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凡人高校生、現代ダンジョンで最強パーティーを目指す ~レベル1からの努力と絆~  作者: 寝不足魔王


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第5話 探索部顧問の登場と、入部決定

翌日の朝。


学校に着くと、すぐに担任の先生から呼び出しがかかった。


「佐藤、桜井、大山。放課後、職員室に来なさい。高橋先生が待ってるよ」


俺たちは顔を見合わせた。


高橋先生――最近赴任したばかりの30代の熱血教師で、元探索者らしいという噂は聞いていた。


放課後。


職員室に入ると、短髪でがっしりした体格の男が満面の笑みで立っていた。


「君たちか! 廃墟で頑張ってる探索者3人組は!」


高橋先生は大きな声で俺たちの肩をバンバン叩いてくる。


「本当か! 君たちの連携、俺も遠くから見てたぞ! 素晴らしい!」


俺は少し驚きながら「え、先生が見てたんですか……」と呟いた。


先生はニヤリと笑って説明を始めた。


「俺は星ヶ丘高校探索部の顧問だ。学校が最近ダンジョン探索を公認したんだよ。

部活動として登録すれば、装備の貸与や安全対策、先生のサポートが受けられる。

どうだ? 入ってみないか?」


花が目を輝かせた。


「本当ですか!? 私たち、3人で最強パーティー目指してるんです!」


剛も拳を握って興奮。


「マジすか! 先生、俺たち全力で頑張ります!」


俺は少し迷ったけど、みんなの顔を見て頷いた。


「じゃあ……入部します」


先生は大喜びで入部届を用意してくれた。


「よし! これで正式に探索部だ! 部室も案内するぞ!」


探索部室は校舎の端にある少し古い教室だった。


中には簡易的な防具や地図、回復ポーションのサンプル、ダンジョン攻略の参考書が置いてある。


「わあ……本格的!」


花が嬉しそうに本を手に取る。


剛は盾型の練習用具を触ってニヤニヤ。


先生が胸を張った。


「これから毎日活動できる。危険な時は俺が駆けつける。

君たちの絆と努力は本物だ。俺も全力でサポートするぞ!」


その言葉が胸に響いた。


「はい!」


3人で声を揃えて返事した。


先生は満足そうに頷いて、すぐに校庭へ連れて行った。


「入部初日だ! 基礎トレーニングから始めよう!」


校庭で走り込み、連携確認、簡単な模擬戦。


俺は一番長く動き続けた。


「まだ……いける……!」


息が上がる。足が重い。汗がシャツをびしょびしょにする。


でも、努力の結晶が体を後押ししてくれる。


周りの生徒たちが「佐藤たち、すごいな……」と見ているのも気にならなかった。


花が息を切らしながら隣を走る。


「ケンタくん、すごい……私も負けないよ!」


剛が大声で励ます。


「兄貴、最高! 俺ももっと頑張る!」


トレーニングが終わると、3人ともヘトヘトだったけど、笑顔だった。


先生が俺の背中を叩いた。


「佐藤、お前がみんなを引っ張ってるな。素晴らしいリーダーだ!」


花と目が合った瞬間、彼女は少し頰を赤らめて微笑んだ。


俺も自然と笑みがこぼれた。


正式に入部手続きが完了した。


教室に戻ると、クラスメイトたちがざわついていた。


「佐藤たち、探索部入ったらしいぞ」


「マジ? 凡人3人組が本気出すってことか?」


俺たちは少し照れくさくなりながらも、胸を張った。


これで、学校生活とダンジョン探索の両立が始まる。


家に帰る道で、花が小さく呟いた。


「明日、転校生が来るって先生が言ってたね。どんな人かな……」


俺はなんとなく胸騒ぎがした。


新しい出会いが、俺たちのパーティーをさらに強くしてくれる予感がした。

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