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百合好き悪役令嬢の異世界激闘記 〜前世で作った乙女ゲームの世界に転生した悪役令嬢が前世の因縁と今世の仲間達に振り回されながら世界の命運を懸けた戦いに巻き込まれるって一体どういうことなんだろうねぇ?〜  作者: 逢魔時 夕
Chapter 9. ブライトネス王立学園教授ローザ=ラピスラズリの過酷な日常と加速する世界情勢の章〜魔法の国事変、ペドレリーア大陸とラスパーツィ大陸を蝕む蛇、乙女ゲームの終焉〜

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Act.9-152 高難易度クエスト【ボスバトルメドレー】の8rd roundへの挑戦 scene.1

<一人称視点・ローザ・ラピスラズリ・ドゥンケルヴァルト・ライヘンバッハ・ザール・ウォルザッハ・インヴェルザード・ジードラバイル・ヒューレイツ・グラリオーサ・ビオラ=マラキア・クレセントムーン>


 十二月に入るといよいよ新年祭に向けて動き始めることになる。

 王女宮筆頭侍女として新年祭に向けた準備を進めつつ、ボクは十二月に入ってからクエストの追加を進めていた。


 全ての金シンボルを集めることで挑戦できるクエストはいくつかある。

 旧「極夜の黒狼」のアジトに乗り込み、強化された「極夜の黒狼」と連戦していく【強襲・ブラックナイト・ウルフ】、カノープスとネスト、ラピスラズリ公爵家の戦闘使用人達と連戦しながらラピスラズリ公爵邸を脱出する【激走・血塗れ公爵邸】、先代公爵家の面々とその転生者達と連戦しながらラピスラズリ公爵邸を脱出する【オールド・ラピスラズリの悪夢】、ヴェモンハルトとスザンナ達特務研究室の面々と対決する【連戦・裏の杖達】、冒険者ギルド本部に乗り込み、十二刀流バージョンのアネモネや伝説の冒険者パーティー『流離者達の茶会ウォンダリング・ティーパーティ』や強化された現役冒険者やギルドマスター達に挑む【冒険者達の逆襲】、強化された緑霊の森を舞台に多種族同盟への加盟までの一連の騒動を追体験する【緑霊の森・Very Hard Mode】、獣王決定戦の流れを再現した【獣王決定戦リターンズ】、強化されたフォトロズ最高峰を登山して山頂に待ち受けるスティーリアの討伐を目指す【真・極寒山脈】、ド=ワンド大洞窟王国の王城に乗り込み、猛者達と連戦を繰り広げる【ド=ワンド大洞窟王国攻城戦】、エナリオス海洋王国の王城に乗り込み、猛者達と激闘を繰り広げる【エナリオス海洋王国攻城戦】、フォルトナ王国の王城に乗り込み、猛者達と連戦を繰り広げる【フォルトナ王国攻城戦】、暗黒時代のルヴェリオス帝国の帝城に乗り込み、強化された治安維持組織「ヴァナルガンド」、帝国警備隊隊長ドーガ=ジークレッド、グローシィを含む「皇帝の魔剣エンペラーズ・レイヴンテイン」と連戦を繰り広げる【エンパイア・オブ・ナイトメア】、強化されたルヴェリオス共和国の主要人物達と連戦する【激戦・ルヴェリオス共和国】、迷宮統括者(ギア・マスター)達と全迷宮統括者ギアマスター・リーダーのカトリジャーヌ、アメジスタと連戦する【ギアマスター・リベンジャーズ】、強化された『這い寄る混沌の蛇』の信徒達と連戦する【連戦・這い寄る混沌の蛇の使徒達】、強化された『冥黎域の十三使徒』達と連戦する【再戦・冥黎域の十三使徒】、強化された黒の使徒達と真白雪菜に挑む【激闘・真白雪菜&黒の使徒達】、魔法の国への臨時班派遣の一件を追体験する【再戦・魔法の国】、強化された古代竜達と精霊王達に挑む【伝説への挑戦】、ミーフィリアやレミュア、ポーチュラカを含めたエルフ族の猛者達との連戦に挑む【激闘・エルフの猛者達】、強化されたブライトネス王国戦争で戦った敵達(アントローポスとエクレシアを除く)と連戦する【ブライトネス王国戦争・Very Hard Mode】、黒百合聖女神聖法神聖教会の主要人物達に挑む【黒百合聖女神聖法神聖教会攻防戦】、強化されたレイドゾーン『大穴の果てへの参道』を守護する九体のレイドボス達と連戦する【再戦・大穴の果てへの参道の守護者達】、アネモネ、マリーゴールド、ネメシア、ラナンキュラス、リーリエ――ボクの保有する五つのアカウントと連戦する【連戦・五人の戦姫達】……今後も増える予定だけど、この辺りは追加する予定だ。


 どれも歯応えがあるものばかりだけど、このいずれも一回攻略するだけで『クラブ・アスセーナ』の招待と交換できるだけのポイントが手に入るクエストではない。

 今回のアップデートの目玉となるクエストはその名も【ボスラッシュ】。その名の通り、十個のエリアに出現するボス達をただただ倒していくだけのクエストだ。


 ただ、このボスがいずれも厄介なんだよねぇ。


-----------------------------------------------

◇1re round

・【The three-necked skeleton centipede】

・【The great frost giant】

・【The flame devil king】


◇2rs round

・ナトゥーフ

・オリヴィア


◇3rd round

・アクア

・ディラン

・オニキス

・ファント

・バルトロメオ


◇4rd round

・ミスルトウ(〈精霊の仮面(エレメント・マスク)〉ver.)

・プリムヴェール


◇5rd round

・ヴェルディエ

・ディグラン

・バダヴァロート


◇6rd round

・カリエンテ

・スティーリア

・ラファール

・ポーチヴァ


◇7rd round

・ラインヴェルド

・オルパタータダ

・レジーナ


◇8rd round

・リーリエ

・ローザ


◇9rd round

・エンノイア


◇final round

・アントローポス

・エクレシア

-----------------------------------------------


 厳選した上で高性能のAIを積んだ猛者達に加え、8rd roundには青薔薇のローザとリーリエ、更に9rd roundとfinal roundには真聖なる神々(プレーローマ)が出てくる。


 エンノイアもボクとの戦いでは使用しなかった思考を司るプロパトールとエンノイアのみが有する指定した単体に対して百秒後に回避不能な防御無視の即死級ダメージを与える「滅びの未来予知プレーローマ・パーディション」まで使うかなりの強敵に仕上がっている。まあ、いずれにしても蘇生系の能力や魔法、アイテムを持っていなければ敗北する相手が揃い踏みって感じだねぇ。まあ、使われる前に強引にHPをゼロにすればいいんだけど……現実的じゃないねぇ。


「圓さん、このお仕事に着手したのって十二月の二日ですよね? 四日後には全ての追加クエストを用意してテストって早過ぎじゃありませんか?」


「まあ、始めたらついつい楽しくなっちゃってねぇ。丸三日使ってクエスト全て作っちゃった」


 クエストの設定画面を呆れた顔でボクと一緒に覗いているのはたまたまバトル・クエストに来ていたエリカだ。

 エリカは司書試験の勉強の傍ら、一定の実力を示して時空騎士(クロノス・マスター)に認定された。まあ、爵位は同盟貴族の中でも最下層の同盟男爵(バロン)なんだけど。


 そんなエリカはバトル・クエストを起点にポイントを貯めているらしい。ハイリスク・ハイリターンを徹底的に避け、ローリスク・ローリターンなクエストを数こなすという堅実な方法だねぇ。まあ、こっちの方が実はポイントが貯まりやすいんだけど。


「……あの、それで、なんで私が全く関係のない追加クエストの設定画面を見させられているのでしょうか?」


「別に関係ないってことないでしょう? さっきも言ったけど、これからテストプレイなんだ。そこで、折角だから他の人の意見を聞きたいと思ってねぇ」


「……でも、金シンボルを全て獲得した人向けのクエストですよね? これ」


「うん、そうだねぇ」


「私じゃ絶対死にますって! 一応、元マフィアですけど、マフィアだからどうこうなるクエストじゃ絶対ないですから!!」


「大丈夫だって、守るから。協力してくれたら新星劇場(テアトル・ノヴァ)のミッテルロージェを一回分プレゼントするからさ」


「……本当にこういう時ってイケメンな顔しますよね。別に挑戦して減るものもありませんし、み、ミッテルロージェ席を一回分用意してもらえるのであれば協力することも吝かではありません! というか、お願します! 協力させてください!!」


 エリカさんって本当単純……分かりやすい子だねぇ。扱いやすくて……なんでもないです。


「まあ、流石に全て挑戦って訳にはいかないし、9rd roundとfinal roundは終わった後でボクの方で試しておくよ。流石に連戦はきついと思うし、8rd roundをボクと一緒に試して感想聞かせてくれるとありがたいな」


「8rd round……ローザ様とリーリエ様ですか!? ひ、一人でも恐ろしいのに……」


「他のメンバーも基本的にしっかりと連携取れるようにAI組んでいるし、どれ選んでも強敵間違い無しだよ。諦めて覚悟を決めようよ。ほら、結局勝っても負けてもミッテルロージェを一回分もらえるんだからさ」


「そ、そうなんですけど……わ、分かりました! 覚悟決めました! 決めましたよ! こうなったら二人とも倒すくらいの覚悟で挑みます! 挑んでやりますよ!!」


 やる気を出してくれて何よりだ。わざわざ、エリカを狙い撃ちして声を掛けた甲斐があったよ。

 実はエリカが戦う姿を見たことがなくてねぇ。実力示して時空騎士(クロノス・マスター)になった時にもその場に同席しなかったし。

 だから、エリカがどれくらい戦えるのかを見ておきたくて話を持ちかけたんだ。


 アネモネとしてガネットファミリーのアジトでもあるガネット商会本店に足を運んだ初対面の時に一触即発になりそうだったけど、結局、戦うことは無かった。

 あれから更に強くなっているだろうけど、根本の部分は変わっていない筈。今後、共闘する機会があるかもしれないし、実力と戦闘スタイルはやっぱり把握しておきたいよねぇ。

 お読みくださり、ありがとうございます。

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 それでは、改めまして。カオスファンタジーシリーズ第二弾を今後ともよろしくお願い致します。


※本作はコラボ企画対象のテクストとなります。もし、コラボしたい! という方がいらっしゃいましたら、メッセージか感想欄でお声掛けください。

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