残念美人の親友はツンデレかもしれない件について
朝教室にて
「おはよー早希!あのね!この前天使がさー…」
いつものように延々と花音ちゃんの話をしだす鈴。その話をぼーっと聞きながら常々思っていたことを口に出す。
『鈴って本当花音ちゃん大好きだよねー。』
「えっ嫉妬?」
『は?(マジトーン)』
「いっいやなんでもないです。」
『…でもさーなんでそんなに花音ちゃん大好きなの?』
「え?天使を愛するのは全人類の義務だよ?」
『えっそんな義務ないよね?』
「え?」
『え?』
「…でもなんで急にそんなこと言い出したの?私が天使を好きなのは周知の事実でしょ?」
『あっ自覚あるんだ。』
「あるよ?直す気はないけど。」
『……なんとなく言ってみただけだよ。まあ今更なんだけどね。』
「なんとなくかーでも好きに理由はいらないよね!」
『…かっこよく決めたつもりかもしれないけど決まってないよ。』
「やっぱり天使じゃないと決まらないかー。」
『花音ちゃんそんなこと言わないと思うし言っても決まらないと思う。』
「いやいや天使はなんでも出来るからね。」
『それもはや神だよね?』
「うんうんそうとも言うねー。」
『…話戻すけど花音ちゃんのこと天使って言ってるなら今この時間も花音ちゃんのところに行けばいいのに。』
「?何で?」
『えっだって好きならずっと一緒にいたいと思うでしょ?』
「うーんまあそうだね。」
『じゃあ好きじゃないってこと?』
「まさか!…でも…うーんなんていうか私は今この時間も好きなんだよね。」
『?そうなんだ?』
「そう!だから天使との時間も大事だけど早希のことも天使と同じぐらい大好きだから私にとっては2人のどっちといる時間も同じぐらい大事なの!」
『なっ!///あっありがとう…』
「え!?早希が照れた!?」
『て、照れてない!』
「…(早希ってもしかして…いやもしかしなくても……ツンデレ?)」




