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霊能者(仮)の僕には、霊力がないのだとっ?!  作者: レイジ
第二章 見覚えのある絵
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1話 お姉さんの頼み事

救われるのか、それとも、もっと深い深淵に落ちていくのか――



「どうした?こんなに慌てて」


「バーゲンよ!朔夜君は荷物番。レンカちゃんも商店街に行ってみない?」


「…行くの」


レンカちゃんは元気なさそうに目を揉んだ。


「おいおい、なぜ勝手に荷物番をやらされたのか?!」


「いいじゃないか。どうせ暇なんでしょ?」


「…賛成なの、兄さんは?」


「やれやれ、いつから同じ釜の飯を食うことになったのか…」



三人で一緒に出かける。


初春のそよ風が頬をなで、なんとなく僕も少し気が楽になった。


正直、久しぶりに気晴らしになった。今までよく思い煩った僕は…。これから何事もなく過ごすといいなぁ、たとえ一時的にせよ…


思い出すと今でも恐ろしい、レンカちゃんは霊力が暴走したことに。でも、どうしてその光が僕の体を通り抜けたけど、傷つけてくることではなかったか。


霊力が満ち溢れている人だからこそ、自分の霊力を制御することができないこともあるが、今までこんな人も何人もいなかった。


「洋服を買いたい?服選び手伝おうか」


「うん。姉さん、ありがと」


彼女たち二人では話し合い、かえって僕は冷遇されました。


「今日はレンカちゃんとよくこのあたりをぶらぶらするよ。楽しみにしてね」



間もなく駅に着き、電車に乗って…


2つ目の駅に降り、しばらく歩くと商店街に出た。


ここの商店街は少しにぎやかで、平日でもたくさんの人が出入りしている。


財布を見たら…


「レンカちゃん、本当に必要なものだったら買うけど、買いすぎじゃいけないな」


レンカちゃんにも、ついでに葵姉さんにも注意を与えた。


レンカちゃんの買い物には僕が支払うことは、今持っているお金はだいたいできるけど、収入源がなくなった以上、少なくとも節約する必要がある。


「兄さん、分かった。」


「そうそう、私がいるから、朔夜君は安心してね」


…葵姉さんがいるからこそ、安心できないよな。


何時の間にか、葵姉さんはもう先にある洋服屋に入った。


「ったく、自分一人で先に行ってしまったなんて…。レンカちゃん、僕らも」


ついていくよりほかはないだろう。


「うん、兄さん。買い物に行こう!」


レンカちゃんの手を繋いで、洋服屋へ行こうとする時、何気なく商店街の片隅にあるアンティーク店を見かけた。


確か前回来た時、あの店がなかったが、新しくオープンしたのか?


この商店街にはがアンティーク店いくつかがある。


この辺りではほとんどのアンティーク店に入ったことがある。


しかし、客があまりいないのは、あの店だけみたいだ。


なんかおかしいような気がする。


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