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残念美人の日常  作者: のんの
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残念美人が天使に会った件について

朝廊下にて


「あっ鈴ちゃん!おはよう〜。」

その時天使が降臨した。

『可愛すぎか!!!』

思わず肩にかけていた手さげを廊下に叩きつける。ベキッという音がしたのは気のせいだと信じたい。

挨拶をした途端手さげを廊下に叩きつけた私を見て当然天使は驚く。

「えっ!?どうしたの鈴ちゃん!大丈夫?」

それでも引くことはなく心配までしてくれるこの天使はもはや天使以外の何者でもない。

『大丈夫大丈夫。ちょっと生死(天界と下界)を彷徨っただけだから。』

「ええっ!?本当に大丈夫?何かあったら言ってね?いつでも力になるから!」

そう言ってグッと胸の前で拳を握る天使は天使を超えていた。

『グハッ』

パタッ

「えっ!!?鈴ちゃん!?いきなり倒れてどうしたの!?先生呼んできた方がいい?大丈夫!?」

結果、天使はどこまでも天使だった。

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