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残念美人の日常  作者: のんの
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残念美人が風邪を引いた件について【鈴×莉奈バージョン】

朝教室にて


「おはっズビッよーズビッ」

朝教室に入ってきた鈴はマスクをして冷えピタを額に貼り付けたザ・病人スタイルだった。目もどこかうつろで放っておくと今にも倒れそうだ。

『いやおはようじゃないでしょ…明らか風邪引いてるし近寄らないで。』

「えっひどズビッい」

『さっきから言葉まともに言えてないしやっぱり帰った方がいいと思うけど。…ボソッ移されたくないし。』

「えっ後半丸聞こえなんだけど…あれ前半なんて言った?よく聞こえなかったや。」

『末期?』

「え?松の木?」

『ごめん殴っていいかな?』

「いや私を殴っていいのは天使だけだから!」

『そこは聞こえるんだ。』

「いや聞こえなかったけどなんとなくそう言いそうな気がした。」

『えっじゃあ今も?』

「今じゃあ今もって言った?だとしたらうんそうだよ。」

『……鳥肌立ってきた…』

「えっなんて?」

『私テレパシーとか求めてない。』

「ん??」

『か・え・れ!』

「えーまだ天使に会って…」

『先生!鈴が体調悪いって言ってるので帰らせてあげてください!』

「あら大変じゃない!親御さんには電話しておくから迎えにこられるまで保健室で休みなさい!さっ行くわよ!」

「えっ私は天使に…」

ズルズル…

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