盲導犬ズン太
童話っぽかったので枯れ木も山のにぎわい?(アンゴルモア風)
綺麗な花の香り
グーっと背伸びしてみる
私は目が見えない
その分鼻や耳は良い
外に出るとき
少し怖い 盲導犬のズン太が
側にいてくれるけど
プーっとクラクションの音がした
私のせい?と被害妄想する信号交差点
ズン太は私の友達で私の恋人
ワンでおすわりトゥーでお手スリーで回る
そんなズン太が死んだ
私の家で
冷たくなった躯に信じられない思いの前に
涙が溢れてくる
私は目を見開いた 影の中に温もりを残した
暗闇は私の悲しみの赤い心臓を黒く染めていった
私は死ぬ事にしました
だって私のたった1匹の理解者だったのだもの
さようなら 天国で会えるかな
事件は盲の女性が車に轢かれたと小さな
ニュースになった
私を轢いた人ゴメンナサイ
他に方法は無かったの
私には病院のベッドが天国の雲の様に思えた
もし叶うなら貴方の瞳を見つめたかった ズン太