3*校内支援記録 児童の生活状況および観察所見
校内支援記録:児童の生活状況および観察所見
対象児童: 春川 ちづる(小学6年生)
作成日: 2012年5月24日
作成者: 養護教諭 佐々木 裕香
対象機関: 卜部市立浪川小学校
1. 家庭環境および生活実態
生活リズム: 住居内では昼夜を問わず照明やテレビが常時使用されており、睡眠・覚醒のサイクルや生活のメリハリが欠如している。
食生活: 家族団欒の機会はなく、個食が常態化している。食事は各人が自己調達する形態であり、保護者からは一日1,000円が提供されるのみであるなど、栄養管理や食育の観点から適切な養育環境とは言い難い。
家庭状況: 両親は家庭内別居の状態にあり、父親は夜間勤務が主である。地域や親族からの支援体制はなく、社会的に孤立した環境にある。
生活習慣: 物品の定位置管理、入浴等の基本的な生活習慣が定着しておらず、自律的な生活を送るための基盤が脆弱である。
2. 児童の行動観察および特性
対人関係・危機管理: 本来、警戒すべき場面においても危機感や恐怖心を抱く様子が薄く、好奇心が先行する傾向がある。不快な状況や危険な事態に際しても、自発的な回避行動や改善を求める意欲が乏しく、不測の事態に巻き込まれる高いリスクが危惧される。
学校生活への適応: 約束事の遵守や周囲への関心が希薄であり、忘れ物や遅刻が常態化している。生活習慣の不規則さが学習や集団生活における困難の要因となっている。
3. 今後の対応方針
上記の実態から、児童の心身の健全な発達および安全確保において重大な懸念があると判断する。早急に担任および管理職と情報を共有し、以下の対応を組織的に進めるものとする。
安全確保のための見守り体制の強化: 登下校時および放課後の行動について、校内での注視を継続する。
家庭への働きかけ: 保護者との対話を継続し、基本的な生活習慣の確立および適切な養育環境の改善を粘り強く指導・支援する。
関係機関との連携: 改善が見られない場合、または安全上の重大な懸念が継続する場合は、児童相談所や地域支援センター等の外部専門機関との連携を視野に入れ、早期に具体的な支援計画を策定する。




