表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
凡人高校生、現代ダンジョンで最強パーティーを目指す ~レベル1からの努力と絆~  作者: 寝不足魔王


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

9/11

第9話 パーティー結成! 白峰凛加入


―― 学校の朝、探索部室 ――


朝の探索部室は、いつもより少し緊張と期待で満ちていた。


高橋先生が大きな笑顔で4人を迎え、テーブルに分厚い申請書を広げた。


「よし、みんな揃ったな! これで4人だ。星ヶ丘高校探索部として正式にパーティー登録ができるぞ! 政府の探索者ギルドにも申請すれば、ランキングにも載るようになる。今日中に提出しよう!」


花が目をキラキラさせて手を叩いた。


「やったー! これで正式に最強パーティーだね! 凛さんも一緒に登録しよう!」


剛が拳を握りしめて大声を出した。


「兄貴! ついに本格的に始まるぜ! 俺、絶対にみんなの盾になるからな!」


凛が少し照れくさそうに、でもはっきりとした声で言った。


「…私も、よろしくお願いします」


俺は胸の奥が熱くなって、みんなの顔を順番に見回した。


「うん、みんなで最強を目指そう! 凡人の俺でも、4人ならどこまでも行ける」


先生がペンを渡しながら笑った。


「佐藤、お前がリーダーだ。名前を書け」


4人で順番にサインをした瞬間、部室に拍手が響いた。


先生が申請書を封筒に入れながら言った。


「これで正式パーティーだ。明日にはギルドに届くぞ。おめでとう!」


―― 放課後、廃墟ダンジョン入口 ――


放課後、4人でいつもの廃墟ダンジョンに入った。


今日は「正式パーティー初の連携練習」と銘打って、2階層から3階層へ挑戦。


凛の解析の眼が光り、敵の弱点を瞬時に共有してくれる。


「前方にゴブリン群。弱点は首元と膝です」


花が軽やかステップで飛び出し、流星剣を連発。


剛が鉄壁の盾で正面から受け止め、突進の咆哮で敵を引きつける。


俺は指揮の鼓動を最大に発動させ、みんなの動きを強化した。


「花、右から回り込んで! 剛、耐えて! 凛、回復タイミングを合わせて!」


息が上がる中、努力の結晶が体の中で全力回転。


汗が目に入る、腕が重い、肺が熱い。


でも、凡人の俺が今できる全てを注ぎ込む。


「まだいける……みんな、諦めない!」


花が笑顔で叫んだ。


「これなら本当に最強になれる! 凛さんのスキルがパーティーを一気に強くしてるよ!」


剛が興奮して笑った。


「兄貴の指揮が神! 凛ちゃんの解析も最高だぜ!」


凛が少し頰を赤らめて、小さく微笑んだ。


「…みんなのおかげです。一緒にいると、初めて心強いと感じました」


―― 廃墟ダンジョン中層、午後 ――


突然、地面が激しく揺れた。


大規模スライムウェーブが発生した。


数十体のスライムが波のように一気に押し寄せてくる。


「みんな、総力戦だ! 絶対に負けない!」


俺が声を張り上げた。


スライムが四方八方から襲ってくる。


剛が盾で壁を作り、花が流星剣で範囲を切り開く。


凛が癒しの光を全体に展開しながら、解析の眼で弱点を連続表示。


「左の群れが弱いです! 今です!」


俺は努力の結晶を限界まで回した。


集中力強化、耐久の意志、成長の種——全てを同時に発動。


体が悲鳴を上げる。


息が切れる。


でも、4人の絆が俺を支えてくれる。


「花、右翼を! 剛、中央を! 凛、俺を回復!」


4人の息が完全に一つになった瞬間——


スライムウェーブが一掃された。


【経験値獲得】

【レベルが9に上昇しました】


【努力の結晶 Lv2に上昇。パーティー共有効果が解放されました】


勝利の余韻の中、ダンジョン出口へ向かった。


―― ダンジョン出口、夕方 ――


夕陽がオレンジ色に差し込む出口で、凛が立ち止まった。


彼女は少し緊張した顔で、俺たち3人に向き直った。


「……私も、このパーティーに仲間に入れてください」


声は静かだったけど、強い決意が込められていた。


花がすぐに駆け寄って抱きついた。


「凛さん! やったね! 4人パーティーだよ! これからずっと一緒に!」


剛が笑顔で肩をバンバン叩いた。


「ようこそ、凛ちゃん! これで俺たち最強だぜ!」


俺は満面の笑みで手を差し伸べた。


「ようこそ、凛。最強パーティー、始まるぞ!」


4人で大きなハイタッチをした。


夕陽の下、笑い声が響いた。


―― 加入決定直後、学校女子トイレ ――


加入決定直後、花と凛が女子トイレで少しだけ立ち話をした。


花が明るく手を握って言った。


「凛さん、今日から本当に仲間だね。なんか嬉しい!」


凛が初めて心から微笑んだ。


「花さんみたいに明るくて優しい人がいて…本当に嬉しいです。これからも、よろしくお願いします」


二人は自然と笑い合い、固い絆を感じていた。


―― 夜、自宅リビング ――


夜、自宅のリビングで俺はステータス画面を開いた。


【努力の結晶 Lv2】

・パーティー共有効果解放:仲間全員の成長速度が1.2倍に


俺は小さく拳を握った。


「みんなと一緒なら、どこまでも行ける」


弟のゆうたが飛びついてきた。


「兄ちゃん、最強パーティーになったんだって!? 動画見せてよ!」


母の恵子さんが優しく微笑んだ。


「健太、友達が増えて本当によかったわね」


俺は家族の温かさに包まれながら、心の中で誓った。


(この4人で、最強パーティーになる。絶対に)


これが、俺たちの本当の始まりだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ