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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

紅い薔薇

作者: 璃桜

挨拶 & 注意事項



どうも、璃桜です

今回の話は誰も幸せになりません

ただただ暗いです

すいません


・暗い

・駄作

・文才皆無

・暗い

・少し残酷な描写があります

・そして暗い

(大事なことなので三回言いました)


注意事項にも書かせていただいているのですが

少し残酷な描写があります

苦手だと言う方は戻ってください


それでも良いよという心広い人


僕の駄文をお楽しみください

目を開けると、そこには

いつもと同じ景色が広がっていた


目を開けて一番に飛び込んで来るのは

今にも破れそうなボロボロのテントの屋根


ふと視線を右にずらす。

そこには机があり何かが立て掛けてある

それは昨日の晩に研いで切れ味の良くなった剣


少し視線を上に向けると

雑に吊るされていたのは紅い鎧


その紅い色は今からその鎧に降り注ぐ

敵の血を誤魔化すためか


そう言えばこの紅い色をあの人は

勇者や主人公の色だって言ってたっけ


「何昔の事思い出してんだろ私…」


もう笑い合えることなんて出来ないのに


…そろそろ起きなくちゃな


私はむっくりと起き上がり

身支度を済ます

さして美味しくもない携帯食を

噛みちぎり水で流し込む


元々少ない荷物はまとめるのに

5分もいらなかった


起き出していた仲間達に

私は大声で本日の予定を述べた


「今日の任務は隣国の王の暗殺だ

 これでこの戦争は終わりを迎える

 皆最後まで気を緩めないよう!」


私の声を聞いた瞬間皆の手が止まる

そして全員私の方を向いて敬礼をし


『ハッ!!』


と声を揃えて言った


「それでは諸君!我が王国に栄光あれ!!」


『我が王国に栄光あれ!!』





国の中心部に向かう際に小さな女の子が

『おかあさんをかえしてぇ!』と叫びながら

私に向かって走ってきた

躊躇無く突き刺す

女の子の血で紅く染まった髪は

朝日に照らされてキラキラと輝いていた


あの人は紅が好きだったよな

紅い薔薇の花みたいな紅が


「ローズ隊長…どうかされましたか?」


私は女の子を刺した後暫く固まっていた様だ


「あぁ、何でもない

 行こうか」


王宮に着くと王の護衛達が行く手を塞いできた


「そこを退いてはくれないだろうか」


あえて私は笑顔を作らず淡々と言った


「黙れ!

 紅い鎧に包まれた紅の死神が」


「紅の死神ねぇ…」


私は部下を先に行かせる為に

私に注目を集め攻撃を開始した


案外相手は弱くすぐに終わった


私が向かった頃には

国王の服は紅く染まったまま

動かなくなっていた


しかし奥の方でまだ鉄のぶつかり合う音がする


そこにはあの人が

私の部下と戦っている最中だった


「どけ!!」


私の部下に向かって

切りかかろうとしていた奴を弾き飛ばす


「お前達!下がれ!

 他の敵兵を捕らえろ!」


『ハッ!』


出て行くのを見届けると

迷わずあの人の胸にむかって走り寄り


…剣で突き刺した


「…ローズ」


「…。」


「    」


「…ッ」


ドサッ……カラン


大きな部屋の中で重いものが落ちる音と

鉄製の何かが落ちる音がした


「…任務 完了」


帰り来た道を帰っていた私は

あの女の子に抱きついている男の子を見つけた


「おねえちゃん…おねえちゃん…おねえちゃん…おねえちゃん…おねえちゃん…おねえちゃん…おねえちゃん…おねえちゃん…おねえちゃん…おねえちゃん…おねえちゃん…おねえちゃん…おねえちゃん…おねえちゃん…おねえちゃん…おねえちゃん…おねえちゃん…おねえちゃん…おねえちゃん…おねえちゃん…おねえちゃん…おねえちゃん…おねえちゃん…おねえちゃん」


口の中で呪文のように唱える彼は

目が潰れていた

きっと彼には何も見えていないだろう


私は…

私の国の人達のために

他の国の人達を殺す

私の国を守るために

他の国を壊す


それのお陰で


私の愛した人は

紅が好きだったあの人は

ここの国の王子は


私の国民達の為に

私が殺した


私は何を守りたくて

この剣を振るうのだろう


私達の正当防衛と言う名の剣は

誰を守っているのだろう


今まで私は

私の愛した人の流した紅を

私が壊した人々の流した紅を

毎日のように着ていた


あの人はこの紅を勇者の色といった

今日殺した奴はこの紅を死神の色といった


私はあの人が言った紅を纏うには

少し穢れすぎた

今日殺した奴が言った紅を纏うには

今の私はちょうど良いだろう






私は何の為に

この剣を振るうのだろう


私達の正義と言う名の剣は

誰の為に振るうのだろう


一人を守るために

私は世界をも滅ぼすのだろうか


私は最後にこの剣で守るのは

もう、あの人じゃない


ならば

"もう二度と沢山の人が

殺されないように"

と守るのは

私が最後にこの剣で守るのは…


私が最後にこの剣で壊すのは…





ある国の中で

それはそれは美しい紅い色を纏った人間が

それはそれは美しい紅い薔薇の花弁を散らした























































































あの人は私に殺される瞬間

微笑んだ

そして

「守らなければならないものを守って」

と私に言った

私は貴方の約束を守れたかしら?


ねぇ今からそっちに行くから

その時はちゃんと私に謝らせてね

私の愛しい人…

ここまで読んで下さりありがとうございました

いかがでしたでしょうか

まだまだ使い方がわからないまま

投稿したのでおかしい部分があれば

言って下さると嬉しいです


薔薇の花言葉


紅い薔薇999本

『何度生まれ変わっても貴方を愛する』

15本の薔薇

『ごめんなさい』

紅い萎れた薔薇

『儚い』


※僕の投稿する作品の殆どは

 ハッピーエンドがありません

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