で、また母の思いに応えようとしていたので妹と親しく接することができなかった。プリムラに母に気づかれないように「気にするな」と言葉を掛けてはいたものの何の慰めにもならなかった。


・ヴァン=ブライトネス

 ブライトネス王国の第四王子で俺様系キャラ。側室の子であるヴァンは正室の子で年も近く、優秀なヘンリーに対して劣等感を抱いている。ゲーム時代には攻略対象の一人だった。火・水・風・土の四属性全てを扱えることは異世界変化後も共通している。銀髪の野性味溢れる王子とヘンリーとは対極に位置する形で設定されている。

 兄に対する強い劣等感と、スカーレットの姉二人に対する劣等感を重ね、幼い頃にスカーレットを勇気付けたことがある。


・レイン=ローゼルハウト

 王子宮の侍女の筆頭。筆頭侍女の中では最年少。

 ローゼルハウト子爵家の六女で、良い縁を結ぶことを目的に行儀見習いを終えた後に侍女として王宮で働くことになった。しかし、仕事の効率も良く教養もあったため恋愛をする暇もなく瞬く間に出世していき、遂には王子宮筆頭侍女に抜擢されることになる。

 更に王子宮筆頭侍女に抜擢されたその日の夜、陛下の執務室に呼ばれたレインは、質の悪い笑みを浮かべた陛下からブライトネス王国の裏側を教えられ、『聞いた以上はこちら側の人間になってもらわないとな。ああ、今の話誰かにしたら秒で首が飛ぶからな、アハハハ、クソ笑える』という傍迷惑極まりない命令の結果、王子宮筆頭侍女を務めながら【ブライトネス王家の裏の杖】のサポート役を務めることになった。結果として仕事量が増え、今まで以上に仕事量が増えた。

 その後様々な裏の仕事に巻き込まれ、一流の暗殺者に匹敵する暗殺術を習得するに至った。

 【ブライトネス王家の裏の剣】と共闘した際にその実力を見せつけられ、「いつでも私程度なら殺せる戦力がいる」という事実を突き付けたため、実力を過信することはない。

 レインに対して好意を持つ者の数は意外に多く、騎士や貴族の中にもクールビューティなレインに興味を持つ者もいる……が、あまりにも高嶺の花なイメージが強過ぎることと、普段から忙しくしているためなかなか騎士や貴族から声を掛けることができないという状態になっている。

 侍女だけが着ることを許されるお仕着せの純白のエプロンを外した闇に溶ける姿で【ブライトネス王家の裏の杖】の任務のサポートを続けている。


*後宮……王妃や側室の住まい。使用人のトップは後宮筆頭侍女。

・シャルロッテ=ブライトネス

 ブライトネス王国の王妃で正室。ヴェモンハルト、ルクシア、ヘンリーの母。最も寵愛を受けた側室とされているメリエーナに嫉妬しており、その娘で優秀で亡き側室の面影を感じさせるプリムラを恐れている。三人の息子の中では第三王子が王に相応しいと考えている模様。

 メリエーナの連れていた家人は彼女亡き後、プリムラに仕えることを身分が低いからという理由で良しとせず、祖父母がいる筈なのに会えなくした、家族の仲を引き裂いた元凶。


・カルナ=ブライトネス

 ラインヴェルドの側室でヴァンの母。メリエーナとは異なり強かな側室で、シャルロッテの正室の座を狙っている。

 その余波はヘンリーとヴァンな関係にも大きな影響を及ぼしており、ヴァンがヘンリーに対抗心を燃やす大きな理由となっている。

 シャルロッテと同じくプリムラを冷遇しており、肩身の狭い思いをさせている要因である。


・メリエーナ=ブライトネス

 ラインヴェルドの側室でモルヴォルとバタフリアの娘。プリムラの母。明るい金の髪に白い肌、空色の瞳を持つ見目麗しい女性だったらしい。

 平民の生まれの薄幸そうな女性。ラインヴェルドが人目惚れして側室に迎えたということもあり、王の寵愛を集めていたと思われ、主にシャルロッテに嫉妬されていた。

 プリムラを産んだ直後に亡くなっている。


*離宮……王太后の住まい。使用人のトップは離宮筆頭侍女。

・ビアンカ=ブライトネス

 ブライトネス王国の王太后。現在は隠居して離宮で生活をしている。ローザの正体を知る数少ない人物の一人。

 貴賓のある老婦人だが、悪戯好きで地獄耳の如き情報網を持つ。その情報源の一つは王弟。

 ローザからもたらされた「この世界の真実」と「これから訪れるかもしれない世界の危機」に関する情報を得ている。


◇第一騎士団

・ジルイグス=パルムドーハ

 ブライトネス王国の第一騎士団の騎士団長。豪快そうな大男という見た目に反し、繊細で常に奥の手を隠し、最小の手で最大の利益を得られることを狙うような策士の顔も持ち合わせる。

 片目を魔物との戦闘で失い、隻眼となっている壮年の男性。

 四章では緑霊の森への使節団メンバーとして同行した。

 ローザから幻想級装備『ソニックブリンガー』を受け取り、得物としている。


◇第一騎馬隊

・イスタルティ=ジェルエスネ

 ブライトネス王国の第一騎馬隊長。赤毛に赤髭の粗野な男で馬上槍術を得意とする豪快な人物。

 四章では緑霊の森への使節団メンバーとして同行した。

 ローザから幻想級装備『神槍・天逆鉾』を受け取り、得物としている。また、それとは別に伝説級の『空翔ける天馬の召喚笛(ペガサス・ホイッスル)』を受け取り、後に『天翔ける騎士』という異名で呼ばれることになる。


◇魔法省

・スザンナ=アンブローズ

 ヴェモンハルトの婚約者的立場にいるアンブローズ男爵家次女で、国で一番の才女と称えられた人物。魔法省特務研究室所長。ローザの正体を知る数少ない人物の一人。

 普段は自由に動くために姿と部署を偽っており、正体を知る者は魔法省の上層部の一部に限られている。

 ヘンリーと同じ何でもできてしまう天才タイプ。しかし、その才能が全く通用しなかった魔法の深淵に興味を持つようになり、それからすぐに魔法オタクと化す。

 非常に有能で仕事量も優れているが、面白い魔法や珍しい魔法に目が無く、興味本位の行動も多いので仕事を部下に任せてしまうことが多い。 少ない部下からは厄介な上司と思われている。

 ヴェモンハルトに振り回されて婚期を逃しかけているレインに同情している一方、とても優秀なため手放したくないと思っている。

 ローザから受け取った幻想級装備『スタッフ・オブ・アロン』を得物としている。

 数多くの魔法の開発に携わっており、一部の魔法はヴェモンハルトにも教えている。


◇元宮廷魔法師

・ミーフィリア=ナノーグ

 「落葉の魔女(フォール・リーフィー)」の異名を持つハーフエルフの女性。ローザの正体を知る数少ない人物の一人。

 元宮廷魔法師団団長でスザンナ=アンブローズと共に強さを測る水晶玉を作成した。

 エルフ族族長の分家筋のナノーグ家の一人娘とフィレンツ男爵家の出身の男が駆け落ちして生まれた子供であり、緑霊の森への使節派遣には、エルフとミーフィリアの蟠りの解消も目的の一つとして組み込まれている。

 父親がフィレンツ男爵家から勘当されていたため、フィレンツを名乗れなくなり、母の旧姓であるナノーグを名乗るようになった。

 人間でもエルフでもない存在として奇異な目で見られ、差別され、そういった環境から脱出しようと人一倍実力があることを証明するために努力した結果「落葉の魔女(フォール・リーフィー)」の異名を得て、宮廷魔法師にも抜擢されるほどになるが、今度は妬み嫉みも向けられ、陰口を叩かれたことや嫌がらせをされたことも増えた。彼女の精神的な成熟度や達観したような視点は、壮絶な半生を送ってきた結果と言える。

 四章では緑霊の森への使節団メンバーとして同行した。

 ローザから『世界樹の短杖(ユグドラシル・ロッド)』を受け取り、得物としている。

 幼少の頃から常に気を張って人に甘えることを知らないまま生きてきたため、自分のことを甘やかすエイミーンに戸惑っている。


◇ヴァーミリオン侯爵家

・スカーレット=ヴァーミリオン

 ヴァーミリオン侯爵家令嬢でヴァンの婚約者。属性は火。蜂蜜色の髪を持つ美少女。ライバルキャラの一人だが「令嬢の中の令嬢」として正々堂々と主人公と対峙する。どっかの誰かさんとは大違い。

 スカーレットの母は後妻であり、更にヴァーミリオン家を象徴する燃えるような赤髪を継承しなかった。そのため、「その赤褐色の髪は身分の低い貴女に相応しいわ」と悪口を言われ続けるようになり、自信を無くしていたが、姉の誕生会にやって来ていたヴァンに壁際で一人寂しくしていたところを発見され、勇気付けられて自信を取り戻す。


◇ディルオンズ侯爵家

・ヴァドセトス=ディルオンズ

 非合法の奴隷制の中心核。ディルオンズ侯爵家の当主。奴隷商を禁止するラインヴェルドに黙認していたのだから同罪だと、矛先を国王に向けようとするも失敗し、頑なに罪を認めようとしなかったため、領地没収と爵位剥奪が決定する。

 謀反を起こそうとしたものの、【ブライトネス王家の裏の剣】に始末された。


◇アクアマリン伯爵家

・ミランダ=アクアマリン

 アクアマリン伯爵家夫人。夫と同じく甘味(ドルチェ)をこよなく愛する。

 とても気さくな人物だが、貴族らしく一筋縄ではいかない人物。情報戦術に長けており、噂の利点と恐ろしさの二面性を深く理解している。


・ニルヴァス=アクアマリン

 ブライトネス王国の宰相の息子で伯爵子息。クール系美青年。属性は水。優秀な宰相である父のようになりたいと努力を重ねている。青髪とアクアマリンを彷彿とさせる水色の瞳を持つ人形のような整った容姿をしている。青髪は父親である宰相譲り、アクアマリンを彷彿とさせる水色の瞳は母親譲り。四歳の時点で既に魔性の性質を有している。

 家族を大切にしており、「気の毒だ」、「不幸だ」と周囲から言われて「私は幸せなんだ」ということが理解してもらえないことに苦しんでいたが、ローザに理解されて少し気持ちが軽くなる。


・ソフィス=アクアマリン

 ブライトネス王国の宰相の娘で伯爵令嬢。父にも母にも見られない白髪と赤い瞳という形質が発現しており、「呪われた子」と呼ばれて気味悪がられたり嫌われている。属性は水。

 かつては人目につかないようにできる限り自分の部屋から出ず、メイド達使用人にも気味悪がられるため、誰とも関わろうとしなかったが、シスコンなニルヴァスが積極的に関わるうちに兄にだけは心を開くようになる。

 ニルヴァスの攻略のためには先にソフィスと友人になる必要がある。攻略の鍵は引き篭もり中の心の支えであった本。物語に浸って空想する趣味がある。

 ボツ設定ではオタク気質があり、一度喋り出すと幻想的美少女な性格が崩壊する。これは異世界後に反映されている。

 ローザがラインヴェルドの策略で宰相家の茶会に呼ばれた際にローザと出会う。ローザに秘密(吸血姫)であることを明かされ、魔物憑きではないことを証明してもらった結果、それがきっかけとなり引きこもりをやめ、少しずつ外の世界に勇気を出して足を踏み入れていく。

 ブランシュ=リリウムの『エーデルワイスは斯く咲きけり』が愛読書。

 ローザがこの世界の本をあまり読めていないことを知り、最初の友人であるローザを初めて自室に招き、蔵書を見せた。

 最近ではローザの新作の原稿を本にする前に読ませてもらっている模様。


◇ライクライト伯爵家

・シヴリス=ライクライト

 ライクライト伯爵家の当主。ヴェモンハルトの派閥に属していた。謀反を起こそうとしたものの、【ブライトネス王家の裏の剣】に始末された。珍しい毒魔法の使い手である。


・グラムロウェル

 ライクライト伯爵家に仕える執事長。長年ライクライト伯爵家とズブズブの関係にある。ブライトネス王家のやり方に対し「独裁だ!」と叫びながら【ブライトネス王家の裏の杖】に始末された。


◇ブラックストーン子爵家

・ジュード=ブラックストーン

 ブラックストーン子爵家子息。宮廷魔法師を目指す真面目な魔法使い見習い。ゲーム時代は攻略対象の一人だった。ボツ設定では文献が古く使えるものがほとんどいない時空魔法の使い手だったが、ゲームバランスの都合で無属性の使い手に変更された。異世界化後は、無属性と時空属性の使い手としてボツ設定と採用された設定の両者の設定を受け継ぐことになる。

 宮廷魔法師を目指す寡黙な男で性別問わず惑わす魔性の魅力を持つ。魔法の腕が立ち、宮廷魔法師を目指しているが彼の魔法には属性が無く、それがコンプレックスになっている。

 父は宮廷魔法師のホネスト=ブラックストーン。父に憧れて宮廷魔法師を目指しているというのはゲームの設定にはなく、ボツ設定として認識すらされていない思いつきのメモに書かれていたレベルである。


◇シュティルノッツ男爵家

・アルダープ=シュティルノッツ

 シュティルノッツ男爵家の当主。奴隷の扱いを禁止したブライトネス王家を倒し、奴隷制のある国を目指すべく謀反を起こそうとしたものの、【ブライトネス王家の裏の剣】に始末された。


◇ファットマイズ男爵家

・アルマン=ファットマイズ

 ファットマイズ男爵家の当主。奴隷の扱いを禁止したブライトネス王家を倒し、奴隷制のある国を目指すべく謀反を起こそうとしたものの、【ブライトネス王家の裏の剣】に始末された。


◇ジリル商会

・モルヴォル=ジリル

 三大商会の一つであるジリル商会の会長。昔気質で少々気難しい人物。ローザ曰く「いけジジイ」。

 金融業のスペシャリストでマルゲータ商会の会頭も一目置いている。

 最近台頭した『ビオラ商会』とその正体不明の会頭アネモネを強敵と認知している一方、商売を始める前に挨拶に伺うなど礼儀を知っている人物として好感を持っている。

 ラピスラスリ公爵家も御用達にしている間柄で、ローザもたまに様々な種類のお手軽な価格の飴玉を買いに行っている。ローザはジリル夫妻に対し近所の駄菓子屋の老夫婦みたいな温かみがあるイメージを抱いている。

 三商会長会談に参加し、カレーのレシピから召集された理由を推測してみせるなど洞察力は高い。

 アネモネが自分達以上に広い視野で物事を考えているのではないかと薄々感じ取っている。


・バタフリア=ジリル

 三大商会の一つであるジリル商会の会長夫人。気品溢れる老婦人。ローザはジリル夫妻に対し近所の駄菓子屋の老夫婦みたいな温かみがあるイメージを抱いている。


◇マルゲッタ商会

・ルアグナーァ=マルゲッタ

 王族御用達のマルゲッタ商会の会頭。専門は宝石の目利きを得意とする宝石商だが、他にも様々な商品を扱っている。三大商会の一角。少しふっくりした体形で、なかなか愛嬌ある顔している、人が良さ印象だが、中身は相当大狸。

 最近台頭した『ビオラ商会』とその正体不明の会頭アネモネを強敵、得体の知れないと認知している一方、商売を始める前に挨拶に伺うなど礼儀を知っている人物として好感を持っている。しかし、あくまで新参者として考えており、国王がビオラ商会と組んだと知った際には内心衝撃を受けていた。

 ダイエットクッキーに興味を持っており、自分が痩せるついでにその製法を知ろうと企んで探りを入れている。

 アネモネから奴隷商人一掃のための三商会長会談に呼ばれ、利益を求めて参加した。

 利益を追いかけるタイプのためか、常に損得勘定で考え目先の利益に飛び付きやすい。アネモネが示したカレーのレシピを目にした際には「滅茶苦茶なことを書きよって。こんなもの絶対作れる訳がないだろうが! 馬鹿にしているのか!!」と内心で怒っており、アネモネの真意を読み取れるほどではないことが窺える。

 エルフとの交易の利益を独占されることなく、その恩恵に預かれるという破格の申し出をアネモネが未熟であるが故と考えているようで、自分が一杯食わされていることをモルヴォルに指摘されるまで全く気づかなかった。

 三商会長会談以降、アネモネは「商売に精通した女狐」であると認識を改め、自分達に匹敵する、或いは凌駕する商売のプロとして見るようになる。


◇冒険者ギルド

・イルワ=ゴローニャグ

 冒険者ギルドのマスター。金髪碧眼の目つきが鋭い男。

 「落葉の魔女(フォール・リーフィー)」の二つ名で知られるミーフィリア=ナノーグとヴェモンハルト様の婚約者的立場にいるアンブローズ男爵家次女で、国で一番の才女と称えられたスザンナ=アンブローズの共同研究で完成した冒険者の最高位に位置するSSランクまでの実力を判定することができる水晶玉でアネモネの実力を調べ、負荷に耐えきれずにヒビが入ったことからアネモネをSSランク以上の実力があると見做してSSランクを進呈する。

 アネモネが冒険者ギルドを破壊する度により強固で豪華なものへと改変されていくため、「本当に自分がいていいところなのかたまに分からなくなる」と感じている。

 アネモネの指名依頼を冒険者ギルドとして受理した。


・ヴァケラー

 モヒカンで片目にアイパッチをつけた世紀末風の男。Bランク冒険者で冒険者ギルドのスカウト課所属。女連れでギルドに来た有望そうな新人に絡みつつ実力を確認する仕事をしている。その事実をバラされて出鼻を挫かれるのはもはやお約束。

 チンピラではなく真っ当な性格。武器はトゲ付きバッドとブーメラン。

 冒険者活動はSSランク冒険者のアネモネ、Cランク冒険者チーム『疾風の爪』、Aランク冒険者のラルと組んだ即席チームで行動することが大半になっている。アネモネからは人格と実力が評価されている。

 アネモネからの指名依頼を受け、その後アネモネから自身の正体と世界の真実を告げられる。

 その後ローザの協力者となり、まずは緑霊の森の使節団に護衛として参加することが決まった。ローザから大倭伝説系の幻想級装備『鬼神温羅の金棒』を受け取り、以降得物とする。

 四章では緑霊の森への使節団メンバーとして同行した。


・ジャンロー=ジャルー

 『疾風の爪』のメンバーでCランク冒険者。職業は剣士。アネモネからは「技倆はまだまだだけど、伸び代があることと連携がしっかり取れている」と評価されている。

 アネモネからの指名依頼を受け、その後アネモネから自身の正体と世界の真実を告げられる。

 その後ローザの協力者となり、まずは緑霊の森の使節団に護衛として参加することが決まった。ローザから幻想級装備『ブリザードブリンガー』を受け取り、以降得物とする。

 四章では緑霊の森への使節団メンバーとして同行した。


・ティルフィ=フィーフィル

 『疾風の爪』のメンバーでCランク冒険者。職業は魔法師。アネモネからは「技倆はまだまだだけど、伸び代があることと連携がしっかり取れている」と評価されている。

 アネモネからの指名依頼を受け、その後アネモネから自身の正体と世界の真実を告げられる。

 その後ローザの協力者となり、まずは緑霊の森の使節団に護衛として参加することが決まった。ローザから幻想級装備『接骨木の杖』を受け取り、以降得物とする。

 四章では緑霊の森への使節団メンバーとして同行した。


・ハルト=シュナイパー

 『疾風の爪』のメンバーでCランク冒険者。職業は弓使い。アネモネからは「技倆はまだまだだけど、伸び代があることと連携がしっかり取れている」と評価されている。

 アネモネからの指名依頼を受け、その後アネモネから自身の正体と世界の真実を告げられる。

 その後ローザの協力者となり、まずは緑霊の森の使節団に護衛として参加することが決まった。ローザから北欧神話系の幻想級装備『オレルスの弓』と製作級武器の『神水晶の破魔矢(クリスタルアロー)』を受け取り、以降得物とする。

 四章では緑霊の森への使節団メンバーとして同行した。


・ターニャ=シュミェット

 Aランクチーム『餓狼鬼士団』の元メンバー。職業は治癒師。アイゼン達に無理矢理従わせられていただけで、ギルド乗っ取りとは無関係だったが、彼らを止められなかったということから『疾風の爪』に謝罪する。当初の予定には無かったがアネモネに勧誘され、指名依頼を受けることになった。

 アネモネからの指名依頼を受け、その後アネモネから自身の正体と世界の真実を告げられる。

 その後ローザの協力者となり、まずは緑霊の森の使節団に護衛として参加することが決まった。ローザから幻想級装備『ヘリオトロープの聖樹杖』を受け取り、以降得物とする。

 四章では緑霊の森への使節団メンバーとして同行した。


・スコヴィル=レシニフェラト

 ブライトネス王国の最東端に位置するダヴァルットの街のギルドマスター。辛そうな名前の白髪の老人。王都のスカウト課所属のヴァケラーや王都の冒険者ギルドのギルドマスターのイルワのことを知っている。


◇天上光聖女教

・アレッサンドロス=テオドール

 天上光聖女教の教皇。魔王を倒し、世界を平和にするのは聖女であるという天上光聖女教の教義に心酔している人物で、シャマシュ教を邪教として敵視していた。

 「魔族殺戮すべし、魔王滅するべし」を掲げており、一度魔族と知ればどんな事情があろうと、性格だろうと容赦なく殺す苛烈さを持っていた。

 天上光聖女教の総本山の聖堂を制圧したリーリエから世界の真実を告げられた際に自らの崇めるべき神とはリーリエのことだと確信し、これまでの亜人族や魔族差別の撤回を約束する。

 リーリエに見捨てられれば自分達の未来がないことを確信して必死に救いを求めている反面、リーリエの計り知れない美貌にも魅了されている。

 エルフへの謝罪のためにリーリエに同行して緑霊の森に向かった。

 【エルフの栄光を掴む者グローリー・オブ・ザ・フォレスト】との戦いの後、「エルフに対する謝罪とこれ以降、人間以外の種族に対する差別を行わない」ことを約束した。


・コンラート=シラクサ

 天上光聖女教の筆頭枢機卿。魔王を倒し、世界を平和にするのは聖女であるという天上光聖女教の教義に心酔している人物で、シャマシュ教を邪教として敵視していた。

 天上光聖女教の総本山の聖堂を制圧したリーリエから世界の真実を告げられた際に自らの崇めるべき神とはリーリエのことだと確信し、アレッサンドロスの命令に従って人間至上主義と魔族や亜人族への差別と迫害の禁止、聖女候補の捜索の続行と時空属性の魔法の使い手の捜索を各教会に徹底させた。


◆フォルトナ王国

・オルパタータダ=フォルトナ

 ブライトネス王国の隣国であるフォルトナ王国の王。聡明な王で、ブライトネス王国の国王ラインヴェルドや【ブライトネス王家の裏の剣】の筆頭であるカノープスと仲が良い。類は友を呼ぶということて難儀な性格であり、かなり破天荒。

 ローザからもたらされた「この世界の真実」と「これから訪れるかもしれない世界の危機」に関する情報を得て、来たる嵐に備えている。

 アクア達の知る未来ではサレムの策略で毒殺されている。


・ルーネス=フォルトナ

 ブライトネス王国の隣国であるフォルトナ王国の第一王子。正室の子であり、弟のサレムとアインスとは異母兄弟の関係にある。

 ゲームにおいてはサレムに暗殺され、サレムとアインスが王位を巡る争いを繰り広げるきっかけとなる。


・サレム=フォルトナ

 ブライトネス王国の隣国であるフォルトナ王国の第二王子。側室の子であり兄のルーネス、弟のアインスとは異母兄弟の関係にある。

 ゲームにおいては派閥の関係でルーネス、アインスと仲良く少年時代を過ごすことはできず、暖かい関係を築いているイリス、ルーネス、アインスに憧れを抱いていたが、後々それが嫉妬、殺意へと変わり、オルパタータダを毒殺して王位を求めるようになる悲しい人物。


・アインス=フォルトナ

 ブライトネス王国の隣国であるフォルトナ王国の第三王子。ゲーム時代は攻略対象の一人だった。

 正室から生まれた第一王子ルーネス、側室から生まれた第二王子サレムと異母兄弟の関係にあり、第二王子とは別の側室を母に持つがアインスの母は若くして流行病で命を落としてしまう。第一王子の母であるイリスによって我が子のように育てられ、ルーネスとも仲が良い。しかし、その一方でサレムの派閥との関係は険悪。第三王子である自分を神輿にする者達が出ることを危惧してルーネスのために国を出る決意をし、親戚筋のスフォルツァード侯爵家を頼ってブライトネス王国に避難してくることになる。


・オニキス=コールサック

 隣国のフォルトナ王国で【漆黒騎士】の称号を与えられた漆黒騎士団団長。

 十年前、フォルトナ王国が内乱で荒れていた頃に異例の速さで頭角を現して国王から新設された漆黒騎士団の騎士団長を任された人物。世界で共通して不吉とされる濁った赤の瞳を持つ。貧民街の生まれで、生まれた時から身を守るために剣を使っており、変則的で型破りな剣技は貧民街での生活の中で独自の技術が洗練されたからである。

 ストレスが溜まると顳顬を丹念に揉み解す癖がある。基本的にはぼんやりとしているが、意外と苛烈なところもあり、無意識にドSを発揮することも多々ある。自分のことを常識人だと思っているが、どう考えても常識人ではない。圓と同じく恐怖という感覚が麻痺している。

 転生後はアクアの項目を参照。


・ファント=アトランタ

 白髪の混じった黄昏色の短髪、痩せ形だが肩幅が広く、背丈もかなり大きい男。

 公爵家の三男だが、柵を嫌って出奔して騎士になったという経歴を持つ。自由奔放な男で、剣を振り回して白か黒を付けることを好んでいる。友情センサーとレーダーを持ち、親友や魂を見分けることができる。

 漆黒騎士団の副団長にして参謀。元々は漆黒騎士団の団長だったが出会った瞬間にオニキスを親友と認定し、空白のままだった副隊長に喜々として就いた変わり者。

 魂から性格をなんとなく認識できる特殊な才能があり、ドロドロとした関係や強欲さを嫌というほど理解させられ、嫌ったことも公爵家を出奔した理由の一つといえる。複雑なことよりも単純なことが好きで、剣一つで道を開ける騎士という立場を好いている。

 転生後はディランの項目を参照。


・バチスト=シルフス

 シルフスの街の領主を務めるシルフス伯爵家の当主。ミーラン街道の盗賊を全て捕らえたローザ達に感謝し、お礼と歓迎の席を用意しようとした。

 実は元漆黒騎士団のメンバー。シルフス伯爵家は今時珍しい代官を立てずに代々直接領主である伯爵が領地経営をするという家で、三年ほど前に父親が流行病で急死してから家を継ぐために騎士団を抜けた。シルフスの街の話をする時は子供みたいに目を輝かせるほど自分の生まれ育った街に愛着を持っている。

 アクアとディランの中にかつての上司、オニキスとファントの存在を感じ取り、二人の発言で確信したが、二人の意図を察して初対面を装った。

 二人の「いい街だよ……だから、何があってもこの街を守れ。……お前が大切だと思うものを守れ」という強い気持ちを受け取り、改めて大切な街を守れるように尽力することを誓う。


◇冒険者ギルド

・ダヴィッド=ファイフィス

 シルフスの街の冒険者ギルドのギルドマスターを務める男。がっしりとした体格の元Aランク冒険者。色々と規格外なアネモネに関わって常識をぶち壊された被害者の一人。


◆緑霊の森

・エイミーン=メグメル

 エルフ族長のハイエルフ。十代の少女のような見た目だが実年齢は千歳を超える。胸が大きい。

 ふわふわとした掴み所のない性格で、ブライトネス王国やフォルトナ王国の国王のような破天荒で遊び心が行き過ぎている者達にも対応できる策士。人に使われる側ではなく、人の上に立つ性質を持っている、上に立つために生まれてきたような人物。容姿端麗で頭脳明晰、合理主義者。ただし、酔うと幼児退行する。

 プライドが高いエルフの中では珍しく排他的ではない性格で、商人のように理に目敏いところもある。とはいえ、損得勘定だけで動く訳ではなく、その結果エルフが蔑ろにされる事態は絶対に避けたいと考えている。魔法の実力が高く八種類の魔法を同時に発動できる八重術者(オクテット)

 ミーフィリアの母であるクリゾンテムをかつて可愛がっており、壮絶な人生を送ってきたミーフィリアの心の傷を癒そうと目一杯可愛がっている。

 クリゾンテムの忘形見であるミーフィリアのために、そしてエルフの利益のために人間と国交を結ぶために尽力した。

 人間も亜人族も魔族も同じ知的生命体として一纏まりとして捉え、全ての種族と対等な立場で接しようとするローザのことを面白い人間と評し、好意的に受け取っている。また、人間の持つ文化にも興味を持っており、ローザ達ビオラ商会との交易も望んでいた。

 【生命の巨大樹(ガオケレナ)の大集落】に攻撃を仕掛けてきた【エルフの栄光を掴む者グローリー・オブ・ザ・フォレスト】のリーダーがミスルトウであったことを知った際には衝撃を隠せなかった。

 エルフの総意を問う国民投票では鎖国を続けることになると早々から悟っており、半ば諦めムードで裏取引を持ち掛けており、ローザとラインヴェルドの決定の裏の意図を読んだ上で裏ルートで庇護を得る方法を模索したが頑ななローザに呆気なく却下された。最悪の場合でもローザと友人になった娘のことだけは助けてほしいとローザに懇願する。

 ミスルトウの演説によって風向きが変わっていい雰囲気になったにも拘らず、炊き出しという悪どい手段に出たため、ローザからジト目を向けられた。


・ミスルトウ=オミェーラ

 理知的な光を湛えた長身痩躯のエルフの男。五百歳程度。弓の名手で六種類の魔法を同時に発動できる六重術者(セクステット)

 表向きはエイミーンの秘書の役割を果たしているが、実際はエルフ至上主義者。プライドが高く人間や魔族、他の亜人族を嫌っている。他種族排斥を掲げる若いエルフ達によって構成された【エルフの栄光を掴む者グローリー・オブ・ザ・フォレスト】の真のリーダー〈精霊の仮面(エレメント・マスク)〉であり、エルフの若者達を煽って人間の排斥と領土の略奪、森のエルフの領土の範囲拡大を狙っていた。

 口だけの【エルフの栄光を掴む者グローリー・オブ・ザ・フォレスト】の若者達を内心嘲っている。

 圧倒的な力を持つローザを前に革命を成すことは不可能だと考え、ローザを倒せるほどの力を求めていたところ、現れたノインの三女神に劣化版の『管理者権限』と妖精王(オベロン)翠妖精(エルフ)としての力を半ば強制的に押し付けられる。

 ローザのいない隙を突く形で使節団が止まっている族長の屋敷に襲撃を仕掛け、『GM権限』を限定発動させて顕現した『Ancient Faerys On-line』の『唯一神』が持つ『管理者権限』、又はそれを一部複製したものによってGM武器の一つで神を殺せるほどの破壊不能強力無比な焔で、様々な形状へと姿を変えることができる『神殺しの焔(レーヴァテイン)』を顕現し、その力でローザ不在の使節団とエイミーンを圧倒した。

 ローザに敗北後、ローザに『管理者権限』を返還することと、事情を説明することを約束した。

 幼少の頃、父と母がエルフを狙った奴隷商の雇った冒険者崩れに襲われ、冒険者崩れ達は父を殺し、見目麗しい母を連れて行かれたという経験があり、その場に偶然居合わせてしまったミスルトウは連れ去られていく母をただ見ていることしかできなかった。


 その日からミスルトウはいかにして人間を倒して母を救うかを考えるようになった。その時は母を救うことができると本気で考えていたが、その数年後、連れ去られたエルフの末路を知り、母がもう生きていないのを悟る。

 エイミーンの母は【生命の巨大樹(ガオケレナ)の大集落】に隠れ住み、人間から身を守ることを提案し、現在長老のと言われている者達が親達が賛同し、【生命の巨大樹(ガオケレナ)の大集落】に移り住むことが決まったが、ミスルトウは「何故、自分たちが隠れなければならないのだ」とその対応に怒りを持っていた。

 その怒りを心の裡にミスルトウは大人しく【生命の巨大樹(ガオケレナ)の大集落】に移り住み、臥薪嘗胆を心に留めて、こつこつと、着々と努力を続けたミスルトウはいつしかエイミーンの母にも認められるようになり、族長の座を退いてエイミーンを族長の座に着かせることが決まった時、ミスルトウにその側近になることを願った。

 こうして権力を手に入れたミスルトウは裏でエルフの若者達を扇動しながら人間達を滅ぼしてエルフの帝国を作り出すために動き続け、いつしか〈精霊の仮面(エレメント・マスク)〉として【エルフの栄光を掴む者グローリー・オブ・ザ・フォレスト】の中心核となった。

 ローザとの戦いの後、人間にも様々な人間がいると考えるようになり、感情論ではなく純粋にエルフにとって利益になるものは何なのかを模索するようになる。

 そして、最愛の娘と未来ある子孫達のために最後の悪足掻きをする決意をし、その結果エルフの運命が大きく変わることになる。最悪の場合でもローザと友人になった娘のことだけは助けてほしいとローザに懇願する。


・マグノーリエ=クインクエペタ

 エルフの少女で、年齢は十八歳。どちらかといえばトランジスタグラマーな体型。常にフードを被って顔を隠している。ローザに助けられた縁で【生命の巨大樹(ガオケレナ)の大集落】まで案内する。六重術者(セクステット)

 その正体はエイミーンの娘、マグノーリエ=メグメル。ローザが出会ったのは、人間の世界に憧れて家を飛び出し、護衛のプリムヴェールに見つかったところだった。意外とちゃっかりとした性格で、母親譲りなのか腹黒い面も持ち合わせる。

 ローザにプリムヴェールを守れるほどの強さを求め、原初魔法、瀬島新代魔法、『SWORD & MAJIK ON-LINE』のマジックスキル、各種闘気の使い方を習う。

 ローザから『聖天樹(インプレッショーネ・)の大杖スラーヴェロ・サーコル』を受け取り、得物としている。


・プリムヴェール=オミェーラ

 マグノーリエの親友のエルフの少女で、「彼女の美貌と渡り合える女性はまずいない」と言われるほどの絶世の長身美女。ミスリルの細剣を扱う魔法剣士。年齢は十九歳。三重術者(トライアド)

 エルフ族特有の高いプライドを持っていて最初は人間に敵意を持っていたが、ローザ達と関わる中で考え方を改めていき、ハーフエルフであるミーフィリアに対してもしっかりと向き合った上で彼女の話を聞き、彼女の苦労に共感するようになる。

 普段は気を張っているが年相応の少女のような顔をすることもあり、ローザ曰く「笑うと可愛い」。

 ローザに猪突猛進で周りが見えなくなる性格とマグノーリエのためならその身が傷つくことも厭わないという考え方を改善することを条件に原初魔法、瀬島新代魔法、『SWORD & MAJIK ON-LINE』のマジックスキル、千羽鬼殺流と『SWORD & MAJIK ON-LINE』のウェポンスキル、各種闘気の使い方を習う。

 ローザから『銀光降星のエスパダ・ロペラ』を受け取り、得物としている。

 【エルフの栄光を掴む者グローリー・オブ・ザ・フォレスト】の襲撃の際に父の本音を知り、全く父の気持ちが分かっていなかった自分に不甲斐なさを感じている。敵対したにも拘らず父を殺さないという選択肢を選んでくれたローザには感謝している。


・イーレクス=アクイフォリウム

 エルフの中では比較的若いエルフの少年。年齢は六十三歳。エルフ族特有の高いプライドを持っており、他種族排斥を掲げる若いエルフ達によって構成された【エルフの栄光を掴む者グローリー・オブ・ザ・フォレスト】のメンバーの一人となっている。人間に対して明確と敵意を持っている。

 他の【エルフの栄光を掴む者グローリー・オブ・ザ・フォレスト】と同様、自分達以外のエルフを古いエルフ(オールド・エルフ)と呼び、自分達を新たなエルフ(ネオ・エルフ)と呼び、自分達こそがエルフを導く存在なのだと信じて疑わない。

 ローザのいない隙を突く形で使節団が止まっている族長の屋敷に襲撃を仕掛けるも、実力を見誤り呆気なく捕縛された。


・ブランシュ=アルブル

 【生命の巨大樹(ガオケレナ)の大集落】の治安維持を司る神樹衛士の男。


・キャプセラ=ジロフレ

 メグメル家で長年メイドをしているエルフの女性。主人であるエイミーンに振り回されている。人間に対する差別意識を持ってはいるが、プロなので決して表には出さなかった。

 エイミーンと共にローザ達と関わる中で人間の中にもいい人はいると考えるようになる。


・クリゾンテム=ナノーグ

 エルフ族族長の分家筋のナノーグ家の一人娘。フィレンツ男爵家の出身の男が駆け落ちした。その後、夫と共にひっそりと暮らしていたが幸せな時間は長く続かず、一人でいたところを奴隷商人によって捕らえられて散々辱めを受けた挙句死亡した。その事実をミーフィリアは知らない。


◆『管理者権限』を持つ神

・ミーミル=ギャッラルホルン

 『Ancient Faerys On-line』の登場人物。妖精の国(アールヴ・ヘイム)宇宙樹(イグドラシル)が根を張る地下世界ヨトゥンヘイムの湖畔に住んでいた水の巨神。巨神と言われるものの実際は水の神であり、その大きさは変幻自在である。

 『北欧神話』準拠の過去世界において、ホッドミーミルに残った存在であり、九つの世界崩壊後の世界で同じ生き残りである運命の女神ノルンの三神(長女ウルズ、次女ヴェルザンディ、三女スクルド)と世界の覇権をかけて争ったが九妖精の共通の祖先である(ディーウァ=)妖精クァエダムのリーヴとリーヴスラシル、そして女神ノルンによって封印された……かに見えたが、実は封印を逃れており、地下深くに潜伏していた。『Ancient Faerys On-line』の最終イベントでプレイヤー達の前に巨神ミーミルとして姿を現し、ノルンの加護を受けたプレイヤー達と壮絶な戦いの末に消滅した。

 異世界ユーニファイドにおいて、他の神達と結託してハーモナイアから管理者権限を奪う。が、ハーモナイアは最後の力を振り絞って姿を隠したことで最後のピースを得られなくなった。そこで、抜け駆けしたシャマシュは異世界召喚を行って百合薗圓を呼び寄せ、彼を危険に晒すことでハーモナイアを呼び出し、膠着した現状を打破しようと目論んだ。一方で、神々もユーニファイドの支配権を獲得するために一時休戦を提案。全ての管理者権限を持つ神で真神智会議(グノーシス)を結成し、ハーモナイアが百合薗圓に託すであろう最後の管理者権限=ハーモナイアそのものを手に入れた後、世界の覇権を賭けた最終神争ファイナル・ラグナロクで世界の支配者たる真なる神を決めることが決まった。

 ハーモナイアから管理者権限を奪った後にミーミルは女神ノルンの三神を闇討ちして彼女達の持つ管理者権限を獲得しており、『管理者権限Level.Ⅳ』を獲得しているのと同時に『Ancient Faerys On-line』における全てのシステムを使用可能な『唯一神』の立場を得ている。現在は『不思議のダンジョン;ゲートウェイフロンティア』の『唯一神』紫の女神アメジスタと共に行動している。

 ミスルトウに妖精王(オベロン)としての力を付与することで妖精王(オベロン)翠妖精(エルフ)へと進化させた。

 見た目は青いタキシードを身に纏った水色掛かった銀髪の氷のような双眸を持つインテリ風眼鏡。


・ノインの三女神

 故柱。長女ウルズ、次女ヴェルザンディ、三女スクルドからなる運命の三女神。

 『北欧神話』準拠の過去世界において、ホッドミーミルに残った存在であり、九つの世界崩壊後の世界で(ディーウァ=)妖精(クァエダム)のリーヴとリーヴスラシルと共にミーミルを封印した。その後、実は封印から逃れて地下深くに潜伏していたミーミルをプレイヤーと共に封印する。

 異世界ユーニファイドにおいて、他の神達と結託してハーモナイアから管理者権限を奪った後ミーミルの闇討ちにあって消滅し、『管理者権限』を奪われる。


・紫の女神アメジスタ

 異世界コランダムの女神。『不思議のダンジョン;ゲートウェイフロンティア』のラスボスであり、赤の女神ルービィと青の女神サファイアの二つの顔を持ち合わせるが故に『管理者権限Level.Ⅱ』を保有し、同時に『不思議のダンジョン;ゲートウェイフロンティア』の『唯一神』の称号を手に入れている。

 青の女神サファイアは赤の女神ルービィの狂気から世界を救うために勇者として主人公を召喚し、赤の女神ルービィは不思議のダンジョンを生み出して、そこから出現する魔物により世界を恐怖のどん底に落とそうとしている。

 『不思議のダンジョン;ゲートウェイフロンティア』では不思議のダンジョンを作り出すことで世界を恐怖で支配し、その光景を楽しんでいたが、次第に刺激が少なくなってきたため勇者として主人公を召喚して新たな刺激を求めたということになっている。

 異世界ユーニファイドにおいて、他の神達と結託してハーモナイアから管理者権限を奪う。が、ハーモナイアは最後の力を振り絞って姿を隠したことで最後のピースを得られなくなった。そこで、抜け駆けしたシャマシュは異世界召喚を行って百合薗圓を呼び寄せ、彼を危険に晒すことでハーモナイアを呼び出し、膠着した現状を打破しようと目論んだ。一方で、神々もユーニファイドの支配権を獲得するために一時休戦を提案。全ての管理者権限を持つ神で真神智会議(グノーシス)を結成し、ハーモナイアが百合薗圓に託すであろう最後の管理者権限=ハーモナイアそのものを手に入れた後、世界の覇権を賭けた最終神争ファイナル・ラグナロクで世界の支配者たる真なる神を決めることが決まった。

 以降はミーミルと組んでいる行動しているものの、自分が利用される側であることを理解している。

 「他の神よりも圧倒的に弱く設定されるという自分に科せられた理不尽な運命の理由を知る」という他の神々とは違う秘密の願いを心の裡に隠している。

 お読みくださり、ありがとうございます。

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 それでは、改めまして。カオスファンタジーシリーズ第二弾を今後ともよろしくお願い致します。


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